複数サイト向けレンタルサーバーの選び方|運営に必要な5つの条件

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「1つのレンタルサーバーで複数サイトを運営できるの?」「独自ドメインが無制限なら、何サイトでも作れるのだろうか?」「サイトが増えた時に、容量やバックアップが足りるか不安……」

このような疑問を感じていませんか。

この記事では、複数サイト運営に向くレンタルサーバーの条件と、契約前に確認したい注意点を解説します。

▶本記事の概要

  • 複数サイト運営に向くレンタルサーバーの条件
  • 独自ドメイン数とデータベース数の確認方法
  • 容量とサーバー性能の目安
  • 複数サイトのバックアップで確認すること
  • 複数サイトを管理しやすい管理画面の機能
  • 1つのレンタルサーバーで複数サイトを運営する注意点
  • まとめ

これらを解説していきます。

複数サイト運営に向くレンタルサーバーの条件

複数サイトを運営する場合は、作成可能なサイト数だけでなく、運営後の管理まで考えてレンタルサーバーを選びます。

確認項目 確認する内容
独自ドメイン数 運営予定のドメインをすべて追加できるか
データベース数 WordPressサイトごとにデータベースを用意できるか
容量 全サイトの画像・メール・バックアップを保存できるか
バックアップ 保存期間とサイトごとの復元方法が分かりやすいか
管理画面 ドメイン・SSL・WordPressをサイトごとに管理できるか

個人で2~5サイトほど運営する場合は、現在の一般的なWordPress向けプランで対応できることが多いです。ただし、画像やアクセス数が多いサイトをまとめる場合は、容量と処理性能にも余裕が必要になります。

なお、この記事では、サイトごとにWordPressを個別インストールする構成を想定しています。1つのWordPressで複数サイトを管理する「WordPressマルチサイト」とは仕組みが異なります。

複数サイトへ対応した具体的なサービスを確認したい方は、ConoHa WING・ロリポップ・エックスサーバーの比較記事も参考になると思います。

独自ドメイン数とデータベース数の確認方法

複数サイトを作成できるか判断する時は、独自ドメイン数とデータベース数を分けて確認します。

  • 追加できる独自ドメイン数を確認する
  • 作成できるデータベース数を確認する
  • 無料SSLとメールアドレスの上限を確認する

追加できる独自ドメイン数を確認する

独自ドメイン数は、レンタルサーバーへ設定できるドメインの上限です。

たとえば、5つの異なるURLでサイトを運営するなら、少なくとも5個の独自ドメインを追加できるプランが必要になります。

「独自ドメイン無制限」と書かれていれば、数の上限を気にせず追加しやすいです。ただし、無制限はサイトの表示速度や容量まで保証する意味ではありません。

また、レンタルサーバーへ追加できる数と、無料で取得・更新できる独自ドメイン数は別の項目です。無料特典が2個の場合、3個目以降のドメイン取得費用や更新費用は別に発生します。

作成できるデータベース数を確認する

WordPressは、記事、カテゴリー、設定などをデータベースへ保存します。

サイトごとにWordPressを個別管理する一般的な構成では、1サイトにつき1つのデータベースを使用することが多いです。5サイト運営するなら、5個以上のデータベースを作成できると管理しやすいでしょう。

データベース数が無制限でも、1つあたりの容量やサーバー全体のリソースに制限が設けられている場合があります。数だけでなく、データベース容量の上限も確認すると安心です。

無料SSLとメールアドレスの上限を確認する

複数の独自ドメインを利用する場合は、それぞれのサイトへ無料SSLを設定できるか確認します。

独自ドメインごとにメールアドレスを作りたい方は、メールアカウント数や保存容量も確認が必要です。サイト数が増えると、問い合わせ用や管理用のメールも増えるかもしれません。

