OBSで音が二重に聞こえる原因と直し方|録画・配信対応

不具合・バク
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「OBSで録画すると、自分の声が二重に聞こえる」

「ゲーム音が重なってエコーのようになってしまう」

「OBSの音声ミキサーを見ると音は入っているけれど、録画を確認すると同じ音が2回聞こえる」

このような症状では、音声が入っていないのではなく、同じ音をOBSが複数の経路から取り込んでいる可能性があります。

特に多いのが、「設定→音声」で登録したマイクをシーン内の「音声入力キャプチャ」でも追加しているケースです。

ゲーム音についても、デスクトップ音声を有効にしたまま「アプリケーション音声キャプチャ」で同じゲームを取得すると、1つのゲーム音が二重に録音されることがあります。

なお、OBSで音そのものが入らない場合は症状が異なります。音声ミキサーが動かない、録画ファイルが無音という場合は、OBSで音が入らない原因と直し方はこちらから確認してください。

本記事では、OBSの録画・配信で音が二重になる場合に確認したい設定を、マイクとゲーム音に分けて解説します。

▶本記事の概要

  • OBSで音が二重になる主な原因
  • マイク・自分の声が二重になる時の直し方
  • ゲーム音・PC音が二重になる時の直し方
  • モニタリングとスピーカーの回り込みを確認
  • まとめ|OBSで音が二重になる時の確認順

OBSで音が二重になる主な原因

OBSで音が二重になる場合は、最初に「同じ音をどこから取り込んでいるか」を確認します。

主な原因は次の通りです。

  • 同じマイクをOBSへ2回登録している
  • デスクトップ音声と音声出力キャプチャが重複している
  • デスクトップ音声とアプリケーション音声キャプチャを併用している
  • ゲームキャプチャ側でも音声を取得している
  • OBSのオーディオモニタリング音を再びOBSが取得している
  • スピーカーの音をマイクが拾っている

OBS公式でも、同じ音声デバイスを「設定→音声」とシーン内の「音声入力キャプチャ・音声出力キャプチャ」の両方で選択すると、エコーが発生する可能性があると案内しています。

OBSで音声デバイスをシーン内のソースとして追加する場合、同じデバイスをグローバル音声でも有効にするとエコーの原因になるため、片方を無効にする方法が案内されています。
引用:OBS公式 Audio Sources

二重音声を直す基本は、同じ音を取得する経路を1つにすることです。

まずマイクなのかゲーム音なのかを確認し、それぞれの設定を見ていきます。

マイク・自分の声が二重になる時の直し方

  • 「設定→音声」のマイクを確認する
  • シーン内の音声入力キャプチャを確認する
  • 片方だけを残して録音テストする
  • 複数シーンの音声ソースも確認する

