
「AndroidからQuick Shareで写真を送りたいのに、Windows PCが一覧に表示されない」
「スマホ同士なら共有できるのに、パソコンだけ見つからない」
「Quick ShareをWindowsへ入れたけれど、Android側からPCを検出できない」
このような状態では、ファイルそのものに問題があるというより、受信側PCの公開設定やQuick Shareの利用条件が合っていない可能性があります。
特に確認したいのが、Windows版Quick Shareの「デバイスの公開設定」です。
PC側が「誰にも公開しない」状態では、AndroidからQuick Shareを開いても送信先として表示されません。
また、同じGoogleアカウントの端末だけに公開している場合は、AndroidとWindowsでログインしているアカウントも確認する必要があります。
本記事では、AndroidからWindowsへファイルを送ろうとしてもQuick ShareでPCが見つからない場合に絞って、確認する順番を解説します。
▶本記事の概要
- Quick ShareでPCが見つからない主な原因
- Windows側の公開設定とアカウントを確認する
- Bluetooth・Wi-Fi・Quick Shareアプリを確認する
- 直らない時に別の方法でファイルを移す
- まとめ|Quick ShareでPCが見つからない時の確認順
Quick ShareでPCが見つからない主な原因
Android側でQuick Shareを開いてもWindows PCが表示されない場合は、まず次の項目を確認します。
- Windows版Quick Shareがインストールされていない
- PCの公開設定が「誰にも公開しない」になっている
- 「自分のデバイス」を選んでいるのにGoogleアカウントが異なる
- Bluetoothがオフになっている
- Wi-FiまたはEthernetの接続条件が合っていない
- AndroidとPCの距離が離れている
- Samsung PCでGoogle版Quick Shareを使用している
Google公式では、Windows PCとAndroid間でQuick Shareを使用する場合、両方の端末でBluetoothをオンにし、Wi-FiまたはEthernetを利用して同じネットワークへ接続するよう案内しています。
端末同士の距離は5m以内が目安です。
Quick ShareでAndroidとWindows間のファイル共有を行う場合、両端末のBluetoothをオンにし、Wi-FiまたはEthernetを利用して同じネットワークへ接続します。また、端末同士を5m以内に近づけます。
引用:Android ヘルプ
Windows側の公開設定とアカウントを確認する
- Quick ShareをWindowsで開く
- デバイスの公開設定を確認する
- 同じGoogleアカウントか確認する
- 一時的に公開範囲を広げて試す
Windows版Quick Shareの公開設定を確認する
まずWindows PCでQuick Shareを開いてください。
設定から「デバイスの公開設定」を確認します。
Windows版Quick Shareでは、環境によって次のような公開範囲を選択できます。
- 全員
- 連絡先
- 自分のデバイス
- 誰にも公開しない
「誰にも公開しない」が選択されている場合は、Android側からPCを検出できません。
原因を調べる間だけ「全員」へ変更し、Android側のQuick Shareを開き直してみてください。
PCが表示されるようになれば、公開範囲が原因だった可能性があります。
「自分のデバイス」はGoogleアカウントを確認する
Windows側を「自分のデバイス」にしている場合は、AndroidとWindowsで使用しているGoogleアカウントを確認します。
同じGoogleアカウントで利用していれば、自分の端末同士として検出できます。
反対に、PCとAndroidで別のGoogleアカウントへログインしている場合は、「自分のデバイス」という公開範囲では表示されない可能性があります。
一度「全員」へ変更して表示されるか試すと切り分けやすいですね。
Googleアカウントへログインしていなくても使える場合がある
Quick Shareは利用方法によってGoogleアカウントへログインせず使用することもできますが、Google公式ではすべての公開設定を利用するためにアカウントでのログインを案内しています。
特に自分のAndroidとWindows間で日常的に転送するのであれば、同じGoogleアカウントでログインしておくと管理しやすいと思います。
Bluetooth・Wi-Fi・Quick Shareアプリを確認する
- Windows用Quick Shareを確認する
- Bluetoothをオンにする
- 同じネットワークへ接続する
- PCをAndroidへ近づける
- 管理者として起動していないか確認する
WindowsにQuick Shareアプリが入っているか確認する
Androidでは対応端末にQuick Shareが組み込まれていますが、WindowsではQuick Shareアプリが必要です。
Android側だけQuick Shareをオンにしても、Windows側に受信用アプリが用意されていなければPCは表示されません。
Google公式では、非Samsung PC向けにWindows用Quick Shareを提供しています。
対応環境は基本的に64bit版Windows 10以降で、ARMベースPCではWindows 11以降が必要です。
Samsung製PCは使用するQuick Shareが異なる
Samsung製のWindows PCを使用している場合は注意してください。