Webデータとメールデータで同じ容量を共有するプランでは、大きな添付ファイルを残すとサイトに使える空き容量が減る可能性があります。

容量とサーバー性能の目安

複数サイトの容量は、各サイトで使用する画像、メール、データベース、バックアップを合計して考えます。

  • 全サイトの合計容量を計算する
  • ファイル数の上限を確認する
  • CPU・メモリ・アクセス制限を確認する

全サイトの合計容量を計算する

文章と圧縮画像が中心の一般的なWordPressブログなら、1サイトあたり5~20GB程度が使用量の目安になります。

たとえば、1サイトあたり10GBを使用するブログを5つ運営する場合、合計容量は50GBです。

10GB×5サイト=50GB

さらに、メールやバックアップ、一時ファイルを保存する余裕を加えます。容量の上限近くまで使用せず、将来の記事追加に備えた空きを残すと運営しやすいでしょう。

ファイル数の上限を確認する

レンタルサーバーには、保存容量とは別にファイル数の上限が設定されている場合があります。

WordPressは、本体、テーマ、プラグイン、自動生成画像など、多くのファイルで構成されています。サイト数が増えるほど合計ファイル数も増えていくでしょう。

容量が十分に残っていても、ファイル数の上限に達すると、新しい画像やファイルを保存できない可能性があります。

CPU・メモリ・アクセス制限を確認する

複数サイトのアクセスが同じ時間帯に増えると、1つのレンタルサーバーへ処理が集中します。

保存容量が大きくても、CPUやメモリが不足するとページ表示が遅くなるかもしれません。アクセス集中時の制限、リソース保証、上位プランへの変更方法も確認しておくと安心です。

アクセス数の多いサイトと小規模サイトを同じ契約へまとめる場合は、最も負荷が高いサイトを基準にプランを考えるとよいでしょう。

複数サイトのバックアップで確認すること

複数サイト運営では、バックアップの有無だけでなく、どの単位で復元できるかが重要です。

  • バックアップの対象と保存期間を確認する
  • サイトごとに復元できるか確認する
  • サーバー外にもバックアップを保存する

バックアップの対象と保存期間を確認する

自動バックアップの対象には、Webファイル、データベース、メールなどがあります。

「バックアップあり」と書かれていても、すべてのデータが対象とは限りません。保存日数、取得頻度、復元可能なデータを確認しましょう。

バックアップデータの取得や復元に料金がかかる場合もあるため、トラブル発生後の手順まで見ておくと安心です。

サイトごとに復元できるか確認する

1つのサイトだけで不具合が起きた場合に、そのサイトのファイルとデータベースだけを復元できると管理しやすいです。

サーバー全体を同じ時点へ戻す形式では、正常なほかのサイトにも影響が出る可能性があります。ドメイン単位、データベース単位、ファイル単位など、復元範囲を選べるか確認します。

サーバー外にもバックアップを保存する

すべてのサイトとバックアップを同じレンタルサーバーへ保存すると、サーバーへ接続できない時にバックアップも取り出せないかもしれません。

重要なサイトは、パソコンや外部のクラウドストレージにも定期的に保存すると復旧方法を増やせます。

バックアッププラグインを使用する場合は、全サイトの保存データがサーバー容量を圧迫していないかも確認しましょう。

複数サイトを管理しやすい管理画面の機能

サイト数が増えると、料金差よりも管理画面の使いやすさが運営の負担へ影響することがあります。

  • サイトごとに設定を切り替えられる
  • WordPressを簡単に追加できる
  • SSLとドメイン設定をまとめて管理できる
  • 使用容量とアクセス状況を確認できる
  • サイトごとに権限を分けられる

サイトごとに設定を切り替えられる

管理画面に独自ドメインの一覧があり、対象サイトを選んで設定できると操作ミスを減らしやすいです。

ファイルマネージャーでも、サイトごとの保存先が分かれていると管理しやすいでしょう。似た名前のドメインを扱う場合は、対象サイトが分かりやすく表示されるかも大切です。

