
「Googleフォトが『バックアップの準備中』から全然進まない」
「写真は保存されているのに、一部の動画だけバックアップされない」
「機種変更する前にGoogleフォトへ保存したいのに、同期が途中で止まってしまう」
大切な写真や動画をGoogleフォトへ保存していると、バックアップが止まった時は本当にクラウドへ保存できているのか不安になりますよね。
Googleフォトのバックアップが進まない原因は、通信状態だけではありません。
バックアップ先のGoogleアカウント、Googleの保存容量、Androidの対象フォルダ、写真や動画のサイズ、バッテリー設定なども関係します。
また、「バックアップの準備中」と表示されている場合と、特定の写真だけバックアップされない状態では確認する場所が異なります。
最初からアプリを削除するのではなく、Googleフォトが現在どの状態で止まっているのか確認すると原因を切り分けやすくなります。
この記事では、Googleフォトのバックアップが進まない時に確認したい設定を、Android・iPhoneの違いも含めて解説します。
▶本記事の概要
- Googleフォトのバックアップが進まない主な原因
- 最初にバックアップ状態と保存先アカウントを確認する
- 一部の写真・動画だけバックアップされない時の確認
- Android・iPhoneでバックアップが止まる時の対処法
- まとめ|Googleフォトは止まっている場所から原因を切り分ける
写真を削除したり端末を初期化したりする前に、バックアップが完了しているか確認しながら進めていきましょう。
Googleフォトのバックアップが進まない主な原因
- バックアップがオフになっている
- 別のGoogleアカウントへ保存している
- Googleアカウントの保存容量がいっぱいになっている
- Wi-Fiやモバイルデータ通信を利用できていない
- 対象のデバイスフォルダがバックアップ対象になっていない
- 写真や動画がバックアップ条件を満たしていない
- バッテリー制限などでGoogleフォトの動作が止まっている
「バックアップの準備中」は処理開始前の状態
Googleフォトでは、アプリ上部から現在のバックアップ状態を確認できます。
Google公式では、主に次のような状態が案内されています。
- バックアップが完了しました
- バックアップがオフです
- バックアップ中
- バックアップの準備中
- 接続を待機しています
- Wi-Fiを待機しています
- バックアップが一時停止しています
「バックアップの準備中」と表示されている場合は、写真や動画をアップロードするための準備段階です。
写真が数千枚ある場合や大容量の動画が含まれている場合などは、すぐにバックアップ中へ変わらないこともあります。
一方、長時間まったく変化しない場合は、通信環境やGoogleアカウントの容量などを確認していきます。
Googleアカウントの容量不足でも止まる
スマートフォン本体に空き容量があっても、Googleアカウント側の保存容量がいっぱいならGoogleフォトへ新しい写真をバックアップできません。
Googleの個人アカウントでは、保存容量がGoogleフォトだけで独立しているわけではありません。
Googleフォト・Googleドライブ・Gmailなどで同じGoogleアカウントの容量を共有しています。
そのため、Googleフォトにはそれほど写真を入れていなくても、Googleドライブの大きなファイルやGmailの添付ファイルなどで容量が埋まっている場合があります。
保存容量の上限に達している場合は、新しい写真・動画のバックアップができません。
Googleの保存容量については、Google Oneのストレージ管理はこちらから確認できます。
Googleドライブの同期とは別の機能
GoogleフォトのバックアップとGoogleドライブの同期は、似ているようで確認する場所が異なります。
今回の記事では、スマートフォン内に保存されている写真や動画をGoogleフォトへバックアップできない症状を扱っています。
パソコン版Googleドライブでファイルが「同期中」のまま止まる場合は、Googleドライブが同期しない・止まる原因とパソコン版の対処法を確認してください。
GoogleフォトとGoogleドライブを同じ「Googleの同期」と考えると、確認する設定を間違えやすくなります。
最初にバックアップ状態と保存先アカウントを確認する
