
「iPhoneを買い替えたら、今まで使っていたApple Watchを接続できなくなった」
「新しいiPhoneへデータ移行したのにApple Watchだけ以前のiPhoneへ接続されたまま」
「古いiPhoneはもう手元にないけれど、Apple Watchを新しいiPhoneで使いたい」
機種変更後にApple Watchだけ接続できないと、設定を消してよいのか、データがなくならないか不安になりますよね。
Apple Watchを新しいiPhoneへ移行する場合は、古いiPhoneが手元にあるかどうかで対処方法が変わります。
また、Apple Watchが以前のiPhoneとのペアリング情報を保持していたり、新しいiPhoneへの移行が途中で止まっていたりすると、そのままでは接続できない場合があります。
Apple公式では、新旧iPhoneとApple Watchの更新、バックアップ、以前のペアリング状態、アクティベーションロックなどを確認する方法が案内されています。
いきなりApple Watchを消去するのではなく、古いiPhoneが使える場合は先にバックアップとペアリング状態を確認することが大切です。
この記事では、Apple Watchを新しいiPhoneとペアリングできない時の対処法を、状況別に分けて解説します。
▶本記事の概要
- Apple Watchを新しいiPhoneとペアリングできない主な原因
- 古いiPhoneが手元にある場合の引き継ぎ方法
- 古いiPhoneが手元にない場合の対処法
- ペアリングが途中で止まる・完了しない時の確認方法
- まとめ|古いiPhoneの有無でApple Watchの移行方法を分ける
Apple Watch内のデータをできるだけ引き継ぎたい場合は、現在の状態を確認しながら進めていきましょう。
Apple Watchを新しいiPhoneとペアリングできない主な原因
- 以前のiPhoneとのペアリングが残っている
- 新しいiPhoneへの移行が途中で止まっている
- iPhoneやApple Watchのソフトウェアが古い
- Apple Watchのバックアップを正常に利用できていない
- アクティベーションロックが有効になっている
- Apple Watchの充電不足や電源トラブルが起きている
以前のiPhoneとのペアリングが残っている
Apple WatchはiPhoneとペアリングして利用するため、以前のiPhoneとの接続情報が残っている状態では、新しいiPhoneとの設定をそのまま進められない場合があります。
新しいiPhoneでWatchアプリを開いた時に「ペアリングを開始」と表示される場合は、Apple公式でも以前のiPhoneとのペアリング解除を確認するよう案内しています。
古いiPhoneが手元にあるなら、Apple Watchを消去する前にそちらからペアリング解除を行う方がデータを引き継ぎやすくなります。
新しいiPhoneへの移行が途中で止まっている
iPhone同士のデータ転送が終わっていても、Apple Watchの移行だけ完了していないことがあります。
この場合、新しいiPhoneのWatchアプリを開くと「ペアリングが完了していません」と表示されることがあります。
最初からApple Watchをリセットしなくても、「ペアリングを完了させる」から続きへ進める場合があります。
後ほど手順を詳しく紹介します。
iPhoneやApple Watchのバージョンが古い
Apple公式では、新しいiPhoneへApple Watchを移行する前に、古いiPhoneとApple Watchを利用できる最新バージョンへ更新するよう案内しています。
ソフトウェアのバージョンが古いと、Apple Watchのバックアップが新しいiPhone側へ表示されない場合があります。
新しいiPhone側についても利用できるiOS更新がないか確認すると安心ですね。
アクティベーションロックが有効になっている
Apple Watchで「探す」を使用している場合は、アクティベーションロックも有効になっています。
アクティベーションロックはApple Watchを紛失・盗難された場合に、第三者が勝手に利用できないようにする仕組みです。
新しいiPhoneとの再設定時などに、Apple Accountのメールアドレスまたは電話番号とパスワードを求められる場合があります。
自分のApple Watchでも、以前使用していたApple Accountのパスワードが分からないと設定を進められない場合があります。
古いiPhoneが手元にある場合の引き継ぎ方法
- 新旧iPhoneとApple Watchの状態を確認する
- ヘルスケアデータの同期を確認する
- 古いiPhoneをバックアップする
- 新しいiPhoneをバックアップから設定する
- 必要なら古いiPhoneからペアリングを解除する
最初に必要なものを確認する
古いiPhoneが使える場合は、Apple Watchを消去する前に現在の環境から移行する方法を確認します。