「設定→音声」のマイクを確認する

OBSを開き、「設定」→「音声」と進みます。

ここには「マイク音声」「マイク音声2」など、OBS全体で使用する音声デバイスを指定する項目があります。

例えばUSBマイクを「マイク音声」に設定している場合、そのマイクはOBS全体で取得されています。

この状態でさらにシーン内へ同じUSBマイクを追加すると、同じ声が2つのソースから入る可能性があります。

シーン内の「音声入力キャプチャ」を確認する

次にOBSメイン画面の「ソース」を確認してください。

次のような名前のソースがある場合は、プロパティを開いて使用しているデバイスを確認します。

  • 音声入力キャプチャ
  • マイク
  • USBマイク
  • Mic

ソース名は自分で変更できるため、名前だけでは判断できないことがあります。

プロパティを開き、「デバイス」に先ほどの「設定→音声」と同じマイクが表示されていないか見てください。

同じマイクが両方に設定されている場合は、どちらか一方から取得する構成に変更します。

グローバル音声かシーン内ソースのどちらかに統一する

設定方法は大きく2通りあります。

すべてのシーンで同じマイクを使用する場合は、「設定→音声」でマイクを登録し、シーン内の音声入力キャプチャを削除する方法があります。

反対に、シーンごとに使用するマイクを変えたい場合は、「設定→音声」のマイクを無効にして、必要なシーンへ音声入力キャプチャを追加すると管理しやすいでしょう。

どちらが正解というわけではなく、同じデバイスを二重に取得しないことが大切です。

ミキサーのメーターで確認する

マイクへ声を出しながらOBSの音声ミキサーを見てください。

同じタイミングで「マイク」と「音声入力キャプチャ」の2本がほぼ同じ動きをしている場合は、同じマイクを二重に取得している可能性があります。

片方をミュートして短い録音テストを行い、二重音声が消えるか比較すると判断しやすいですね。

反対にマイクのメーター自体が動かない場合は、二重音声ではなく入力設定の問題です。その場合はOBSで音声が入らない時の確認方法はこちらも参考になると思います。

ゲーム音・PC音が二重になる時の直し方

  • デスクトップ音声を確認する
  • アプリケーション音声キャプチャを確認する
  • ゲームキャプチャ側の音声取得を確認する
  • 同じゲーム音を取得する方法を1つに絞る

デスクトップ音声とアプリケーション音声キャプチャを確認する

ゲーム音が二重に聞こえる場合は、デスクトップ音声とアプリケーション音声キャプチャの重複を最初に確認します。

「デスクトップ音声」は、指定したスピーカーやヘッドホンへ出力されているPC音声をまとめて取得する方法です。

一方の「アプリケーション音声キャプチャ」は、ゲームやブラウザなど指定したアプリの音だけを取得できます。

例えばゲーム音がヘッドホンから再生されている場合、次の2つを同時に有効にすると同じ音が重複することがあります。

  • デスクトップ音声でヘッドホンの出力を取得
  • アプリケーション音声キャプチャで同じゲームを取得

OBS公式でも、アプリケーション音声キャプチャを利用する場合は、エコーを避けるためにグローバルのデスクトップ音声を無効にする方法が案内されています。

アプリケーション音声キャプチャを使用する場合、同じ音をデスクトップ音声でも取得すると重複するため、グローバルのDesktop Audioを無効にする方法が案内されています。
引用:OBS公式 Application Audio Capture Guide

アプリごとに音を分けるならデスクトップ音声を無効にする

ゲーム・Discord・ブラウザなどを個別に管理したい場合は、アプリケーション音声キャプチャを利用すると整理しやすくなります。

この構成では、「設定→音声」にあるデスクトップ音声を「無効」へ変更し、必要なアプリだけをソースとして追加します。

  1. OBSの「設定」を開く
  2. 「音声」を選択する
  3. デスクトップ音声を「無効」にする
  4. ソースの「+」をクリックする
  5. 「アプリケーション音声キャプチャ」を追加する
  6. 録音したいゲームやアプリを指定する

この方法なら、Discordの通話音声を配信へ入れない、ゲーム音だけ音量を下げるといった調整もしやすくなります。

逆にPCで鳴っている音をまとめて録音したい場合は、デスクトップ音声だけを使い、アプリケーション音声キャプチャを削除する方法でも問題ありません。

ゲームキャプチャ・ウィンドウキャプチャ側も確認する

OBSの新しいバージョンでは、ゲームキャプチャやウィンドウキャプチャからアプリの音声も取得できる構成があります。

そのため、ゲーム音については次のように複数の経路が存在する可能性があります。

  • デスクトップ音声
  • アプリケーション音声キャプチャ
  • ゲームキャプチャに含めた音声
  • ウィンドウキャプチャに含めた音声

音声ミキサーへゲーム関連のメーターが複数表示されている場合は、1つずつミュートして確認してください。

ゲーム音がまったく入らなくなった場合は、OBSでデスクトップ音声が入らない時の対処法はこちらから確認できます。

モニタリングとスピーカーの回り込みを確認

  • 高度な音声プロパティを確認する
  • モニターと出力の設定を確認する
  • スピーカーではなくヘッドホンでテストする
  • 録画ファイルと自分に聞こえる音を分けて確認する

