
After Effects 26.5で以前のプロジェクトを開いたところ、シェイプレイヤーやカメラレイヤーが勝手に閉じてしまう。
「保存したときは展開していたのに、開き直すと元に戻っている」「レイヤーの中身が消えてしまったのでは?」と困っていませんか。
複雑なアニメーションを制作している場合、レイヤーを毎回開き直すのは面倒ですよね。
実はAdobeは、After Effects 26.5で以前のバージョンのプロジェクトを開くと、レイヤーの展開状態が閉じる不具合を既知の問題として案内しています。
特にAfter Effects 25.2より前のバージョンで保存したプロジェクトが関係しており、Adobeから回避方法も紹介されています。
この記事では、After Effects 26.5でレイヤーが勝手に閉じる原因と、展開状態を保存するための対処法について解説していきます。
※本記事は2026年9月22日時点のAdobe公式情報をもとにしています。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
▶本記事の概要
- After Effects 26.5でレイヤーが勝手に閉じる不具合とは
- シェイプレイヤーとカメラレイヤーが閉じる発生条件
- レイヤーの展開状態を保存する対処法
- プロジェクトのバックアップと再保存時の注意点
- まとめ
After Effects 26.5でレイヤーが勝手に閉じる不具合とは
Adobeは、2026年9月リリースのAfter Effects 26.5において、レイヤーの展開状態が正常に保持されない問題を既知の不具合として掲載しています。
この問題は、以前のバージョンで保存したプロジェクトを開いた際に発生する可能性があります。
具体的には、タイムライン上で展開していたシェイプレイヤーやカメラレイヤーが、プロジェクトを開くと閉じた状態に戻ってしまう現象です。
Adobe公式では、この状態を「Layer twirl state is not retained」と表現しています。
twirl stateとは、タイムライン上のレイヤーやプロパティを展開・折りたたみしている状態のことですね。
例えば、シェイプレイヤー内のコンテンツを展開して作業していた場合でも、プロジェクトを開き直すと折りたたまれた状態になっている可能性があります。
今回の不具合はレイヤーの展開状態に関するものであり、レイヤーそのものが削除される問題として案内されているわけではありません。
そのため、レイヤーが閉じている場合は、まず左側の三角形をクリックして展開できるか確認してみてください。
レイヤー内のコンテンツやプロパティが正常に表示される場合は、今回の既知の問題に該当している可能性があります。
Adobe公式の詳細については、After Effectsの既知の問題はこちらから確認できます。
シェイプレイヤーとカメラレイヤーが閉じる発生条件
After Effects 26.5でレイヤーが勝手に閉じる問題について、Adobeは対象となるバージョンとレイヤーの種類を案内しています。
特に確認したいのが、以下の3つです。
- After Effects 25.2より前に保存したプロジェクト
- シェイプレイヤーの展開状態
- カメラレイヤーの展開状態
After Effects 25.2より前に保存したプロジェクト
Adobe公式によると、今回の問題はAfter Effects 25.2より前のバージョンで保存した既存プロジェクトを開いた際に発生する場合があります。
例えば、以前制作したモーショングラフィックスやアニメーションのプロジェクトをAfter Effects 26.5で開いた際に、レイヤーの展開状態が閉じてしまう可能性がありますね。
ただし、25.2より前に保存したすべてのプロジェクトで発生するとは案内されていません。
また、25.2以降のバージョンで保存したプロジェクトについて、同じ問題が必ず発生するという情報もありません。
以前のプロジェクトを開いたときだけレイヤーが閉じる場合は、保存時のAfter Effectsのバージョンを確認してみましょう。
シェイプレイヤーの展開状態
シェイプレイヤーは、After Effectsで図形やモーショングラフィックスを制作する際に使用するレイヤーです。
タイムライン上では、コンテンツやトランスフォームなどの項目を展開し、図形の形状やアニメーションを調整できます。
今回の不具合では、以前のプロジェクトで展開していたシェイプレイヤーが、閉じた状態に戻る場合があります。
特に複数の図形やアニメーションを組み合わせている場合は、毎回プロパティを展開し直すことになり、作業効率にも影響しますよね。