Apple公式では、新しいiPhoneへApple Watchを移行する際に次の項目を用意するよう案内しています。
- Apple Accountとパスワード
- Apple Watchのパスコード
- 古いiPhoneと新しいiPhone
- 利用できるWi-Fi環境
- 十分に充電されたApple Watchと新しいiPhone
Apple公式ではApple Watchと新しいiPhoneについて、50%以上充電された状態を案内しています。
移行中にバッテリーがなくならないよう、必要に応じて充電してから始めると安心だと思います。
古いiPhoneとApple Watchを更新する
次に古いiPhoneとApple Watchを、利用できる最新バージョンへ更新します。
Apple Watchの更新は古いiPhoneのWatchアプリから確認できます。
- 古いiPhoneでWatchアプリを開く
- 「マイウォッチ」を選択する
- 「一般」をタップする
- 「ソフトウェアアップデート」を開く
- 利用できるアップデートがあるか確認する
iPhone側についても「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から確認します。
更新が終わるまで時間がかかる場合もあるため、途中で電源が切れない状態で進めてください。
ヘルスケアとアクティビティを確認する
Apple Watchを利用している人にとって、歩数やワークアウトなどのヘルスケア・アクティビティデータも重要ですよね。
iCloudを利用する場合は、古いiPhoneでヘルスケアデータが同期されているか確認します。
- 古いiPhoneで「設定」を開く
- 画面上部の自分の名前をタップする
- 「iCloud」を開く
- 「iCloudに保存済み」からヘルスケアを確認する
- このiPhoneとの同期がオンになっているか確認する
パソコンへiPhoneのバックアップを作る場合は、ヘルスケアやアクティビティデータを保存するために暗号化バックアップを利用します。
古いiPhoneをバックアップする
移行前に古いiPhoneのバックアップを作成します。
Apple WatchのデータはペアリングしているiPhoneへ自動的にバックアップされており、iPhoneのバックアップにもApple Watchのバックアップが含まれます。
また、Apple WatchとiPhoneのペアリングを解除すると、その時点でもApple Watchのバックアップが作成されます。
データを残したい場合は、古いiPhoneを消去する前にバックアップが取れていることを確認してください。
新しいiPhoneを設定する
古いiPhoneのバックアップができたら、新しいiPhoneを設定します。
iCloudバックアップやパソコンで作成したバックアップから移行する場合は、できるだけ新しいバックアップを選択してください。
新しいiPhoneの設定中に「Apple WatchをこのiPhoneで使いますか」といった確認が表示された場合は、Apple Watchを手首へ装着してロックを解除します。
そのまま「続ける」を選択し、画面の案内に沿って設定してください。
新しいiPhoneでWatchアプリを開く
iPhoneの初期設定でApple Watchに関する確認が出なかった場合は、設定完了後にWatchアプリを開きます。
Apple Watchを腕へ装着し、ロックを解除した状態で新しいiPhoneへ近づけてください。
Apple Watchを使用するか確認する画面が出たら、そのまま設定を進めます。
一方、新しいiPhoneに「ペアリングを開始」と表示される場合は、以前のiPhoneとのペアリング解除が必要になることがあります。
古いiPhoneからペアリングを解除する
古いiPhoneをまだ利用できる場合は、Watchアプリからペアリングを解除します。
- Apple Watchと古いiPhoneを近くに置く
- 古いiPhoneでWatchアプリを開く
- 「マイウォッチ」を開く
- 画面上部の「すべてのWatch」をタップする
- 対象のApple Watch横にある情報ボタンをタップする
- 「Apple Watchとのペアリングを解除」を選択する
- Apple Accountのパスワードを入力する
- 解除が終わるまで待つ
この操作ではApple Watchが消去されますが、同時に最新のバックアップがiPhoneへ作成され、アクティベーションロックも解除されます。
セルラーモデルを引き続き使用する場合は、表示されるモバイル通信プランの選択内容も確認してください。
古いiPhoneが手元にない場合の対処法
- Apple Watchを消去する
- 新しいiPhoneでiCloudへサインインする
- Apple Watchを新しいiPhoneとペアリングする
- 利用できるバックアップから復元する
- アクティベーションロックを解除する
古いiPhoneがなくても新しいiPhoneへ移行できる
