
Wordで文書を作成していると、何も入力していない空白ページが最後や途中に残ってしまうことがあります。
「Deleteキーを何度押しても最後のページが消えない」「表の後ろに白紙が1ページできてしまう」「途中にある空白ページだけ削除したい」と困っていませんか?
Wordの空白ページは、単純な改行だけではなく、空の段落・手動改ページ・セクション区切り・削除できない終了段落などによって作られている場合があります。
見た目では同じ白紙でも原因が違うため、最初に編集記号を表示して中身を確認することが大切です。
特に「Wordの最後のページが削除できない」「表の後ろだけ空白ページになる」という場合は、Deleteキーでは消せない終了段落が関係している可能性があります。
この記事では、Wordの空白ページが消えない原因と削除方法を、末尾・途中に分けて紹介します。
▶本記事の概要
- Wordの空白ページが消えない主な原因
- 末尾の空白ページを削除する方法
- 途中の空白ページを削除する方法
- まとめ
Wordの空白ページが消えない主な原因
- 最初に編集記号を表示する
- 空の段落が残っている
- 手動改ページが入っている
- セクション区切りが入っている
- 表の後ろに終了段落が残っている
最初に編集記号を表示する
Wordの空白ページが消えない場合は、最初に編集記号を表示すると原因を見つけやすくなります。
Windows版Wordでは、次のショートカットが利用できます。
- Word文書を開く
- Ctrl+Shift+8キーを押す
- 文書内に「¶」などの編集記号が表示される
- 空白ページに何が入っているか確認する
「ホーム」タブにある「¶」の表示・非表示ボタンから切り替える方法でも問題ありません。
MacではCommand+8で段落記号を表示できます。
見た目では何もないページでも、編集記号を表示すると改ページやセクション区切りが見つかる場合があります。
原因が分かったら、その記号に合わせた方法で削除していきます。
空の段落が残っている
Enterキーを何度も押してページを調整していると、「¶」だけの空の段落が増えることがあります。
その段落がページの下まで続くと、次のページまで押し出されて空白ページが作られる場合があります。
編集記号を表示したときに空白ページへ複数の「¶」が並んでいるなら、不要な段落を選択してDeleteキーまたはBackspaceキーで削除してみてください。
不要な改行だけが原因なら、段落を減らすことで白紙ページも消えることがあります。
手動改ページが入っている
Wordには、自動的に次のページへ送られる通常の改ページとは別に、自分で追加できる「手動改ページ」があります。
例えば「挿入」から改ページを入れたり、Ctrl+Enterを押したりすると追加されます。
編集記号を表示すると、文書内に「改ページ」と表示されるため見つけやすいです。
手動改ページは削除できますが、文章量によってWordが自動的に作成しているページ区切りそのものは削除できません。
空白ページに「改ページ」と表示されている場合は、それを選択してDeleteキーを押します。
セクション区切りが入っている
Wordでは、文書の途中からページ番号やヘッダー、余白、縦向き・横向きなどを変更するために「セクション区切り」を利用できます。
このセクション区切りには種類があります。
- 現在の位置から開始
- 次のページから開始
- 偶数ページから開始
- 奇数ページから開始
「次のページ」「偶数ページ」「奇数ページ」から開始する設定では、条件を満たすために白紙ページが作られることがあります。
例えば奇数ページから新しいセクションを始める設定で、現在の位置との関係から1ページ空ける必要がある場合には、空白ページが表示されてもWordとしては意図した動作になります。
セクション区切りを削除することもできますが、前後のセクションが結合されるため注意が必要です。
ページ番号やヘッダー、余白などが変わっている文書では、いきなり削除しない方が安心だと思います。
表の後ろに終了段落が残っている
「Word 表の後 空白ページ」と検索している場合は、文書の最後に表が配置されていないか確認してください。
Wordでは文書の末尾に終了段落が必要になるため、表がページの一番下まで使っていると、その段落記号が次のページへ押し出される場合があります。
このケースでは、空白ページに「¶」が1つだけ表示されることがあります。
