【動画解説】flstudioの音作りを極める!u-heシンセを活用したディープなサウンドデザイン手法

FL Stuidioの記事
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この記事では海外でYouTubeに投稿されてあるFLStudioの動画を日本語に要約して、日本人でもわかりやすく学べるようにしました。YouTubeでも自動翻訳がありますが、まだ完璧とは言えないものもあるので、文章でわかりやすく解説していきますね。

▶本記事の概要

  • Repro 5を使用した厚みのあるメインリードの音作り
  • Divaを使用した歯切れの良いプラックベースの音作り
  • Hive 2を使用した幻想的なアンビエント空間の音作り

これらを解説していきます

私はYouTubeチャンネルで作曲した音楽を投稿し続けて2026年時点で約7年ほど、作曲のレベルもある程度上がってきました。新曲も以下に乗せておくのでこのレベルの作曲をしたい方は参考になる記事だと思います。

なぜ私がFL Studioを使っているのかについては「FL Studioの魅力とは?」にて話しています。

今回解説する内容の元になった海外の動画も貼っておきます。

動画の秒数も表示しつつ解説しているので、わかり易んじゃないかと思います。

では本題に入りましょう

Repro 5を使用した厚みのあるメインリードの音作り

Repro 5を使用した厚みのあるメインリードの音作り

FLStudioでミニマルなドラムンベースのドロップを作る際、主役となるメインリードの存在感は非常に重要です。ここでは、アナログハードウェアシンセサイザーを忠実にモデルにした「Repro 5」を使い、太さと温かみ、そして少しのザラザラ感(ダーティさ)を兼ね備えたリードサウンドを作成する手順を解説します[00:00]。

1. プリセットの初期化と基本波形の選択

u-heのシンセサイザーに共通する仕様として、ディスプレイパネルを右クリックすることで初期化済みのプリセットをロードし、デフォルト状態に戻すことができます[01:04]。ここからゼロベースでflstudioの音作りをスタートします。

まずはオシレーターの設定から行います。オシレーターAの形状を「正方形(スクエア波)」に、オシレーターBの形状を「三角形(三角波)」に変更します。

2. 質感の調整(ノイズとデチューン)

次に、アナログ特有の粗々しさを出すためにノイズを「約35」に設定します[01:04]。これによりサウンドにザラザラとした質感が加わります。

※u-heシンセでは、パラメーターを調整するたびに最上部のプリセット名が表示されるフィールドに正確な数値が表示されるので確認しながら調整してください。

この段階では音が静電気のように感じられるため、オシレーターBのチューニング(ピッチ)をほんの少しだけずらします(デチューン)[01:04]。これで芯のある太い基本サウンドが完成します。

3. エフェクト処理による空間と歪みの追加

基本の音色にさらにザラザラ感を加えるため、歪み(ディストーション)処理を有効にし、設定を「腐食(Corrosive)」に変更します。さらに歪みを強調するために「クラッシュ(Crush)」の値を70まで引き上げます

仕上げに、音に空間的な広がりを持たせるため「Drench」と「Lyrebird」を追加し、好みに合わせてブレンドを調整します[01:04]。最後に、すべての音の要素をしっかりと接着して一体感を出すために、テープエフェクトを「強力」に設定して「ベルベット(Velvet)」を貼り付けます[02:08]。

Divaを使用した歯切れの良いプラックベースの音作り

続いて、ドロップの土台を支えるプラックベースの音作りです。このサウンドは「トーン(音色)」と「フィルタリング」という2つの重要な要素で成り立っています。flstudioの音作りにおいて低域のキレは非常に重要ですので、ディテールを細かく見ていきましょう。

1. Triple VCOによるトーン形成

ベースのトーンを整えるために、オシレーターモジュールに「Triple VCO」をロードします。これにより、このサウンドの肝となる3つのフリーオシレーター、フィードバック、ノイズのすべてにアクセスできるようになります。

波形の設定は、オシレーター1と2を「矩形波」に、オシレーター3を「パルス波」に設定します。

2. オクターブと音量バランスの調整

各オシレーターの音域(レンジノブ)を調整して、厚みのあるレイヤーを作ります。

  • オシレーター1:レンジを「16」に設定[02:08]
  • オシレーター2:レンジを「4」に設定(オシレーター1より2オクターブ高い)
  • オシレーター3:レンジを「2」に設定(オシレーター1より3オクターブ高い)

この状態のままだとオシレーター2のボリュームが全体のサウンドを支配しすぎてしまうため、ミキサー部分でバランスを取ります。オシレーター1と3の音量を「100」、オシレーター2の音量を「60」に調整します。

さらにサウンドに深みと歪みを加えるため、ノイズを「30」、フィードバックを「35」に調整します[03:12]。ノイズを加える手法は、音をより明るくしたり、ビンテージ風の質感を出すために非常に有効です[03:12]。