- バックアップがオンになっているか確認する
- バックアップ先のGoogleアカウントを確認する
- 残りのバックアップ件数を確認する
- Googleアカウントの保存容量を確認する
- Wi-Fi・モバイルデータ通信を確認する
バックアップがオンになっているか確認する
まずGoogleフォトのバックアップ機能が有効になっているか確認します。
- Googleフォトを開く
- 右上のプロフィール写真またはイニシャルをタップする
- 「Googleフォトの設定」または「フォトの設定」を開く
- 「バックアップ」をタップする
- バックアップがオンになっているか確認する
オフになっている場合は、写真をGoogleフォトへ自動保存できません。
機種変更やGoogleアカウントの切り替え後は、一度確認してみると分かりやすいですね。
バックアップ先のGoogleアカウントを確認する
バックアップ自体は正常に完了しているのに「写真が見つからない」と感じる場合は、保存先アカウントを確認します。
Google公式では、写真や動画を一度に1つのGoogleアカウントへバックアップすると案内しています。
仕事用・個人用など複数のGoogleアカウントを登録している場合は、違うアカウントへ保存している可能性があります。
- Googleフォトを開く
- プロフィール写真またはイニシャルをタップする
- 現在表示されているメールアドレスを確認する
- 「フォトの設定」から「バックアップ」を開く
- バックアップ先のアカウントを確認する
アプリで表示しているGoogleアカウントと、バックアップ先に設定したアカウントが一致しているか確認してください。
別アカウントへ切り替えると、探していた写真が見つかる場合もあります。
残りのバックアップ件数を確認する
Googleフォトの上部に表示されるバックアップ状態から、残っている写真や動画の数を確認できます。
「○個をバックアップしています」のように件数が減っているなら、処理自体は進んでいる状態です。
大量の動画を含んでいる場合は時間がかかることがあるため、件数が少しずつ減っているか確認してみてください。
反対に、同じ件数からまったく変わらない場合は、その中の特定ファイルや通信設定が原因になっている可能性があります。
Googleアカウントの保存容量を確認する
バックアップ設定に問題がなければ、Googleアカウントの容量を確認します。
容量が上限に達している場合は、不要なデータを削除して空き容量を増やすか、必要に応じて保存容量を追加します。
Googleフォトだけではなく、GoogleドライブやGmailなども合わせて確認してください。
端末に100GB空いていても、Googleアカウント側に空きがなければクラウドへのバックアップは進みません。
Wi-Fi・モバイルデータ通信を確認する
Googleフォトのステータスが「接続を待機しています」「Wi-Fiを待機しています」となっている場合は、通信環境を確認します。
Wi-Fi利用中なら、SafariやChromeなどでWebページを正常に表示できるか確認してみてください。
AndroidではGoogleフォトの「バックアップ」設定から、モバイルデータ通信を使う条件も変更できます。
写真はモバイル回線でバックアップするものの、動画はWi-Fiだけに設定している場合もあります。
動画だけ進まない場合は、モバイルデータ通信の設定も見てみるとよいでしょう。
一部の写真・動画だけバックアップされない時の確認
- Androidでは対象フォルダを確認する
- 写真・動画ごとのバックアップ状態を確認する
- ファイルサイズと形式を確認する
- Googleフォト上にあるだけでバックアップ済みとは限らない
Androidでは対象フォルダを確認する
「カメラで撮影した写真はバックアップされるのに、LINEや別アプリから保存した画像だけ入らない」という場合は、Androidのデバイスフォルダ設定を確認します。
Googleフォトではカメラフォルダ以外について、バックアップ対象にするフォルダを選択できます。
- Googleフォトを開く
- プロフィール写真またはイニシャルをタップする
- 「フォトの設定」を開く
- 「バックアップ」をタップする
- 「デバイスのフォルダをバックアップ」を開く
- 保存したいフォルダをオンにする
たとえばスクリーンショットやSNSアプリから保存した画像などが、カメラとは別フォルダへ保存されている場合があります。
