私は作曲を始めてから約7年が経ちました。最初の2年間はCubaseをメインに使用していましたが、その後FL Studioへと乗り換え、現在まで約5年間、このDAWと共に歩んできました。
これまでに制作した曲数は約200曲。そのすべてをYouTubeのプレイリストに公開しており、自分の成長の軌跡をいつでも振り返ることができます。

「なかなか曲がうまくならない」「継続するのが辛い」
そんな悩みを持つ方も多いかもしれませんが、7年という月日を経て、ようやく見えてきた景色があります。今回は、私がFL Studioでの作曲を通じて得た知見と、継続することの真の価値について深掘りしてお伝えします。
新曲もあわせてチェックしていただけると嬉しいです。
▶本記事の概要
- flstudioで作曲してきて見えてきたもの
- 継続が鬼ほど大事な話
これらの内容を詳しく解説していきます。
flstudioで作曲してきて見えてきたもの
FL Studioを使い倒したこの5年間で、私の制作環境とスキルは劇的に変化しました。具体的には以下
- ミックス・マスタリングの上達
- FL Studioの使い方(ワークフロー)の上達
- House以外のジャンルへの挑戦
- 楽曲クオリティ自体の進化
SNSの伸びはまだまだ。
ただ私自身の作曲レベルは間違いなく上がったと感じています。
それでは、それぞれの項目について具体的に解説していきましょう。
ミックス・マスタリングの上達
間違いなく成長したと感じています。YouTubeの再生リストで過去の投稿した曲を聞いても歴然ですね。
この上達の理由は、特別な魔法があったわけではありません。プロの楽曲を聴き込み、自分の曲との差を分析して、トライアンドエラーを死ぬほど繰り返した結果です。
もちろん、今でもプロの完璧な音響を聴いて「自分はまだまだだな……」と落ち込む日はあります。しかし、その悔しさをバネに調整を繰り返すことで、耳が鍛えられ、理想の音に近づけるスピードが上がってきました。
具体的なテクニックや手順については、こちらの記事で詳しくまとめています。

FL Studioの使い方の上達
DAWとしてのFL Studioを「道具」として自由に扱えるようになったことも大きな収穫です。最初の頃は一つの操作に迷って手が止まることも多かったのですが、今は頭の中のイメージをすぐに形にできる「スピード感」が備わりました。
わからないことがあればすぐに調べ、実際に手を動かして試す。これを数千時間繰り返す中で、特に以下の重要性に気づくことができました。
- エフェクトの挿し方やシグナルチェーンの適切な処理
- CPU負荷を抑え、編集を容易にするオーディオファイル変換(バウンス)の大切さ
- ショートカットキーを活用した爆速ワークフローの構築
特にオーディオ化の作業は、制作の後半戦での自由度を大きく変えてくれます。詳しい操作のコツは以下の記事を参考にしてください。

House以外のジャンルへの挑戦
以前の私は、BPM128のHouseミュージックばかりを制作していました。もちろん今でもHouseは私のルーツであり大好きですが、ここ2年ほどで新しいジャンルにも積極的に挑戦しています。
- Trance(トランス)
- Artcore(アートコア)
これら2つのジャンルは、ストリングスやピアノの美しさと、疾走感のあるビートを融合させる必要があります。「自分にはまだ早い」「作れるはずがない」と以前は敬遠していましたが、いざ飛び込んでみると新しい発見の連続でした。
新しいジャンルを学ぶ際は、そのジャンルの名曲を飽きるほど聴き漁り、楽曲構成(展開の作り方)を徹底的に分析しました。そこに、自分が得意とするHouseの要素をミックスすることで、自分だけのオリジナリティを模索しています。
曲自体の進化
最後に、楽曲そのものの完成度についてです。これは言葉で説明するよりも、実際に聴いていただくのが一番早いでしょう。
まずは、私がYouTubeに初めて投稿したHouseの楽曲です。
そして、こちらが最新のHouse楽曲です。
いかがでしょうか。音の厚み、展開の作り込み、そして曲が持つエネルギーが格段に進化していると感じていただけるはずです。
大学から音楽を始めたということもあり、世の中の天才的な若手プロデューサーと比べれば、私の成長スピードは遅いかもしれません。ここまで来るのに7年という長い歳月が必要でした。しかし、諦めずに続けた結果として、今の音を鳴らせている喜びは何物にも代えがたいものです。
継続が鬼ほど大事な話

音楽制作を7年という歳月続けてきて、心の底から思うのは「結局、継続がすべて」ということです。先ほどお話しした技術的な成長も、すべては「辞めなかったこと」の副産物に過ぎません。
しかし、作曲を続けるのは簡単ではありません。多くの人が途中で筆を置いてしまうのには、共通の理由があると感じています。
- モチベーションが維持できない
- 思うようにクオリティが上がらない
- 再生数やSNSの反応が伸びない
- 収益化などの結果に繋がらない
私自身、この7年間ずっと燃え上がっていたわけではありません。むしろ、「今日は一音も作りたくない」という日なんて腐るほどありました。そんな私がどうやって7年走り続けてきたのか、その秘策をお話しします。
「作らない勇気」が耳を育てる
私が大切にしているのは、作る気にならない時は一切音楽に触れないという選択です。無理にDAWを開いても、良いメロディは浮かびませんし、何より音楽が嫌いになってしまうのが一番のリスクだからです。
そんな時は、以下のような全く別のエンタメに没頭して頭をリセットします。
- 大好きなアニメを一気見する
- 時間を忘れてゲームに打ち込む
- 外の空気を吸ってリフレッシュする
面白いことに、1週間ほど音楽から離れた後に作業を再開すると、以前より曲のクオリティが上がっていることがよくあります。これは「耳を休ませる」ことで、客観的な判断力が戻り、音の聞こえ方が改善されるからだと思います。
環境への投資が継続を加速させる
また、形から入ることも継続には有効でした。FL Studioに乗り換えた約5年前、私は思い切って制作環境を一新しました。良い音で聴くことは、単純に作曲の楽しさを倍増させてくれます。
当時新調し、今でも愛用している相棒たちは以下の通りです。
これらについては、別の記事で詳しくレビューしていますので、環境選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。「良い機材を使っているんだから作らなきゃ」という適度なプレッシャーも、継続を支えるスパイスになります。
まとめ|これからも進化し続ける私の音楽
今回の内容をまとめます。
- 7年間の積み重ねが、確実に作曲レベルを引き上げてくれた
- FL Studioを使い倒すことで、操作が手足のように馴染んだ
- 「辞めない仕組み」を作ったからこそ、見えた景色がある
今の私は、当時の私では想像もつかなかったような複雑で美しい音楽を作れるようになりました。それは、7年という長いようで短い時間、泥臭く作曲と向き合ってきたからこそ手に入れた宝物です。
世の中には、もっと短期間で驚異的な成長を遂げる天才もいるでしょう。私はどちらかと言えば不器用で、遠回りばかりしてしまうタイプです。それでも、自分を信じて一歩ずつ進むことで、確実に理想の音に近づいています。
この記事を読んでいる皆さんも、作曲に限らず、自分の「好き」を全力で貫いてみてください。大切なのは、他人と比べることではなく、昨日の自分より一歩だけ前に進むトライアンドエラーを繰り返すことです。
言葉にすれば簡単ですが、実行するのは至難の業。だからこそ、一緒に切磋琢磨しながら成長していきましょう!
この記事が参考になったら幸いです。


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