
Android版Gmailからメールを送ったのに、「キューに追加」と表示されたまま送信されない状態になっていませんか?
送信ボタンは押したのにメールが送信トレイへ残り、「相手に届いているのか」「もう一度送ったほうがいいのか」と迷いますよね。
Gmailでキューに追加されたまま送れない場合は、通信環境だけでなく、Gmailの同期設定、Android側の同期、Googleアカウントの保存容量、端末の空き容量などが関係していることがあります。
Google公式でも、Android版Gmailの同期トラブルとして「メッセージを送信できない」症状を挙げ、通信状態や同期設定、保存容量などを順番に確認する方法を案内しています。
ただし、何度も送信ボタンを押す前に確認したい点があります。
最初に「送信済み」を確認し、すでに送信されたメールを重複して再送しないことです。
この記事では、Gmailがキューに追加されたまま送れない場合に、メール本文をできるだけ失わないよう注意しながら原因を確認する方法を解説します。
▶本記事の概要
- Gmailがキューに追加のまま送れない主な原因
- 最初に確認したい通信状態と送信済みメール
- Gmailの同期設定と保存容量を確認する方法
- 改善しない時に試したいGmailアプリの対処法
Gmailがキューに追加のまま送れない主な原因
- インターネット接続が不安定になっている
- Gmailの同期が無効になっている
- Android端末側のアカウント同期が止まっている
- Googleアカウントの保存容量が上限に達している
- Android端末の空き容量が不足している
- Gmailアプリで一時的な同期エラーが起きている
通信できず送信待ちになっている
Gmailで「キューに追加」と表示された場合は、まずインターネットへ正常に接続できているか確認します。
Wi-Fiの電波マークが表示されていても、実際にはインターネットへ接続できていないケースがあります。
Google公式もGmailの同期トラブルでは、Chromeなどのブラウザを開き、Webサイトが正常に読み込めるか確認する方法を案内しています。
地下、移動中、公共Wi-Fi、電波の弱い場所などでメールを作成した場合は、一時的に送信待ちになっている可能性がありますね。
Gmailの同期が停止している
Android版Gmailには、アカウントごとに「Gmailの同期」という設定があります。
ここが無効になっていると、GmailアプリとGoogleアカウントの情報が正常に同期されず、送受信に影響することがあります。
Google公式では、Gmailでメールを送信できない、受信トレイが更新されない、「アカウントが同期されていません」と表示される症状を、同期トラブルとしてまとめて案内しています。
「受信も最近更新されていない」という場合は、同期設定を重点的に確認すると分かりやすいと思います。
Googleアカウントの容量がいっぱいになっている
意外と見落としやすいのが、Googleアカウントの保存容量です。
Googleの保存容量は、GmailだけでなくGoogleドライブやGoogleフォトなどと共有されています。
そのため、Gmailをほとんど使っていなくても、Googleフォトへ大量の写真や動画を保存していたり、Googleドライブに大容量データがあったりすると上限へ達する場合があります。
Google公式によると、アカウントが保存容量の上限へ達すると、Gmailでメールを送受信できなくなります。
メールだけを確認するのではなく、Googleアカウント全体の容量を見ることがポイントですね。
Android本体の空き容量が不足している
Googleアカウント側には空きがあっても、Androidスマートフォン本体のストレージ不足でGmailが正常に同期できない場合があります。
Google公式でも、端末の空き容量が少ない状態ではGmailアプリが同期されないと案内しています。
写真、動画、ゲーム、ダウンロードファイルなどで本体容量がほぼ埋まっている場合は確認してみてください。
最初に確認したい通信状態と送信済みメール
- 再送する前に送信済みフォルダを確認する
- 送信トレイにメールが残っているか確認する
- Wi-Fiとモバイル通信を切り替えてみる
- ブラウザ版Gmailから送信できるか比較する
再送する前に「送信済み」を確認する
Gmailでメールが送れなかったように見えても、何度も同じメールを作成して再送するのは一度待ってください。
通信や同期のタイミングによって画面表示が更新されていない可能性も考えられます。
まずGmailのメニューを開き、「送信済み」に対象メールが入っていないか確認します。
送信済みに表示されている場合は、同じ内容をもう一度送ると相手へ重複して届く可能性があります。
送信トレイにもあり、送信済みか判断しにくい場合は、ブラウザ版Gmailから同じアカウントを確認すると状態を比較しやすいですね。
送信トレイに残っているメールを確認する
Gmailアプリのメニューから「送信トレイ」を開き、送れないメールが残っているか確認します。
対象メールを開いたら、宛先や本文だけでなく、添付ファイルが正しく読み込まれているかも見てみましょう。
この段階では、メールを削除したりGmailアプリのデータを消したりする必要はありません。
特に仕事のメールや長文を作成している場合は、後ほど設定を変更する前に本文をメモアプリなどへコピーしておくと安心だと思います。
Wi-Fiとモバイル通信を切り替える
次に、現在の通信環境を変更して比較します。
Wi-Fiを使用している場合は、一度Wi-Fiを切ってモバイルデータ通信でWebサイトを開いてみてください。
反対にモバイル通信で問題が起きているなら、安定したWi-Fiへ接続して確認します。