「Googleフォトの一覧には見えている=クラウドへバックアップ済み」とは限りません。
端末内だけに存在する写真もGoogleフォトアプリ上では表示される場合があります。
写真・動画ごとのバックアップ状態を確認する
一部の写真だけバックアップされていない場合は、対象の写真や動画を1つ開いて状態を確認します。
バックアップされていない場合は、「バックアップ」や「今すぐバックアップ」といった項目が表示されることがあります。
手動バックアップを実行できる場合は、対象ファイルだけアップロードできるか試してください。
パソコンや別端末からGoogleフォトへアクセスし、その写真が表示されるか確認する方法もあります。
photos.google.comから確認できる写真・動画は、Googleアカウントへバックアップされていると判断しやすいです。
写真・動画のサイズを確認する
Google公式では、Googleフォトへバックアップできるファイルサイズにも条件があります。
- 写真:最大200MBまたは200メガピクセル
- 動画:最大10GB
一般的なスマートフォン写真では上限に達することは少ないものの、高解像度の編集データや長時間動画では確認したいポイントです。
特に「普通の写真は全部保存できるのに、特定の長い動画だけ何度試してもバックアップされない」という場合は、その動画のサイズを確認してみてください。
対応していない形式ではバックアップできない場合がある
GoogleフォトはJPG、HEIC、PNGなど一般的な画像形式や多くの動画形式に対応していますが、すべてのファイルを無条件にアップロードできるわけではありません。
Google公式でも、一部の写真や動画がバックアップされない場合はファイル形式が対応しているか確認するよう案内しています。
特定のアプリから書き出したデータや特殊な動画だけ止まる場合は、形式やファイル自体も確認するとよいでしょう。
Googleドライブへアップロードした動画は正常なのにブラウザで再生できない場合は、今回とは別の症状です。
Googleドライブの動画が再生できない時の原因と処理中の対処法で詳しく解説しています。
Android・iPhoneでバックアップが止まる時の対処法
- Androidではバッテリー最適化を確認する
- iPhoneではGoogleフォトを開いた状態で確認する
- アプリと端末を再起動する
- Googleフォトを最新版へ更新する
- 大切な写真は別の場所にもバックアップする
Androidではバッテリー最適化を確認する
AndroidでGoogleフォトのバックアップが途中で止まりやすい場合は、バッテリー設定を確認します。
Google公式では、Googleフォトにバッテリー最適化が適用されていると、バックアップが正常に動かない場合があると案内しています。
機種によって項目名は異なりますが、Googleフォトのアプリ情報からバッテリー使用量を確認できます。
Google公式では一例として、「フォト」のバッテリー利用を「制限なし」や「最適化しない」にする方法が案内されています。
Androidメーカーによって画面構成が違うため、同じ項目が見つからない場合は端末メーカーの案内も確認してください。
iPhoneではGoogleフォトを開いたまま確認する
iPhone・iPadでは、バックアップする写真や動画が大量に残っている場合、Googleフォトアプリを開いた状態で確認してみてください。
Google公式では、iPhone・iPadについてGoogleフォトアプリを開いたままにし、可能なら端末を電源へ接続しておくとバックアップを進めやすいと案内しています。
写真が大量に残っている時は、別アプリへ切り替えずGoogleフォトを前面に表示したまま様子を見てみるとよいでしょう。
バックアップキューに多数の項目がある場合は、Googleフォト内で端末を起動状態に保つ機能が表示されることもあります。
iPhoneでは写真へのアクセス権限も確認する
iPhoneで一部の写真だけGoogleフォトに表示されない場合は、写真へのアクセス許可を確認します。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を開く
- 「写真」をタップする
- Googleフォトを選択する
- 写真へのアクセス状態を確認する
Googleフォトが写真を読み取れない状態では、当然ながらバックアップ対象として扱えません。
アクセス範囲を限定している場合は、バックアップしたい写真が対象に含まれているか確認してください。
