
Windows11を起動したところ、突然「Microsoft Defender ウイルス対策がオフになっています」「ウイルス対策を有効にしてください」と通知されて驚いていませんか?
昨日までは正常だったのに突然Windows Defenderが無効と表示されると、「ウイルスに感染したのでは?」「セキュリティが完全に停止している?」と不安になりますね。
2026年8月以降、MicrosoftはMicrosoft Defenderが正常に動作しているにもかかわらず「ウイルス対策がオフ」と誤った通知が表示される不具合を正式に確認しています。
Windows11 23H2・24H2・25H2・26H1など幅広い環境が対象となっており、2026年9月13日時点でも「確認済み」の状態です。
ただし、「無効」という表示が出れば必ず今回の表示不具合というわけではありません。
本当にMicrosoft Defenderが動作しているかを確認してから判断すると安心だと思います。
この記事では、Windows Defenderが無効と表示される不具合の原因から、本当に保護されているか確認する方法、現在できる対処法まで分かりやすく紹介します。
▶本記事の概要
- Windows Defenderが「無効」と誤表示される不具合とは
- 本当にWindows Defenderが動いているか確認する方法
- 「ウイルス対策がオフ」の通知が出る時の対処法
- 万が一に備えてデータをバックアップする
- まとめ
Windows Defenderが「無効」と誤表示される不具合とは
Microsoftは2026年8月28日、Microsoft Defender Antivirusの最新アップデート後に「Microsoft Defender ウイルス対策がオフになっています」という誤った通知が表示される問題を既知の不具合として公開しました。
今回の特徴は、通知ではDefenderが無効と表示されているにもかかわらず、実際にはウイルス対策機能が正常に動作している場合があることです。
Microsoftによると、Windows セキュリティ上ですべての設定が有効になっていても通知が表示されることがあります。
さらに、Windows起動時だけでなく利用中に断続的に通知される場合もあるとのことです。
通知設定をオフにしていても、この警告が表示されるケースがあります。
対象となっているWindows
今回の問題はWindows11の特定バージョンだけに限定されていません。
- Windows 11 26H1
- Windows 11 25H2
- Windows 11 24H2
- Windows 11 23H2
- Windows 10 22H2
- Windows 10 21H2
- 一部のWindows Server
最新のMicrosoft Defender更新プログラムを利用している幅広いWindows環境で発生する可能性があります。
そのため、「Windows11 24H2だから関係ない」「26H1だけのバグ」という問題ではありません。
Microsoft Defender ウイルス対策が正常に機能し、設定上もアクティブになっている場合でも、「Microsoft Defender ウイルス対策がオフになっています」という通知が表示されることがあります。
引用:Microsoft「Windows 11 バージョン25H2の既知の問題と通知」
Microsoftは現在、今後のMicrosoft Defender Antivirusアップデートで解決策を公開できるよう対応を進めています。
本当にWindows Defenderが動いているか確認する方法
今回の不具合で最も重要なのは、表示だけがおかしいのか、本当にWindows Defenderが停止しているのかを確認することです。
「Microsoft Defenderがオフ」という通知だけを見て、すぐに表示不具合と判断するのは少し心配ですね。
以下の方法で現在の状態を確認できます。
Windows セキュリティから確認する
まずは最も簡単な方法から確認します。
- スタートメニューを開く
- 「Windows セキュリティ」と検索する
- Windows セキュリティを開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択する
- 「設定の管理」を開く
- 「リアルタイム保護」を確認する
リアルタイム保護が「オン」になっている場合、Microsoft Defenderが実際には動作している可能性が高くなります。
Windows セキュリティのホーム画面に緑色のチェックが表示され、「処置は不要です」と表示されているかも確認してみてください。
保護プロバイダーを確認する
Microsoft公式では、現在利用されているウイルス対策ソフトを「プロバイダーの管理」から確認する方法も案内しています。
- Windows セキュリティを開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を開く
- 「プロバイダーの管理」を選択する
- 現在有効になっているウイルス対策を確認する
Microsoft Defender Antivirusが有効になっていれば、今回の誤表示問題である可能性が考えられます。
一方で、Nortonやウイルスバスターなど他社製セキュリティソフトを利用している場合、Microsoft Defenderが自動的に無効モードになることがあります。
この場合は不具合ではなく、別のセキュリティソフトが保護を担当している状態かもしれません。
PowerShellでDefenderの状態を確認する
表示だけでは判断しづらい場合は、PowerShellからMicrosoft Defenderの状態を確認できます。
スタートボタンを右クリックして「ターミナル」または「PowerShell」を開き、以下を入力します。
Get-MpComputerStatus | Select-Object AMServiceEnabled,AntivirusEnabled,RealTimeProtectionEnabled
確認したい項目は次の3つです。
- AMServiceEnabled
- AntivirusEnabled
- RealTimeProtectionEnabled
それぞれがTrueになっていれば、Microsoft Defenderのサービス・ウイルス対策・リアルタイム保護が有効になっていると判断できます。
