こんにちはトーヤです。
今回は、僕が高校時代に初めてイップスになった時の話をします。
イップスになった話
イップスとは
イップスについて、知らない方もいるかもしれません。
イップスとは、緊張や精神的負担から、今まで通りの動作が出来なくなる運動障害のことです。
公式試合でエラーしてしまったとか、ホームランを打たれたりするとなる場合があるかと思います。
僕の場合は周りが僕の投球フォームをネタ扱いされてしまっていたので「もっとかっこいいホームで投げたい」と思うようになってフォームを変えようとしたら、イップスになってしまいました。
こんなんでイップスになってしまうんです。
特に投球の方でイップスになる人が多いと思います。
打者でイップスはあまり聞きませんね。
多分なんですが、野球の投球って投げる方の腕の動きが自分の視界に入らない状態で投げるためだと思います。
人間が頭で「こうしよう」と思ったとすると、自分の視界に入っている状態や大きい筋肉であれば思い通りに動くのがごく普通かもしれません。
ただ、視界に見えない状態で小さい筋肉を動かすのってかなり難しいんじゃないかなと思っています。
なんでイップスになった?
結論
自分でも分からないんです。
今までだってフォームは色々変えてきています。
イップスってコントロールが悪くなるとかではないんですよ。
腕の動きそのものが意図しない動きをしてしまうのです。
それは
先程も言ったように、視界に投げる方の腕がないため腕の動きを頭でコントロールできないからです。
フォームを変える前の投げている動画があったので、イップス後に撮った動画と見比べてみました。
投げている感じで違和感は既にあるんですが、実際に投げる動作のどこがおかしいのかを知りたかったので、動画を後ろから撮ってみました。
残念ながら、高校時代の話なのでその動画はもうありませんm(_ _)m
ただ、見比べてみてわかったのが
いつもなら既に腕が上がっているはずなのに、イップス後の動作だとまだ上がっていませんでした。
「それはフォームを変えたからでは?」
僕も最初はそう思いました。
でも、よく見ると溜めの動作の時に意図していない肘の曲げの動作があったんですよ。
なので、何回も投げに投げまくって練習しました。
結果
治りませんでした。
どれだけ意識しながら投げようとしても、視界に入らない動きをコントロールすることは僕には出来なかったということです。
打者に転向
高校1年の秋にイップスになってしまいました。
それまでは、自分で言うのもなんですが、スピードはあまり出ませんでしたが、なかなかのコントロール投手として結果を残していました。
それがフォームを変えようとしただけで
全てが台無しになりました。
2年生のときからは打者として、ある程度頑張りましたが、最後の大会でベンチ入りすらできず終わってしまいました。
「打者といっても、守備で投げる時イップスにならなかったの?」
と思う人もいるでしょう。
僕は外野に転向したのですが、最初はイップスが治らないままでしたが、先程も言ったように溜めの動作の時にイップスが発動することは分かっていたので、投げる時に腕を肩よりも下げないような投げ方に変えました。
もちろん外野での投球の時だけその投げ方にしたんですが、それが良かったらしく、外野の投球の時はイップスに悩まされずに投げることが出来ました。
「その投げ方で投手すればいいんじゃない?」
それも考えたのでマウンドからその投げ方で投げてみました。
結果
ダメダメでした。
まず体のバランスがよくないこと
溜めの動作をなくし、腕を肩より上にある状態が長いため、マウンドの傾斜との相性がよくありませんでした。
正直、ピンと来ない人が多いと思います。
自分でもどういう動きをしていたのか分からないので、イップスはほんとに厄介なものだとずっと思ってました。
今はイップスのままなのか?
結論から話します。
多分治りました!
引退後に、親父や大学の友達とキャッチボールをした時にはもうそんなイップスはなく、普通に投げたいところに投げれるようになってました。
不思議すぎます。
マウンドから投げた訳では無いので、もしマウンドで投げたら再発する可能性はありますが、僕自身イップスになったこともあって野球自体あまり好きではなくなってしまったのでもうイップスだろうが治ってようがなんでもいいんですが、現役で野球をやっている人としては、どうしたらイップスが無くなるのか、またはなりづらくなるのかを最後はなします。
イップスを軽減するには
僕がイップスになっていた当時、治る可能性を信じてやっていたことを話します。
1.整体にいく
とりあえず腕や肩のマッサージをしました。
2.右腕を見ながら投球する
あくまでゆっくりとネットに向かって投げるくらいですが、どういう動きをしているのかを知りたかったのでやってみました。
実際やってみると、見ている間はスムーズな動きができていました。
ただ、マウンドから投げるとイップスに戻っていましたが、、、(笑)
3.投げない
1週間投げないでほかの練習をするということをしました。
イップスのせいで、筋肉が傷んでしまった時があって、その時に1週間程投げない生活をおくってみました。
結果は先程話した通りです。
無理でした。
4.イップス状態で、コントロールを手に入れようとした
「イップスが治らないなら、そのままのバグったフォームでコントロールを手に入れればいいじゃないか!」と思った時があったので、イップスのまま投球練習をひたすらしました。
どんだけ投げても無理です。
筋肉を痛めた原因でもあります。
これだけはやらない方がいいです。
まとめ
この4つくらいが僕がやってみたことです。どれも不発でしたが、投げ時に力が入ってしまっていることがイップスに繋がっているかもしれないと思いました。
ボールを持つ指にあまり力を入れずに投げてみるとたま〜にスムーズに投げれたことがありました。
高校3年にベンチ外が決まってしまってからは、バッティングピッチャーをひたすらした時がありました。
バッティングピッチャーは、ストライクゾーンに軽く投げれればよかったので、その時もまだイップスでしたが、軽く投げているおかげかスムーズに腕が振れることが多かったです。
結局何がきっかけで治るか分からないものなので、色々試してみることがまず大事かなと思います。
あとは、整体だったり監督だったりに相談したりすることも大切なので、自分のために行動をすることを心がけていきましょう!
以上で僕がイップスになった話でした。
他にも体験談をブログに書いているので、よかったら見てくださいm(_ _)m
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