ゲーム実況や解説動画、作業動画の録画で人気の無料ソフト「OBS Studio」ですが、
「録画すると画質が悪い」「YouTubeに上げるとボケる」と悩む人は少なくありません。
この記事では、OBSの録画機能を使って、できるだけ高画質で録画する設定方法を
初心者にもわかりやすく解説します。
OBSで録画画質が悪くなる主な原因
- ビットレートが低すぎる
- 出力解像度が小さい
- エンコーダ設定が合っていない
- フレームレート(FPS)が不足している
OBSは初期設定のままでも録画できますが、
高画質録画には細かい設定の見直しが必須です。
OBS高画質録画の基本設定
設定画面の開き方
OBSを起動 → 右下の「設定」をクリックします。
出力設定(画質に最も影響する項目)
出力モードを「詳細」に変更
設定 → 出力 → 出力モードを「詳細」に変更してください。
録画タブのおすすめ設定
録画パス
保存先はSSD推奨です。
高ビットレート録画ではHDDだとカクつくことがあります。
録画フォーマット
mkv(推奨)
録画中にOBSが落ちてもファイルが壊れにくく、後からmp4へ変換可能です。
エンコーダの選び方(超重要)
NVIDIA GPUを使っている場合
NVENC (new) を選択してください。
- 高画質
- CPU負荷が軽い
- ゲーム実況に最適
GPUが弱い・非搭載の場合
x264 を選択します。
CPU性能が高い人向けですが、負荷は高めです。
レート制御(高画質の決め手)
NVENCの場合
- レート制御:CQP
- CQ値:18〜22
数値が小さいほど高画質になりますが、ファイルサイズは大きくなります。
x264の場合
- レート制御:CRF
- CRF値:16〜20
映像設定(解像度・FPS)
基本解像度(キャンバス)
1920×1080(フルHD)
出力解像度
1920×1080(PC性能が低い場合は1280×720でも可)
FPS(フレームレート)
- ゲーム実況:60fps
- 解説・作業動画:30fps
高画質に見せるための追加設定
スケーリングフィルタ
Lanczos(36サンプル)
細部がシャープになり、映像がくっきりします。
音声ビットレート
設定 → 出力 → 音声
160kbps以上を推奨します。
録画後にmp4へ変換する方法
OBS上部メニュー → ファイル → 録画を再多重化
mkvからmp4へ画質劣化なしで変換可能です。
OBS高画質録画おすすめ設定まとめ
| 項目 | 設定内容 |
|---|---|
| 出力モード | 詳細 |
| 録画形式 | mkv |
| エンコーダ | NVENC (new) |
| レート制御 | CQP |
| CQ値 | 18〜22 |
| 解像度 | 1920×1080 |
| FPS | 60 |
まとめ|OBSは設定次第でプロ並み画質になる
OBSは無料ながら非常に高性能な録画ソフトです。
今回紹介した設定を行うことで、YouTube投稿やゲーム実況でも
ワンランク上の高画質録画が可能になります。
ぜひ自分のPC環境に合わせて、最適な設定を見つけてみてください。