「モニターと出力」になっていないか確認する

音声ソースが二重登録されていないのにエコーが発生する場合は、OBSのオーディオモニタリングを確認します。

OBS上部の「編集」から「高度な音声プロパティ」を開いてください。

「音声モニタリング」には、環境によって次のような設定があります。

  • モニターオフ
  • モニターのみ
  • モニターと出力

「モニターと出力」を使用すると、配信・録画へ出力しながら、自分のヘッドホンなどでも音を確認できます。

ただし、そのモニター先の音声を「デスクトップ音声」が再び取得している構成では、OBSから出した音をOBS自身がもう一度取り込む状態になる可能性があります。

モニタリングが不要なマイクやゲーム音は、一度「モニターオフ」にして録画テストすると原因を切り分けやすいです。

自分にだけ二重に聞こえるのか録画にも二重なのか確認する

ここは間違えやすいポイントですね。

自分のヘッドホンでは声が遅れて聞こえるものの、録画したファイルでは正常という場合があります。

これは録画音声そのものが二重なのではなく、マイクのモニタリングで自分の声を聞いている可能性があります。

反対に録画ファイルや配信視聴側でも同じ声が2回聞こえる場合は、音声ソースの重複やモニター音の再取り込みを確認してください。

「OBSで聞こえる状態」と「実際の録画・配信へ出力されている状態」を分けて確認すると原因が分かりやすくなります。

スピーカーの音をマイクが拾っている場合

設定には問題がなくても、スピーカーから出したゲーム音や配信音をマイクが物理的に拾っている場合があります。

この場合はOBS内部の二重登録ではありません。

例えばゲーム音をスピーカーから流しながら実況すると、ゲーム音は「デスクトップ音声」から直接録音されるだけでなく、スピーカーから出た音をマイクが再び拾います。

結果として、少し遅れたゲーム音が重なってエコーのように聞こえることがあります。

この切り分けには、スピーカーを一度ミュートして有線ヘッドホンで録音してみる方法が分かりやすいです。

録画・配信確認にはSONY MDR-7506も候補

OBSのモニタリングやゲーム実況でヘッドホンを使用するなら、SONY MDR-7506も候補になります。

ソニーが業務用として展開している密閉ダイナミック型のヘッドホンで、40mmドライバーユニットを搭載しています。

密閉型なので、スピーカーで音を出しながら録音する場合と比べて、再生音がマイクへ回り込むのを抑えながら音声を確認しやすいのがメリットです。

OBSで自分の声やゲーム音が二重になる原因を調べる際にも、「スピーカーの回り込みなのか、OBS内部の設定なのか」を切り分ける用途で使えます。


OBSの設定をまとめて学びたい場合は入門書も便利

OBSはマイク、ゲーム音、音声トラック、モニタリングなど設定項目が多いため、配信環境を一から作り直したい場合は書籍を手元に置く方法もあります。

「YouTubeライブ配信大全[OBS Studio対応版]」は、YouTubeライブ配信の基本からOBS Studioの設定、ゲーム実況、VTuber配信などを扱った入門書です。

今回の二重音声だけを直すために必要というものではありませんが、OBSの仕組みを確認しながら配信環境を整えたい人には選択肢になると思います。


OBS全体の配信設定を見直したい場合は、OBS配信のおすすめ設定はこちらから確認できます。

まとめ|OBSで音が二重になる時の確認順

OBSで自分の声やゲーム音が二重に聞こえる場合は、音量を下げるだけでは根本的な解決にならないことがあります。

まずは、同じ音をOBSが複数の場所から取得していないか確認してみてください。

▶本記事の振り返り

  • 同じマイクを「設定→音声」と音声入力キャプチャへ二重登録していないか確認する
  • デスクトップ音声とアプリケーション音声キャプチャの重複を確認する
  • ゲームキャプチャなど別のソースでもゲーム音を取得していないか確認する
  • 高度な音声プロパティのモニタリング設定を確認する
  • スピーカー音をマイクが拾っていないかヘッドホンで比較する
  • 設定変更後は短いテスト録画で二重音声が消えたか確認する

特に多いのが、マイクの二重登録と、デスクトップ音声+アプリケーション音声キャプチャの併用です。

マイク・ゲーム音・Discord・BGMなど、それぞれの音について「OBSがどのソースから取得しているのか」を整理すると原因を探しやすくなります。

自分にだけ二重に聞こえている場合はモニタリング、録画や配信にも二重で入っている場合は音声ソースの重複を中心に確認してみてくださいね。

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