
「NVIDIAドライバーを更新したら、突然画面が白く点滅するようになった」
「ゲーム中だけではなく、ChromeやYouTubeを見ている時にも一瞬画面が黒くなる」
「虹色のような色化けが一瞬表示されて、グラフィックボードが壊れたのではないかと不安になっている」
このような症状で困っていませんか?
2026年8月26日に公開されたGeForce Game Ready Driver 616.56の導入後、一部の環境で白・黒のフラッシュや画面のちらつき、色がおかしくなる症状が報告されました。
ゲームだけではなく、Windowsデスクトップ、ブラウザ、動画再生中などでも発生例があり、MinecraftやThe Last of Usなどをプレイしているユーザーからも報告されています。
さらにRTX 2000~5000シリーズまで複数世代で症状が報告されているため、特定のGPUだけに限定された現象とは言い切れません。
ただし、2026年9月9日に公開されたGeForce 616.92では、NVIDIAが公式に確認していたブラウザで特定サイトを開いた際の断続的なちらつきが修正されています。
現在616.56や616.64を使用している場合は、いきなりDDUやレジストリ変更を試すのではなく、まず現在のドライバーバージョンを確認してみると分かりやすいですね。
この記事では、NVIDIAドライバー更新後に画面が点滅する不具合について、現在の修正状況と負担の少ない対処方法から順番に紹介します。
▶本記事の概要
- NVIDIAドライバー更新後に画面が点滅する不具合
- NVIDIAドライバーのバージョンと修正状況を確認する
- NVIDIAで白・黒・虹色に点滅する時の対処法
- 画面トラブルの切り分けに使いやすいPC周辺機器
- まとめ|NVIDIAの画面点滅は最新版確認から試してみる
NVIDIAドライバー更新後に画面が点滅する不具合
GeForce 616.56へ更新した後、一部のユーザーから画面表示に関する複数の問題が報告されました。
単純に画面全体が真っ黒になるだけではなく、白いフラッシュ、黒いフラッシュ、色化け、明るさの急変など症状には違いがあります。
一瞬だけ発生して元に戻るケースもあるため、最初はモニターやDisplayPortケーブルの接触不良と感じる方もいるかもしれません。
- 画面が一瞬白く光る
- 画面が一瞬黒くなる
- 虹色や異常な色が一瞬表示される
- ブラウザをスクロールするとちらつく
- YouTubeなどの動画再生中にフラッシュする
- ゲームプレイ中に画面が点滅する
- デスクトップでも発生する
ここからは報告されている症状をもう少し詳しく見ていきます。
- 白・黒・色化けのようなフラッシュが発生する
- ゲーム以外でも点滅する場合がある
- RTXの複数世代で報告されている
白・黒・色化けのようなフラッシュが発生する
616.56導入後に特に目立つ報告として挙げられているのが、画面全体が一瞬だけ白または黒になる症状です。
そのほか、一瞬だけ色がおかしくなったり、虹色のような表示が出たりするケースも報告されています。
症状だけを見るとGPUの故障やVRAMの異常を疑いたくなりますね。
しかし、ドライバー更新直後から発生し、以前のドライバーへ戻したところ改善したというユーザー報告もあります。
616.56へ更新した直後から症状が始まった場合は、ハードウェア故障だけを原因と考えず、ドライバー側も切り分けると分かりやすいと思います。
ゲーム以外でも点滅する場合がある
今回の症状はゲーム内だけに限定されていません。
ChromeなどのChromium系ブラウザやYouTubeの動画再生、Windowsデスクトップ上でもちらつきが報告されています。
NVIDIAも後に特定のWebサイトを閲覧した際にブラウザで断続的なちらつきが発生する問題を公式の不具合として掲載しました。
このブラウザ関連の問題については、616.86 Hotfixを経て616.92 WHQLで修正されています。
Steamゲームを起動した時だけ黒画面になる場合は、今回とは別の原因も考えられます。
Steam側の黒画面については、Steamゲームが黒画面になる時の解決方法はこちらでも紹介しています。
RTXの複数世代で報告されている
海外メディアやユーザー報告ではRTX 2000~5000シリーズを含む複数世代で画面点滅が報告されました。
また、The Last of UsやMinecraftなどをプレイしている環境でも症状が確認されています。
ただし、すべてのGeForceユーザーで必ず発生する不具合ではありません。