すでに古いiPhoneを下取りへ出したり、故障や紛失で手元になかったりする場合でも、新しいiPhoneとApple Watchをペアリングできます。
Apple公式では、この場合はApple Watchを消去してから新しいiPhoneへ接続する方法を案内しています。
ただし、Apple Watch単体から消去してもアクティベーションロックは解除されません。
再設定時には、Apple Watchへ設定されていたApple Accountの情報が必要になります。
Apple Watchを消去する
Apple Watchを操作できる場合は、次の手順で消去します。
- Apple Watchで「設定」を開く
- 「一般」をタップする
- 「リセット」を開く
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択する
- Apple Watchのパスコードを入力する
- 画面の案内に沿って消去する
セルラーモデルではモバイル通信プランについて選択肢が表示される場合があります。
今後も同じApple Watchを使用する場合は、現在の契約状況も確認しながら選択してください。
Apple Watchの消去では本体内のデータと設定が削除されるため、バックアップが残っているか分からない場合はその点を理解してから進めます。
新しいiPhoneとペアリングする
Apple Watchの消去が完了したら、新しいiPhoneを設定してApple Accountへサインインします。
その後、Apple Watchと新しいiPhoneを近くへ置きます。
- 新しいiPhoneでWatchアプリを開く
- 「ペアリングを開始」を選択する
- Apple Watchを新しいiPhoneとペアリングする
- 利用できる場合は「バックアップから復元」を選択する
- 画面の案内に沿って設定を完了する
Apple公式では、iPhoneとApple Watchが最新でない場合、利用したいバックアップが一覧に表示されないことがあると案内しています。
バックアップが見つからない時は、両方のソフトウェアバージョンも確認してください。
古いiPhoneがない場合は最新データを復元できないこともある
Apple WatchはペアリングしているiPhoneへ自動的にデータをバックアップしています。
しかし、古いiPhoneがすでになく、最新のバックアップも作成できていない場合は、最後に保存された時点以降のデータを復元できない可能性があります。
特にヘルスケアやアクティビティ情報について、iCloud同期を利用していなかった場合は注意してください。
Apple公式でも、古いiPhoneや利用できるバックアップがない場合には、ヘルスケア・アクティビティの一部データを復元できない場合があると案内しています。
アクティベーションロックが表示された場合
Apple Watchを消去した後にアクティベーションロックが表示された場合は、以前そのApple Watchで利用していたApple Accountを入力します。
必要になるのは、Apple Accountのメールアドレスまたは電話番号とパスワードです。
自分で以前使用していたApple Watchなら、過去に設定していたApple Accountを確認してください。
中古で購入したApple Watchに前の所有者のアクティベーションロックが残っている場合は、前の所有者側でApple Watchをアカウントから削除する必要があります。
アクティベーションロックを通常のリセット操作だけで回避することはできません。
ペアリングが途中で止まる・完了しない時の確認方法
- 「ペアリングが完了していません」を確認する
- Appleロゴのまま止まった場合はリセットする
- Apple Watchが起動しない場合は先に充電する
- Wi-Fi・Bluetooth・Apple Accountを確認する
- 解決しない場合はAppleサポートを確認する
「ペアリングが完了していません」と表示される場合
新しいiPhoneへコンテンツを転送した後、Apple Watchだけ移行が終わっていない場合があります。
新しいiPhoneでWatchアプリを開き、次の場所を確認してください。
- Watchアプリを開く
- 「マイウォッチ」を選択する
- 「すべてのWatch」をタップする
- 対象Apple Watchの状態を確認する
「ペアリングが完了していません」と表示されている場合は、Apple Watchを腕へ装着してロックを解除します。
その後、「ペアリングを完了させる」を選択し、同期が終わるまで待ってください。
この状態なら、すぐにApple Watchを初期化する必要はありません。
Appleロゴのままペアリングが止まる場合
ペアリング中にApple Watchが黒い画面と白いAppleロゴのまま動かなくなる場合は、Apple公式が専用のリセット方法を案内しています。
- Digital Crownとサイドボタンを同時に長押しする
- Apple Watchが再起動したらボタンを離す
- 再起動後にDigital Crownを長押しする