ところが、この終了段落は通常の空段落と同じように完全削除できません。
削除するのではなく、前のページへ収まるよう小さくするのがポイントです。
末尾の空白ページを削除する方法
- 空の段落を削除する
- 削除できない終了段落を1ptにする
- 表の後ろにできた空白ページを消す
- 末尾のセクション区切りを確認する
空の段落を削除する
文書の最後に複数の空段落がある場合は、まず不要なものを削除します。
- Ctrl+Shift+8で編集記号を表示する
- 最後のページを確認する
- 不要な「¶」を選択する
- Deleteキーを押す
段落が消えるたびに前のページへ文章が戻り、最後の空白ページも消える場合があります。
ただし、1つだけ残った段落記号が何度Deleteを押しても消えない場合は、Wordに必要な終了段落かもしれません。
削除できない終了段落を1ptにする
Microsoft公式では、Wordの末尾にある削除できない終了段落が原因で空白ページになっている場合、段落のフォントサイズを1ポイントまで小さくする方法を案内しています。
- Ctrl+Shift+8で編集記号を表示する
- 最後の空白ページにある「¶」を選択する
- 「ホーム」のフォントサイズ欄を選択する
- 「1」と入力する
- Enterキーを押す
段落に必要な高さが小さくなり、前のページへ収まれば空白ページが消えます。
Microsoft公式の詳しい手順は、Wordで空白ページを削除する方法はこちらから確認できます。
それでも1ページ残る場合は、下余白を少し小さくすると終了段落が前ページへ入る場合があります。
ただし、余白を変更すると文書全体の見た目にも影響するため、印刷用資料ではプレビューも確認しておきたいですね。
表の後ろにできた空白ページを消す
最後のページいっぱいまで表を配置している場合も、基本的には終了段落を小さくする方法を利用できます。
- 編集記号を表示する
- 表の次の空白ページにある「¶」を選択する
- フォントサイズを1ptへ変更する
- 空白ページが消えるか確認する
表の高さがギリギリの場合は、1ptにしても前のページへ収まらない可能性があります。
その場合は、表の行の高さや前後の余白、ページ下部の余白をわずかに調整すると収まることがあります。
表の後ろにある最後の段落を無理に削除し続けるのではなく、小さくして同じページへ収めると考えると分かりやすいです。
末尾のセクション区切りを確認する
最後の空白ページに「セクション区切り」と表示されている場合は、それが原因になっている可能性があります。
文書の末尾で不要なセクション区切りであれば、その直前にカーソルを置きDeleteキーで削除できます。
ただし、セクション区切りにはページ番号、ヘッダー、フッター、余白、用紙方向などの情報が関係していることがあります。
削除すると前後のセクションが1つに統合され、書式が変わる可能性があります。
削除前にファイルを別名保存しておくと、見た目が崩れたときにも戻しやすいと思います。
なお、Deleteキーを押しても文書そのものを編集できず「選択範囲がロックされているため、この変更はできません」と表示される場合は、空白ページとは別の原因です。
その場合は、Wordで「選択範囲がロック」されて編集できない場合はこちらを参考にしてみてください。
途中の空白ページを削除する方法
- 手動改ページを削除する
- セクション区切りは種類を確認してから変更する
- 「改ページ前」の設定を確認する
- Word for Webではできない操作もある
手動改ページを削除する
文書の途中に完全な白紙ページが入っている場合は、手動改ページを確認します。
- Ctrl+Shift+8で編集記号を表示する
- 空白ページ付近の「改ページ」を探す
- 「改ページ」を選択する
- Deleteキーを押す
手動改ページが原因なら、後ろにあった文章が前のページへ移動します。
意図的に章を次のページから始めていた場合は、削除によってレイアウトが変わるため、文章の位置を確認してください。
セクション区切りは種類を確認してから変更する
途中にある空白ページがセクション区切りによって作られている場合は、単純に削除するより、区切りの種類を変更した方が書式を維持しやすいケースがあります。
Microsoft公式では、文書途中でセクション区切りを削除すると書式設定に影響する場合、新しいページを作らない「現在の位置から開始」に変更する方法を案内しています。