使用しているGPU、モニター、色深度、接続方式などによって症状の出方が異なる可能性があります。
そのため「RTX 4000シリーズだから必ず発生する」といった考え方ではなく、自分の環境でドライバー更新前後に変化があったかを見る方法が使いやすいですね。
NVIDIAドライバーのバージョンと修正状況を確認する
NVIDIA ドライバーで画面が点滅する場合、最初に現在インストールされているバージョンを確認します。
616.56のまま使っている場合と、616.92へ更新済みの場合では対処の優先順位が変わります。
- 現在のNVIDIAドライバーバージョンを確認する
- 616.92以降へ更新する
- ブラウザ点滅とその他の点滅を分けて考える
現在のNVIDIAドライバーバージョンを確認する
NVIDIA Appを使用している場合は、アプリを開いて「ドライバー」を確認すると現在のバージョンを確認できます。
NVIDIAコントロールパネルから確認する場合は、画面左下付近にある「システム情報」を開く方法もあります。
616.56と表示されていて、ドライバー更新後から点滅が始まった場合は今回の症状と一致する可能性があります。
616.92以降へ更新する
2026年9月18日時点では、616.56より新しいGeForce Game Ready Driver 616.92が公開されています。
616.92では次の問題が修正されました。
- 特定Webサイト閲覧中に発生するブラウザの断続的なちらつき
- 616.56更新後に仮想ディスプレイを作成できない問題
- 616.56更新後にRDPセッションが黒画面になる問題
そのため、現在616.56または616.64を利用している方は、まず616.92以降のWHQLドライバーへ更新して症状が変わるか確認する方法があります。
NVIDIA公式ドライバーはNVIDIA公式ドライバーページはこちらから確認できます。
ブラウザ点滅とその他の点滅を分けて考える
ここは今回の記事で特に注意したい部分です。
616.92でNVIDIAが明確に修正したと記載しているのは、ブラウザで特定サイトを閲覧した際の断続的なちらつきになります。
616.56導入後に報告された白・黒・色化けなど、すべての画面点滅が616.92で完全に修正されたという記載ではありません。
そのため616.92へ更新してもデスクトップやゲーム内で点滅が残っている場合は、ここから紹介する表示設定やロールバックを確認してみる形になります。
Windows自体の挙動も不安定な場合は、Windows11がバグる時の対処法はこちらも原因の切り分けに利用できます。
NVIDIAで白・黒・虹色に点滅する時の対処法
NVIDIAドライバー更新後に画面が点滅する場合は、負担の少ない方法から確認していきます。
いきなりWindowsのレジストリを変更したり、DDUでドライバーを完全削除したりすると、別のトラブルにつながる可能性があります。
- 616.92以降のドライバーへ更新する
- 出力の色深度を10bpcへ変更してみる
- Windowsの自動カラー管理を確認する
- DisplayPortとHDMIを変更してみる
- ブラウザのハードウェアアクセラレーションを確認する
- 以前のNVIDIAドライバーへロールバックする
- クリーンインストールやDDUは最後に考える
616.92以降のドライバーへ更新する
現在616.56を使用している場合に最初に確認しやすいのが最新版への更新です。
NVIDIA Appを開き、「ドライバー」からGame Ready Driverの更新を確認します。
ブラウザで発生する断続的なちらつきについては616.92で公式に修正されているため、ChromeやEdgeなどで症状が出ている場合は特に確認したいところですね。
出力の色深度を10bpcへ変更してみる
616.56の点滅問題では、8bit出力環境で症状が出ており、10bitへ変更すると改善したという報告があります。
変更する場合はNVIDIAコントロールパネルを開きます。
- NVIDIAコントロールパネルを開く
- ディスプレイから「解像度の変更」を開く
- 対象のモニターを選択する
- 「NVIDIAのカラー設定を使用」を確認する
- 出力の色の深度を確認する
- 利用できる場合は10bpcを選択する
- 適用して画面の状態を確認する
NVIDIA公式でも「出力の色の深度」からbpcを変更できると案内しています。
ただし、モニター・GPU・接続規格・解像度・リフレッシュレートによって10bpcを選択できない場合があります。