ただし、展開状態が閉じているだけなら、レイヤー内のコンテンツやキーフレームが削除されたとは限りません。
まずはレイヤーを展開し、以前設定したプロパティが残っているか確認してみてください。
After Effectsのレイヤー操作や動画編集を学び直したい場合は、操作方法をまとめた解説本も参考になると思います。
例えば、After Effectsの基本操作からアニメーション制作まで学べる「After Effects よくばり入門」などがあります。
動画編集を始めたばかりの方は、基本操作を確認できる書籍を手元に置いておくと便利ですね。
カメラレイヤーの展開状態
シェイプレイヤーだけでなく、Camera Layerも今回の不具合の対象です。
カメラレイヤーでは、カメラの位置や向きなどを調整し、3D空間でのカメラワークを制作できます。
以前のプロジェクトでカメラレイヤーのプロパティを展開していた場合でも、After Effects 26.5で開くと閉じた状態になる可能性があります。
そのため、カメラの位置や回転などの設定を確認したい場合は、タイムラインから再度プロパティを展開してみてください。
なお、今回Adobeが案内しているのは、Camera Layerの展開状態がリセットされる問題です。
カメラの位置やアニメーションの設定値そのものが初期化される問題とは区別して考えたいですね。
レイヤーの展開状態を保存する対処法
After Effects 26.5でレイヤーが勝手に閉じる場合、Adobeは手動で展開状態を戻してから、現在のバージョンでプロジェクトを再保存する方法を案内しています。
以下の順番で確認していきましょう。
- レイヤーの展開状態を手動で戻す
- 現在のバージョンでプロジェクトを再保存する
- プロジェクトを開き直して状態を確認する
レイヤーの展開状態を手動で戻す
まずはAfter Effects 26.5で、問題が発生しているプロジェクトを開きます。
タイムライン上で閉じているシェイプレイヤーやカメラレイヤーを探してください。
レイヤー名の左側にある三角形をクリックすると、レイヤー内のプロパティを展開できます。
- After Effects 26.5で対象のプロジェクトを開く
- タイムラインから閉じているレイヤーを探す
- レイヤー名の左側にある三角形をクリックする
- 必要なコンテンツやプロパティを展開する
- 以前の作業状態に近い表示へ戻す
シェイプレイヤーの場合は、コンテンツやトランスフォームなど、普段編集している項目を展開します。
カメラレイヤーの場合も、必要なプロパティを開いてください。
レイヤーの中身が正常に表示される場合は、今回の展開状態に関する問題が発生している可能性があります。
ただし、レイヤーを展開してもコンテンツが表示されない場合は、別の問題が関係しているかもしれません。
現在のバージョンでプロジェクトを再保存する
レイヤーの展開状態を元に戻したら、After Effects 26.5でプロジェクトを再保存します。
Adobe公式でも、展開状態を手動で戻し、現在のバージョンで再保存する方法が回避策として案内されています。
手順は以下のとおりです。
- 必要なレイヤーの展開状態を戻す
- 画面上部の「ファイル」をクリックする
- 「名前を付けて保存」を選択する
- 元のプロジェクトとは異なるファイル名を入力する
- After Effectsのプロジェクトとして保存する
例えば、元のプロジェクトが「animation.aep」という名前なら、「animation_26-5.aep」のように別名で保存すると分かりやすいですね。
元のプロジェクトを残したまま、新しいバージョンで保存したファイルを作成する方法がおすすめです。
特に、以前のバージョンで制作したプロジェクトを引き続き使用する場合は、元のファイルを上書きしないよう注意してください。
プロジェクトを開き直して状態を確認する
再保存が完了したら、一度プロジェクトを閉じて、保存したファイルを開き直します。
シェイプレイヤーやカメラレイヤーの展開状態が維持されているか確認してみましょう。
正常に展開された状態で表示される場合は、Adobeが案内している回避方法によって改善した可能性があります。
一方、再保存後もレイヤーが閉じる場合は、現在のプロジェクトで別の問題が発生している可能性も考えられます。
その場合は、Adobe公式の既知の問題一覧はこちらから確認してみてください。
なお、今回の不具合について、Adobeはキャッシュの削除や環境設定の初期化を回避策として案内していません。
まずは公式に紹介されている再保存の方法から確認すると分かりやすいですね。