現在、Google版Quick Shareは非Samsung PC向けとなっており、Samsung PCではMicrosoft StoreからSamsung版Quick Shareを利用する案内になっています。
以前Google版を使用していたSamsung PCで急に検出できなくなった場合は、使用しているQuick Shareアプリも確認してみてください。
WindowsのQuick Shareを管理者として起動しない
Google公式では、Windows版Quick Shareを管理者として起動しないよう案内しています。
Quick Shareのショートカットを右クリックして毎回「管理者として実行」している場合は、通常の方法で起動し直してください。
Bluetoothを両方の端末でオンにする
AndroidとWindowsの両方でBluetoothを確認します。
Windowsでは「設定→Bluetoothとデバイス」などからBluetoothがオンになっているか確認してください。
Android側でもBluetoothを有効にしたうえで、もう一度Quick Shareを開きます。
Windows PCのBluetooth機能がBluetooth Low Energyの拡張アドバタイジングに対応していない場合、一部のネットワーク環境では端末を検出できないケースがあることもGoogle公式で案内されています。
Wi-FiまたはEthernetの接続を確認する
両端末のネットワークも確認しましょう。
Windowsが自宅のWi-Fi、Androidがモバイル通信だけを使用している場合は、Androidも同じWi-Fiへ接続して比較します。
WindowsをLANケーブルで接続している場合でも、Google公式ではEthernetを利用できます。
重要なのは、両端末を同じネットワーク環境で確認することです。
AndroidとPCを近づける
端末同士が離れている場合は、PCの近くへAndroidを持ってきてください。
Googleの案内では5m以内が目安になっています。
一度PCのすぐ隣でAndroidのQuick Shareを開き直し、送信先一覧へ表示されるか確認すると分かりやすいでしょう。
直らない時に別の方法でファイルを移す
Quick Shareがすぐに復旧しないものの、写真や動画だけ急いでWindowsへ移したい場合は別の方法もあります。
- データ転送対応USBケーブルを使用する
- USB-C対応USBメモリーを使用する
- Dropboxなどのクラウド経由で共有する
USBケーブルでAndroidとWindowsを接続する
AndroidとWindowsをUSBケーブルで直接接続する方法です。
ここで注意したいのが、USBケーブルには充電だけに対応したものと、データ転送にも対応したものがあることですね。
接続してもスマートフォンが充電されるだけでWindowsに表示されない場合は、ケーブルの仕様とAndroid側のUSB設定を確認してください。
Android側でUSBの用途を選択できる場合は、「ファイル転送」などを選びます。
例えばBUFFALO BU3AC10BKはUSB Type-AからUSB Type-Cへ接続でき、メーカー公式でデータ転送と充電への対応が明記されています。
USB 3.2 Gen 1対応で、規格上の最大転送速度は5Gbpsです。
USB-C対応USBメモリーを経由する
Android端末がUSB-Cストレージに対応している場合は、USBメモリーを経由してデータを移す方法もあります。
SanDisk Ultra Dual Drive GoはUSB-CとUSB-Aの両方を備えた2-in-1タイプです。
Android側へUSB-Cで接続してファイルを保存し、その後Windows PCへUSB-Aで接続できます。
メーカー公式ではAndroid 10以降、Windows 10以降などが対応環境として案内されています。
Android端末によって外部USBストレージへの対応状況が異なるため、購入前に使用端末でも確認してください。
無線のまま共有したいならDropboxも使える
Quick Shareの設定を後で確認したい場合は、クラウドストレージを経由する方法もあります。
DropboxならAndroidからファイルをアップロードし、Windows側からダウンロードできます。
Quick Shareのような近距離直接転送とは仕組みが異なりますが、BluetoothでPCを検出できない時の代替手段になります。
スマホの動画や画像をPCへDropboxで共有する方法はこちらから確認できます。
まとめ|Quick ShareでPCが見つからない時の確認順
AndroidのQuick ShareにWindows PCが表示されない場合は、最初にPC側の公開設定を確認すると原因を絞り込みやすくなります。
▶本記事の振り返り
- Windows側のQuick Shareを開いて公開設定を確認する
- 「自分のデバイス」利用時はGoogleアカウントを確認する
- AndroidとWindowsのBluetoothをオンにする
- 両端末を同じネットワークへ接続して5m以内で試す
- Windows用Quick Shareが正しくインストールされているか確認する
- Samsung PCではSamsung版Quick Shareを利用する
- 急ぐ場合はUSBケーブル・USBメモリー・Dropboxを利用する
特に「Quick Shareは開いているのにPCだけ一覧へ出ない」場合は、Windows側のデバイス公開設定から確認してみてください。
公開範囲を一時的に「全員」へ変更して表示されるのであれば、アカウントや公開対象の設定を中心に見直せます。
それでも表示されない場合は、Bluetooth・同じネットワーク・端末間の距離・Windows版アプリを順番に確認すると分かりやすいですね。


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