- 「リセット」が表示されたら選択する
- リセット完了後に新しいiPhoneとのペアリングをやり直す
これはペアリング中にAppleロゴから進まない場合の対処です。通常のwatchOSアップデート中などにむやみに強制操作を行う方法ではありません。
Apple Watchの電源が入らない場合
そもそもApple Watchの電源が入らない場合は、ペアリング設定より先に充電状態を確認します。
新しいiPhoneへ近づけてもApple Watchが何も表示しない場合や、赤い稲妻が出ている場合はバッテリー残量が不足している可能性があります。
Apple Watchが充電できない時の対処法|赤い稲妻も解説で充電状態の確認方法を詳しく紹介しています。
Apple Watchが正常に起動してから、新しいiPhoneとのペアリングへ戻ってください。
Wi-Fi・Bluetoothの状態も確認する
ペアリング中はiPhoneとApple Watchを近くに置き、新しいiPhoneがWi-Fiへ正常に接続されているか確認します。
Bluetoothもオンになっているか見てみてください。
一時的な通信状態が原因と感じる場合は、新しいiPhoneとApple Watchを再起動してからもう一度試す方法もあります。
Apple Accountを間違えていないか確認する
機種変更と同時にApple Accountを変更した場合は注意が必要です。
Apple Watchにアクティベーションロックが残っている場合、以前使用していたApple Accountが必要になります。
「新しいiPhoneへログインしているアカウントのパスワードを入力しても通らない」という場合は、Apple Watchを以前どのApple Accountで利用していたか確認してください。
すべて確認してもペアリングできない場合
以前のペアリング、アップデート、Apple Watchの消去、アクティベーションロックまで確認しても新しいiPhoneと接続できない場合は、Appleサポートへの相談を検討します。
問い合わせる前に次の情報を整理しておくと説明しやすいと思います。
- Apple Watchのモデル
- 新しいiPhoneのモデル
- 古いiPhoneが手元にあるか
- Apple Watchが正常に起動するか
- どの画面でペアリングが止まるか
- 表示されているエラーメッセージ
- アクティベーションロックが表示されるか
- バックアップから復元できるか
Apple公式の新しいiPhoneとのペアリングトラブルについては、こちらから確認できます。
まとめ|古いiPhoneの有無でApple Watchの移行方法を分ける
Apple Watchを新しいiPhoneとペアリングできない場合は、最初に古いiPhoneがまだ手元にあるか確認します。
古いiPhoneを使える場合は、Apple WatchとiPhoneを最新状態へ更新し、ヘルスケアデータやバックアップを確認してから移行すると安心です。
必要であれば古いiPhoneからApple Watchとのペアリングを解除し、新しいiPhoneで再設定します。
古いiPhoneがすでにない場合は、Apple Watchを消去して新しいiPhoneとペアリングし直す方法があります。
ただし、Apple Watchだけを消去してもアクティベーションロックは解除されないため、以前使用していたApple Accountの情報が必要です。
新しいiPhoneへのデータ転送後に「ペアリングが完了していません」と表示されるだけなら、「ペアリングを完了させる」から続行できる場合もあります。
▶本記事の振り返り
- 古いiPhoneがあるかどうかでApple Watchの移行手順が変わる
- 移行前にiPhoneとApple Watchのソフトウェアを確認する
- Apple Watchのデータはペアリング中のiPhoneへ自動的にバックアップされる
- ペアリング解除時にもApple Watchの最新バックアップが作成される
- 古いiPhoneがある場合はバックアップを確認してからペアリングを解除する
- 古いiPhoneがない場合はApple Watchを消去して再設定できる
- Apple Watch単体の消去ではアクティベーションロックは解除されない
- 「ペアリングが完了していません」ならWatchアプリから続きを進められる場合がある
- Appleロゴのまま止まる場合はApple公式のリセット手順を確認する
機種変更後にApple Watchが接続できないと、すぐ初期化した方がよいように感じるかもしれません。
しかし、古いiPhoneが残っているならバックアップやペアリング解除を先に確認できるため、データを引き継ぎやすくなります。
古いiPhoneの有無を確認→アップデート→バックアップ→以前のペアリング確認→新しいiPhoneで設定→必要ならアクティベーションロック確認という順番で進めると整理しやすいと思います。


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