高リフレッシュレートでは帯域幅の関係で10bpcを利用できないケースもあるため、項目が表示されないからといって故障とは限りません。
Windowsの自動カラー管理を確認する
Windowsには対応ディスプレイ向けに自動カラー管理機能があります。
Microsoftによると、Windows11では「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「カラープロファイル」から「アプリの色を自動的に管理する」を確認できます。
616.56で画面がちらついたユーザーの中には、この自動カラー管理を有効にすると改善したという報告もあります。
利用可能な場合はオン・オフを切り替え、症状に変化があるか確認してみる方法があります。
DisplayPortとHDMIを変更してみる
DisplayPortで接続している場合は、一時的にHDMIへ変更して症状が変化するか確認する方法もあります。
反対にHDMIを利用している場合は、対応するDisplayPortケーブルを使って切り分けることもできますね。
接続方式を変えて点滅が完全に消える場合は、ドライバーだけではなくケーブルや接続規格、モニター側との組み合わせが影響している可能性も考えられます。
ただし、616.56の点滅はドライバー更新後から報告された症状なので、高価なモニターやGPUをすぐに買い替える必要性は低いと思います。
ブラウザのハードウェアアクセラレーションを確認する
ChromeやEdgeなどブラウザ使用時だけ点滅する場合は、GPUを利用した描画が関係している可能性もあります。
Chromeでは「設定」→「システム」にある「グラフィック アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」を一時的にオフへ変更して確認できます。
変更後はブラウザを再起動し、同じWebサイトや動画で症状が発生するか見てみてください。
ただし616.92ではNVIDIAが認識していたブラウザちらつき自体が修正されているため、先にドライバー更新を確認した方が手順は少なく済みます。
以前のNVIDIAドライバーへロールバックする
616.92へ更新しても画面点滅が改善しない場合は、以前安定していたドライバーへ戻す方法があります。
NVIDIA Appには以前インストールしていたドライバーへ戻すDriver Rollback機能があります。
616.56導入後のユーザー報告では、以前の610.88へ戻したところ点滅が消えたという例も確認されています。
ただし使用しているゲームによっては新しいドライバーを前提としている場合もあります。
ロールバック後は、普段利用しているゲームやアプリが正常に動作するか確認しておくと安心ですね。
クリーンインストールやDDUは最後に考える
通常の更新やロールバックでも改善しない場合は、NVIDIAドライバーのクリーンインストールという方法があります。
NVIDIA公式ではドライバーインストーラーから「カスタム」を選択し、クリーンインストールを実行する方法を案内しています。
この段階でも改善しない場合に、Display Driver Uninstaller、いわゆるDDUを検討する方もいると思います。
DDUは既存のグラフィックドライバーを大きく削除するツールなので、通常のドライバー更新より操作の影響が大きくなります。
復元ポイントや必要なデータを確認したうえで、ほかの方法で改善しない場合の選択肢として考えると安心です。
レジストリを変更してMPOを無効化する方法もネット上では紹介されていますが、こちらもWindows設定を直接変更する操作になります。
最新版への更新、10bpc、自動カラー管理、接続方式変更、ロールバックを確認してから検討する順番が分かりやすいと思います。
画面トラブルの切り分けに使いやすいPC周辺機器
NVIDIA ドライバーの画面点滅はソフトウェア側が原因となる場合がありますが、HDMIやDisplayPortを交換すると接続側の問題を切り分けやすくなります。
ここではPCを普段から利用している方に使いやすい周辺機器を紹介します。
- 筆者が普段使用しているArteckワイヤレスキーボード
- UGREEN HDMI 2.1ケーブル
- VESA認証DisplayPortケーブル
筆者が使っているArteckワイヤレスキーボード
PCゲームやドライバー設定を操作する時には、普段使用するキーボードの快適さも大切ですね。
私はこれまでさまざまなキーボードを使ってきましたが、その中で最終的に使い続けているのがArteck 2.4G ワイヤレスキーボードです。