例えば「次のページから開始」になっているセクションを、同じページ内から続けたい場合に利用できます。
セクション区切りを見つけにくい場合は、「表示」から「下書き」に切り替えると確認しやすくなります。
また、「奇数ページ」「偶数ページ」のセクション区切りは、指定したページ番号から次のセクションを始めるために空白ページを作ることがあります。
冊子や論文などで章を奇数ページから始めている場合は、白紙ページが必要なレイアウトになっている可能性もあります。
「改ページ前」の設定を確認する
編集記号を表示しても手動改ページがないのに、特定の段落から次ページへ飛んでいる場合は段落設定も確認します。
Wordには、指定した段落を必ず新しいページから開始する「改ページ前」という設定があります。
段落記号の横に小さな四角形が表示されている場合などは、段落の改ページ設定が有効になっている可能性があります。
- 対象の段落を右クリックする
- 「段落」を開く
- 改ページに関するタブを開く
- 「改ページ前」が有効になっていないか確認する
- 不要ならチェックを外す
この設定を変更すると、次ページへ送られていた文章が前ページへ戻る場合があります。
Word for Webではできない操作もある
ブラウザー版のWordを利用している場合は、デスクトップ版とできることが異なります。
Microsoft公式によると、Word for Webでも空の段落や手動改ページは削除できます。
一方で、セクション区切りの削除や変更にはデスクトップ版Wordが必要です。
ブラウザー版でセクション区切りが原因と思われるのに変更できない場合は、「デスクトップアプリで開く」からWordを起動して確認してみてください。
空白ページの原因が分からない場合は、まず編集記号を表示して「¶」「改ページ」「セクション区切り」のどれがあるかを見ると判断しやすいと思います。
Wordを普段から長時間使っている方は、DeleteやCtrl+Shift+8などのショートカットを使う機会も多いですね。
空白ページを直すための商品ではありませんが、私自身いろいろなキーボードを使った中で、現在特に使いやすいと感じているのがArteckのワイヤレスキーボードです。
キーの押し心地とフルサイズながら扱いやすい大きさのバランスがよく、裏面にはステンレス素材が使われているため、価格以上にしっかりした質感があります。
Wordで長文を入力したり、ブログ記事や資料を日常的に作成したりする方には、コストを抑えながら使いやすいキーボードを探す際の候補になると思います。
まとめ
今回は、Wordの空白ページが消えない原因と削除方法について、文書の末尾と途中に分けて解説しました。
Wordでは見た目が同じ空白ページでも、原因によって削除方法が変わります。
まずCtrl+Shift+8で編集記号を表示し、空白ページに「¶」「改ページ」「セクション区切り」のどれがあるか確認してみてください。
通常の空段落や手動改ページなら、そのまま削除できる可能性があります。
一方、Wordの最後にある終了段落や表の後ろにある段落は削除できないことがあるため、フォントサイズを1ptにして前ページへ収める方法が利用できます。
セクション区切りが原因の場合は、削除によってページ番号やヘッダーなどが変わらないか確認しながら進めると安心ですね。
▶本記事の振り返り
- 最初に編集記号を表示して空白ページの原因を確認する
- 不要な空の段落はDeleteキーで削除する
- 手動改ページは選択して削除できる
- 表の後ろにある終了段落は削除できない場合がある
- 末尾の終了段落は1ptにすると前ページへ収まることがある
- セクション区切りを削除すると書式が変わる可能性がある
- 途中の空白ページではセクション区切りの種類も確認する
- Word for Webではセクション区切りの変更に制限がある
Wordの空白ページが消えないときは、何度もDeleteキーを押すより、編集記号を表示して「何がページを作っているのか」を確認することが近道です。
特に最後のページだけ消えない場合は終了段落、途中だけ白紙になっている場合は手動改ページやセクション区切りから確認してみると原因を見つけやすいと思います。


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