3. カスケードフィルターとエンベロープの設定

ここからは、プラックベースのキレを生み出す「フィルタリング」の工程です。今回のflstudio 音作りでは、カスケードフィルターを使用します。

歯切れの良いピチピチとした音にするため、フィルターをエンベロープで変調させていきます。まずはベースとして、カットオフ周波数と共振(レゾナンス)周波数を「ゼロ」に設定します。さらにフィルターの特性を変えるために、ラダーモードを「12dB」、カラーを「クリーン(Clean)」に設定しましょう。

このフィルターをエンベロープにリンクさせるために、「エンベロープ 2」のノブを約80に調整します。各エンベロープの設定は、アナログモード(リリーススライダーにアクセスできるモード)を使用して以下のように調整します。

【振幅(アンプ)エンベロープの設定】

  • アタック:約10(音がクリック音=プチプチ音で始まらないようにするため)
  • サスティン:最大
  • リリース:少し加える

これらの設定により、音量がしっかりと持続しつつ、音の最後にわずかな残響が加わるようになります。

【フィルターエンベロープの設定】

  • アタック:0
  • ディケイ:40(この値が低いほど、弦を弾くようなプラックの長さが短くタイトになります)
  • サステイン:0
  • リリース:25

この設定によって、狙い通りの歯切れの良いフィルターの動きが生まれます。

4. オートメーションとレイヤーによる仕上げ

さらに楽曲の中で展開を作るために、flstudioのマルチリンクコントローラーボタンを右クリックし、フィルターカットオフの「オートメーションクリップ」を作成します。これにより、時間が経つにつれて音が徐々に開いていくエモーショナルな変化を演出できます。

最後に、サウンドの厚みをさらに補強するため、Divaのファクトリーコンテンツから「HS Dirt Bag」というプリセットを追加し、作成したプラックベースの音と重ねて(レイヤーして)使用します。

Hive 2を使用した幻想的なアンビエント空間の音作り

Hive 2を使用した幻想的なアンビエント空間の音作り

最後に、楽曲全体を包み込む豊かな雰囲気(アンビエント空間)のサウンドを「Hive 2」でデザインしていきます。このflstudio 音作りは、「音色」「動き」「効果音(エフェクト)」という3つの要素から成り立っています。

1. 2つのオシレーターによる音色作り

まずは基本となる音色から整えます。フィルターセクションの「オシレーター2」をクリックして、2つ目のオシレーターを有効化します[05:20]。

より豊かなサウンドを実現するために、オシレーター1のオクターブを「1」に、オシレーター2のオクターブを「2」に設定し、それぞれが異なるオクターブを演奏するようにします。さらに、ほんの少しのピッチの揺れを出すため、オシレーター2にわずかなビブラート(15%)を加えます

2. ウェーブテーブルとLFOによる「動き」の追加

Hive 2には従来の波形だけでなく、より複雑で変化に富んだサウンドを作るのに便利な「ウェーブテーブル」が搭載されています。ここではオシレーター2を「ウェーブテーブルモード」に設定します。

次に、倍音フォルダを開き、「フリー倍音系列波形テーブル(Free Harmonic Series wavetable)」を選択します。この波形テーブルには、滑らかに変化していく優れた倍音フレームがたくさん含まれています。ウェーブテーブルの位置(ポジション)は約50%に設定しておきます。

ここから時間経過に伴う「動き」を加えるため、LFO 2をウェーブテーブルの位置に接続します[06:28]。マトリックスに入り、変調深度(モジュレーション・デプス)を50%に設定することで、音が生き物のように常に変化し続けるようになります。

3. エフェクト処理による空間の構築

仕上げに、ここまでの少し耳障りだった空間を、緑豊かで幻想的な空間へと変貌させます。Hive 2のエフェクトセクションで「リバーブ」を追加し、ミックス(MIX)を最大に設定します。

こうすることで原音が適度に薄れ、非常に幻想的で宇宙的な響き(スペースアンビエンス)に変わります[06:28]。最後に全体を美しくまとめるため、ディレイとコーラスも少し加えることで、圧倒的な広がりを持った空間演出が完成します。

まとめ

今回は、海外の高度なサウンドデザイン動画を元に、flstudio 音作りのテクニックを解説してきました。

本記事の振り返り

  • Repro 5:スクエア波と三角波の組み合わせにノイズとデチューンを加え、テープエフェクト等で強力に歪ませた太いメインリード。
  • Diva:Triple VCOによる3オクターブのレイヤーと、カスケードフィルター&エンベロープ調整で作成する歯切れの良いプラックベース。
  • Hive 2:異なるオクターブのオシレーター、ウェーブテーブル×LFOによるピッチの動き、そしてMix最大の深いリバーブで作る幻想的な空気感。

FLStudioとu-heシンセサイザー(Repro、Diva、Hive 2)を組み合わせることで、ミニマルでありながらも非常にディープで説得力のあるドラムンベースのドロップを作成することができます。それぞれのシンセサイザーが持つアナログの質感やウェーブテーブルの強みを活かして、ぜひご自身の楽曲のflstudio 音作りに取り入れてみてください

この記事が参考になれば幸いです。

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