特に気に入っているのが、キーを押した時の感触と本体サイズのバランスになります。
フルサイズなので数字入力もしやすく、ゲーム用途だけではなくブログ作成や普段のPC操作まで使っています。
さらに裏面にはステンレス素材が使われており、手に取った時に価格以上の高級感としっかりした質感を感じられるところも気に入っています。
安価なワイヤレスキーボードの場合、本体の軽さやプラスチック感が気になる製品もありますね。
Arteckは薄型でありながら裏面のステンレスによって安っぽさを感じにくく、デスク上にも置きやすいです。
押し心地、大きさ、質感、価格まで含めて考えると、私がいろいろなキーボードを使用した中でも特にコストパフォーマンスが良いと感じています。
HDMIへ変更するならUGREEN HDMI 2.1ケーブル
今回のNVIDIA画面点滅では、DisplayPortからHDMIへ変更すると症状が変化したという報告があります。
接続を切り分ける用途で候補になるのがUGREEN 10K 8K HDMI 2.1ケーブルです。
最大48Gbpsの帯域幅に対応し、対応する機器では8K 60Hzや4K 120Hz以上の映像出力にも利用できます。
PCとゲーミングモニターだけでなく、PS5やXboxなどにも使えるため、一本持っていると映像トラブルの切り分けにも使いやすいですね。
ただし、HDMIへ変更したから今回のNVIDIA不具合が必ず改善するという意味ではありません。
DisplayPort接続時だけ症状が出るのかを確認する目的で利用すると分かりやすいと思います。
DisplayPortを交換するならVESA認証製品を確認
DisplayPortのまま利用したい場合は、現在使用しているケーブルを別の製品へ交換して症状を確認する方法があります。
候補としてはCable MattersのVESA認証DisplayPort 2.1ケーブルなどがあります。
DisplayPortケーブルは見た目だけでは対応帯域を判断しにくいため、VESA認証の有無を確認できる製品は選択肢に入れやすいですね。
高解像度・高リフレッシュレート・10bitカラーを同時に使用する場合は、GPU、モニター、ケーブルすべての対応状況も確認してみてください。
まとめ|NVIDIAの画面点滅は最新版確認から試してみる
今回は、NVIDIAドライバー更新後に画面が白・黒・虹色などに点滅する不具合について解説しました。
GeForce Game Ready Driver 616.56の公開後、ゲーム、デスクトップ、ブラウザ、動画再生中などで画面がちらつくという報告が複数確認されています。
NVIDIAが公式に認識したブラウザの断続的なちらつきについては、616.86 Hotfixを経て616.92 WHQLで修正済みです。
そのため616.56や616.64を使っている場合は、まず最新版のGame Ready Driverへ更新して症状を確認してみる方法があります。
616.92へ更新しても白・黒のフラッシュや色化けが残る場合は、10bpcへの変更、自動カラー管理、HDMIとDisplayPortの切り替えなどを順番に確認してみると原因を絞りやすいですね。
それでも改善しない場合は、以前安定していたNVIDIAドライバーへのロールバックも選択肢になります。
DDUやレジストリ変更は通常の設定変更より影響が大きいため、最初から試すのではなく、ほかの対処で改善しない場合に考える形が安心だと思います。
▶本記事の振り返り
- GeForce 616.56導入後に白・黒・色化けなどの画面点滅が報告された
- ゲームだけでなくブラウザやデスクトップでも報告されている
- NVIDIAが認識したブラウザのちらつきは616.92で修正済み
- 最新版へ更新しても直らない場合は10bpcや自動カラー管理を確認する
- DisplayPortとHDMIを変更すると接続側の問題を切り分けられる
- 以前安定していたNVIDIAドライバーへ戻す方法もある
- DDUやレジストリ変更はほかの方法で改善しない場合に検討する
NVIDIAドライバーを更新した直後に画面が突然点滅すると、グラフィックボードやモニターが壊れたのではないかと心配になりますね。
今回はドライバー側でも実際にちらつき問題が確認されているため、高価なパーツを買い替える前に現在のバージョンと表示設定から確認してみると分かりやすいと思います。


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