アプリとスマートフォンを再起動する
設定に問題が見つからないのに「バックアップの準備中」から長時間変わらない場合は、一度Googleフォトを終了してスマートフォンを再起動します。
再起動後にWi-Fiへ接続し、Googleフォトを開いてバックアップ状態を確認してください。
この時、すぐにアプリを削除する必要はありません。
バックアップ済みか判断できない写真がある場合は、先にクラウド側へ保存されているか確認してから操作すると安心です。
Googleフォトを最新版へ更新する
Googleフォトアプリのバージョンが古い場合は、Google PlayストアまたはApp Storeから更新がないか確認します。
更新後はアプリを開き直し、バックアップ件数が減り始めるか見てみてください。
OS側の更新が長期間止まっている場合は、AndroidやiOSのアップデートも確認するとよいでしょう。
写真・動画はGoogleフォト以外にも残しておく
Googleフォトはスマートフォンの写真をクラウドへ保存できる便利なサービスですが、大切な写真や制作データを1か所だけに置くより、別のバックアップも用意しておくと安心です。
たとえば大量の写真や動画をPCへ移した後、外付けSSDにも保存しておく方法があります。
私が容量をまとめて確保したい時に使いやすいと感じる選択肢の1つが、SanDiskのポータブルSSD 1TBです。
1TBあるためスマートフォンで撮影した写真や動画をまとめやすく、読み取り速度も最大800MB/秒とされています。
サイズもコンパクトなので、PCの写真・動画バックアップ用として扱いやすいですね。
ただし、外付けSSDはGoogleフォトの「準備中」を解決する製品ではありません。
Googleフォトとは別の保存先を作り、大切なデータを1か所だけに依存しないための用途として考えると分かりやすいと思います。
Googleフォト側ではバックアップが完了しており、Googleドライブからファイルを保存できない場合は症状が異なります。
その場合は、Googleドライブでダウンロードできない原因と対処法はこちらから確認できます。
まとめ|Googleフォトは止まっている場所から原因を切り分ける
Googleフォトのバックアップが進まない場合は、まずアプリ上部に表示されているバックアップ状態を確認してください。
「バックアップの準備中」なら処理開始前、「Wi-Fiを待機しています」なら通信設定など、表示内容によって確認する場所が変わります。
バックアップ自体がオンでも、保存先に設定しているGoogleアカウントが違っている場合があります。
また、Googleフォト・Googleドライブ・Gmailなどは同じGoogleアカウントの保存容量を共有しているため、Google側の容量不足にも注意が必要です。
一部の写真だけ保存されない場合は、Androidのデバイスフォルダやファイルサイズ、形式などを確認してみてください。
Androidではバッテリー最適化、iPhoneではGoogleフォトを開いた状態でバックアップを進める方法も確認ポイントになります。
▶本記事の振り返り
- 最初にGoogleフォトのバックアップ状態を確認する
- バックアップ先のGoogleアカウントが正しいか確認する
- Googleフォト・ドライブ・GmailはGoogleの保存容量を共有している
- Androidではバックアップ対象のデバイスフォルダを確認する
- 写真は最大200MBまたは200MP、動画は最大10GBという条件がある
- Androidではバッテリー最適化がバックアップへ影響する場合がある
- iPhoneではGoogleフォトを開いた状態でバックアップを進めると確認しやすい
- 写真ごとの状態を確認すると一部だけ保存されない原因を探しやすい
- 大切な写真や動画はクラウド以外にもバックアップを用意すると安心
Googleフォトのバックアップが止まっているように見えても、すべて同じ原因とは限りません。
「準備中なのか」「接続待ちなのか」「一部のファイルだけなのか」を最初に確認することが大切です。
バックアップ状態→Googleアカウント→保存容量→通信→対象フォルダ→ファイル条件→端末の電源設定という順番で確認すると、不要な設定変更を減らしながら原因を整理しやすいと思います。


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