WordPressを簡単に追加できる

WordPressの簡単インストール機能があれば、新しいサイトを追加する作業を減らせます。

インストール先のドメイン、データベース、SSLをまとめて設定できると、複数サイトを始めやすいと思います。既存サイトを複製できる機能がある場合は、同じ構成のサイト作成にも役立つでしょう。

SSLとドメイン設定をまとめて管理できる

独自ドメインの追加、DNS、無料SSLなどを同じ管理画面から設定できると、サイトごとの作業を整理できます。

SSLの更新が自動で行われるか、設定エラーを管理画面で確認できるかも見ておくと安心です。

使用容量とアクセス状況を確認できる

サーバー全体の容量だけでなく、ドメインごとの使用量を確認できると、容量が増えているサイトを見つけやすくなります。

アクセス数、転送量、CPU使用量などを確認できれば、上位プランへ変更する時期も判断しやすいでしょう。

サイトごとに権限を分けられる

複数人でサイトを管理する場合は、利用者ごとに操作権限を設定できると便利です。

クライアントサイトを預かる場合は、ほかのドメインやファイルへアクセスできないように分けられるか確認します。権限を分離できない場合は、契約自体を分ける方法も選択肢になるでしょう。

複数サイト向けの容量や管理機能を比べたい方は、こちらのレンタルサーバー比較から候補を確認できます。

1つのレンタルサーバーで複数サイトを運営する注意点

1契約に複数サイトをまとめると料金や管理の手間を抑えられますが、影響範囲が広くなる可能性もあります。

  • 1つのサイトの負荷がほかのサイトへ影響する場合がある
  • サーバー障害ですべてのサイトが停止する可能性がある
  • セキュリティ問題の影響が広がる場合がある
  • 移転や契約変更の作業が複雑になりやすい

1つのサイトの負荷がほかのサイトへ影響する場合がある

同じ契約内のサイトは、CPUやメモリなどのリソースを共有します。

1つのサイトへアクセスが集中したり、プラグインが高い負荷をかけたりすると、ほかのサイトの表示速度も低下するかもしれません。

サーバー障害ですべてのサイトが停止する可能性がある

複数サイトを同じサーバーへまとめると、障害やメンテナンスの際にすべてのサイトへ影響が出る可能性があります。

収益の中心になるサイトや停止させたくないサイトは、別の契約へ分けると影響範囲を小さくできます。

セキュリティ問題の影響が広がる場合がある

古いWordPressやプラグインを放置すると、不正アクセスの原因になることがあります。

サイト間のファイルが十分に分離されていない構成では、1つのサイトで発生した問題がほかへ影響するかもしれません。WordPress本体、テーマ、プラグインをサイトごとに管理することが大切です。

移転や契約変更の作業が複雑になりやすい

運営サイトが増えるほど、別のレンタルサーバーへ移転するファイルやデータベースも多くなります。

ドメイン、メール、SSL、バックアップの移行順序も確認が必要です。将来サイトを分ける可能性がある場合は、サイトごとの保存先やデータベースを整理しておくと移転しやすいでしょう。

まとめ

今回は、複数サイト運営に向くレンタルサーバーの条件を解説しました。

  • 運営予定数以上の独自ドメインを追加できるか確認する
  • WordPressサイト数に合うデータベース数を確認する
  • 全サイトの画像・メール・バックアップ容量を合計する
  • 保存可能なファイル数とサーバー性能も確認する
  • サイトごとのバックアップと復元方法を見る
  • ドメインごとに設定しやすい管理画面を選ぶ
  • 障害やセキュリティ問題の影響範囲も考える

複数サイト向けレンタルサーバーでは、独自ドメインが無制限という情報だけでは足りません。データベース数・容量・バックアップ・管理画面・処理性能まで確認すると、運営後の負担を減らしやすくなります。

具体的な申し込み先を選びたい方は、ConoHa WING・ロリポップ・エックスサーバーを比較した記事も参考にしてみてください。

独自ドメイン数やデータベース数などの仕様は、料金プランによって異なります。契約前には、各レンタルサーバーの公式サイトで最新情報をご確認ください。

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