例えば以下のように表示されます。
AMServiceEnabled : True
AntivirusEnabled : True
RealTimeProtectionEnabled : True
通知では「無効」と表示されているのに、この3項目がTrueになっている場合は、今回Microsoftが確認している通知の不具合と一致する状態です。
ウイルススキャンを実行する
心配な場合はクイックスキャンも実行しておくと安心できますね。
- Windows セキュリティを開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択する
- 「クイックスキャン」を選択する
- 検査結果を確認する
Microsoft Defenderを使った詳しいウイルスチェック方法については、「PCが重くなった?ウイルスチェックの手順とおすすめツール」でも紹介しています。
「ウイルス対策がオフ」の通知が出る時の対処法
Microsoftは2026年9月13日時点で、この問題を「Confirmed(確認済み)」として扱っています。
完全な修正プログラムはまだ公開されておらず、今後のMicrosoft Defender Antivirusアップデートで解決策を提供する予定です。
現在できる対応を順番に確認します。
PCを再起動する
Windows セキュリティの表示状態が一時的にずれている場合、PCの再起動で表示が正常になるケースがあります。
シャットダウンではなく「再起動」を選択して確認してみると良いと思います。
ただし、Microsoftが既知の問題として扱っているため、再起動後に再び通知が表示される可能性もあります。
Defenderの更新を確認する
Microsoft Defenderのセキュリティインテリジェンスは定期的に更新されています。
Windows Updateを開き、新しい更新プログラムが配信されていないか確認してみてください。
今回の問題を直すためにWindows UpdateやMicrosoft Defenderを無効化する方法はおすすめできません。
セキュリティ更新まで停止してしまうと、新しいウイルスやマルウェアへの防御にも影響する可能性があります。
リアルタイム保護を確認する
「ウイルス対策がオフ」という表示が出ている場合でも、Windows セキュリティ内のリアルタイム保護がオンなら、実際には保護機能が動いている可能性があります。
反対にリアルタイム保護までオフになっている場合は、今回の通知不具合だけとは限りません。
他社製セキュリティソフトの状態やWindows セキュリティ設定も確認してみてください。
Microsoftからの修正を待つ
Microsoftは今後のDefenderアップデートで解決策を公開すると案内しています。
Windows セキュリティ上で保護機能が正常に動作しており、PowerShellでもTrueになっている場合は、通知だけが誤っている可能性があります。
慌ててセキュリティソフトを削除したりWindowsを初期化したりせず、Microsoftからの修正情報を確認しながら利用する方法もありますね。
万が一に備えてデータをバックアップする
今回のWindows Defender無効表示は、Microsoftが確認している通知上の不具合であり、これだけでウイルス感染を意味するものではありません。
とはいえ、セキュリティトラブルやWindowsの不具合は突然発生するため、大切なファイルを別のストレージへバックアップしておくと安心できます。
写真、動画、仕事のデータ、DTMデータなど、失うと困るファイルは外付けSSDなどへコピーしておく方法があります。
SanDisk エクストリーム ポータブルSSD 1TBのような外付けSSDなら、USB接続でデータを保存できるため、PC本体とは別のバックアップ先として利用できます。
ランサムウェア対策を意識する場合、バックアップ後に外付けSSDをPCから取り外して保管する方法もあります。
外付けSSDを利用していてWindows Update後に突然認識されなくなった場合には、「Windowsアップデート後にSSDが消えた原因と対処法」も参考になると思います。
バックアップは今回のDefender表示不具合を直すものではありませんが、セキュリティトラブルやWindowsの故障時にデータを守る手段として役立ちます。
まとめ
2026年現在、Microsoft Defenderが正常に動作しているにもかかわらず、「Microsoft Defender ウイルス対策がオフになっています」と誤表示される不具合が確認されています。
突然警告が表示されるとウイルス感染を疑ってしまいますが、まずWindows セキュリティやPowerShellから実際の動作状況を確認してみると良いと思います。
リアルタイム保護などが正常に有効であれば、今回Microsoftが案内している表示不具合に該当している可能性がありますね。
▶本記事の振り返り
- Microsoft Defenderが正常でも「ウイルス対策がオフ」と表示される不具合が確認されている
- 2026年8月28日にMicrosoftが既知の問題として公開している
- Windows11 23H2・24H2・25H2・26H1など幅広い環境が対象
- Windows起動時だけでなく利用中にも通知される場合がある
- 通知設定をオフにしていても警告が表示される場合がある
- Windows セキュリティからリアルタイム保護を確認できる
- PowerShellのGet-MpComputerStatusから実際の動作状況を確認できる
- Microsoftは今後のDefender更新で解決策を提供する予定としている
「無効」という通知だけを見て「絶対に表示バグだから安全」と判断せず、実際にDefenderが有効になっていることを確認することが大切です。
Windows セキュリティでリアルタイム保護がオンになっており、PowerShellでもAntivirusEnabledやRealTimeProtectionEnabledがTrueなら、表示だけがおかしくなっている可能性が高くなります。
Microsoftから修正アップデートや新しい情報が公開された場合には、本記事の内容も更新していきます。


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