プロジェクトのバックアップと再保存時の注意点
After Effects 26.5で以前のプロジェクトを開く場合は、再保存する前にバックアップを残しておくと安心です。
今回の問題はレイヤーの展開状態に関するものですが、以前のバージョンで制作したプロジェクトを新しいバージョンで保存する際には、元のファイルを残しておくことが大切だと思います。
- 元のプロジェクトを別名で保存する
- バックアップを外付けSSDなどへ保存する
- 保存後にプロジェクトの展開状態を確認する
元のプロジェクトを別名で保存する
After Effects 26.5でプロジェクトを保存する場合は、元のファイルを上書きせず、別名で保存しておくと安心ですね。
例えば、以下のようにファイル名を分ける方法があります。
- animation_original.aep
- animation_26-5.aep
- animation_26-5_backup.aep
元のプロジェクトを残しておけば、以前の作業状態を確認したい場合にも役立ちます。
なお、別名保存は元のファイルを保護するための方法であり、今回の不具合そのものを修正する操作ではありません。
バックアップを外付けSSDなどへ保存する
After Effectsのプロジェクトを長期間保存する場合は、PC内だけでなく外付けSSDなどへバックアップを作成する方法もあります。
特に動画編集では、プロジェクトファイルだけでなく、使用している映像や画像素材も重要ですよね。
例えば、SamsungのポータブルSSD「T7 Shield」は、USB接続で利用できる外付けSSDです。
プロジェクトや動画素材のバックアップ先を増やしたい方は、参考にしてみてください。
ただし、外付けSSDを使用してもAfter Effects 26.5のレイヤー展開状態に関する不具合が解消するわけではありません。
バックアップは、元のプロジェクトや素材を保管する目的で活用すると良いと思います。
普段の動画編集で使いやすいキーボード
After Effectsでは、レイヤーの操作やショートカットキーを使用する機会が多いですよね。
普段の動画編集やPC作業で使用するキーボードを探している方には、私が使用しているArteckのワイヤレスキーボードも紹介したいと思います。
私はこれまでさまざまなキーボードを使ってきましたが、その中で最終的にたどり着いたお気に入りの一台です。
特に気に入っているのが、キーを押したときの感触と本体の大きさですね。
フルサイズのキーボードなので、After Effectsのショートカット操作だけでなく、文章入力や普段のPC作業にも使いやすいと感じています。
さらに、裏面にはステンレス素材が使用されており、手に取ったときの質感にも魅力があります。
価格だけでなく、押し心地や大きさ、ステンレス素材による高級感まで考えると、コストパフォーマンスの良さも大きな魅力です。
動画編集だけでなく、さまざまなPC作業に使用するキーボードを探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、今回のレイヤー展開状態の不具合はAfter Effects側の問題なので、キーボードの買い替えによって改善するものではありません。
まとめ
今回は、After Effects 26.5でシェイプレイヤーやカメラレイヤーが勝手に閉じる不具合について解説しました。
Adobe公式によると、25.2より前のバージョンで保存したプロジェクトを開いた際に、レイヤーの展開状態が閉じてしまう場合があります。
この問題については、手動で展開状態を戻し、現在のバージョンでプロジェクトを再保存する方法が案内されています。
▶本記事の振り返り
- After Effects 26.5ではレイヤーの展開状態が閉じる不具合が確認されている
- 25.2より前に保存したプロジェクトが主な対象
- シェイプレイヤーとカメラレイヤーの展開状態が影響を受ける場合がある
- 手動で展開状態を戻して再保存する方法が公式に案内されている
- 元のプロジェクトを残して別名保存するとバックアップにもなる
以前のプロジェクトを開いた際にレイヤーが閉じていると、設定やアニメーションが消えてしまったのではないかと不安になりますよね。
まずはレイヤーを展開して中身を確認し、正常に表示される場合はAdobeが案内している再保存の方法を試してみてください。
今回の記事が、After Effectsでの動画編集をスムーズに進めるための参考になれば幸いです。


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