特定のWi-FiだけでGmailがキューに追加される場合は、そのネットワーク側に問題が起きている可能性も考えられます。
通信を切り替えた後はGmailの受信トレイを上から下へスワイプし、手動で同期してみましょう。
Google公式によると、Gmailの同期には最大15分程度かかることがあり、端末をしばらく使っていなかった場合はさらに時間がかかることもあります。
ブラウザ版Gmailから送信できるか確認する
アプリだけの問題なのか、Googleアカウント全体でメールを送れないのかを確認するため、Chromeなどからブラウザ版Gmailを開いてみます。
自分宛てなどへ短いテストメールを送り、正常に送信できるか確認してください。
ブラウザ版では送れるのにAndroid版Gmailだけ送れない場合は、Gmailアプリの同期やAndroid側の設定を中心に確認できます。
反対にブラウザ版でも送れない場合は、Googleアカウントの容量やサービス状態など、アプリ以外の原因も考えられます。
Thunderbirdから受信はできるのに送信だけ失敗している場合は、今回とは確認項目が異なります。
ThunderbirdのSMTP設定については「Thunderbirdで受信できるのに送信できない原因と対処法」で詳しく解説しています。
Gmailの同期設定と保存容量を確認する方法
- Gmailアプリの同期を確認する
- Android端末のGoogleアカウント同期を確認する
- Googleアカウントの保存容量を確認する
- Android端末のストレージ容量を確認する
Gmailアプリの同期を確認する
Android版Gmailで同期設定を確認します。
- Gmailアプリを開く
- 左上のメニューを開く
- 「設定」を選択する
- 送信できないGoogleアカウントを選択する
- 「データ使用量」付近を確認する
- 「Gmailの同期」が有効になっているか確認する
複数のGoogleアカウントをGmailアプリへ登録している場合は、送信できないメールアドレスの設定を開いているか確認してください。
別のアカウントのGmail同期を有効にしても、問題が起きているアカウントの状態は変わりません。
設定画面の名称や配置はAndroid端末やGmailアプリのバージョンによって多少異なる場合があります。
Android端末側のアカウント同期を確認する
Gmailアプリ側が有効でも、Android端末側のGoogleアカウント同期が止まっている場合があります。
Google公式では、Androidの設定からGoogleアカウントを開き、アカウント同期を実行する方法も案内しています。
端末によって項目名は異なりますが、基本的には次のような場所を確認します。
- Androidの「設定」を開く
- Googleアカウントまたはアカウント管理を開く
- 使用しているGoogleアカウントを選ぶ
- アカウントの同期を確認する
- 必要に応じて「今すぐ同期」を実行する
機種によって設定画面の構成が大きく異なるため、同じ名称が見つからない場合は端末メーカーの案内も確認してみてください。
Googleアカウントの保存容量を確認する
Gmailの同期設定が正常なら、Googleアカウントの容量を確認します。
Google公式では、個人のGoogleアカウントで利用できる保存容量は基本的にGoogleドライブ・Gmail・Googleフォトなどで共有される仕組みになっています。
容量が上限に達すると、Gmailではメールを送受信できなくなります。
容量不足になっている場合は、次のデータを確認すると整理しやすいですね。
- 不要になった大容量の添付メール
- Gmailのゴミ箱
- Gmailの迷惑メール
- Googleドライブの大容量ファイル
- Googleフォトの写真や動画
- 不要になったバックアップデータ
Gmail内のメール整理については、「Gmail活用法で仕事を効率化|メール整理の悩みから解放される設定術」でも検索機能を使った整理方法を紹介しています。
なお、Gmailのメールをゴミ箱へ移動しただけでは、すぐ容量が大きく減らない場合があります。
不要なメールを完全に削除したい場合は、内容を確認したうえでゴミ箱も整理してみてください。
Android端末のストレージ容量を確認する
Googleアカウントのクラウド容量とは別に、スマートフォン本体の空き容量も確認します。
Google公式では、端末の保存容量が不足している場合、Gmailアプリが同期されないと案内しています。
Androidの「設定」から「ストレージ」などを開き、空き容量を確認してみてください。
容量がかなり少なくなっている場合は、不要なアプリやダウンロードファイル、不要な動画などを整理します。
Googleドライブ側でも同期が止まっている場合は、「Googleドライブが同期しない・止まる原因とパソコン版の対処法」も参考になると思います。
改善しない時に試したいGmailアプリの対処法
- Gmailアプリを最新版へ更新する
- Androidスマートフォンを再起動する
- 未送信メールの本文を控える
- 最後にGmailアプリのストレージ消去を検討する
Gmailアプリを最新版へ更新する
通信や同期設定、容量に問題が見つからなければ、Google Play ストアからGmailアプリの更新を確認します。
Google公式でも、メール関連の問題に対する最新の修正を受け取るため、Gmailアプリを最新バージョンへ更新する方法を案内しています。
Google Play ストアでGmailを検索し、「更新」と表示されている場合はアップデートしてみてください。
更新後は再度Gmailを開き、送信トレイに残っていたメールの状態を確認します。
Androidスマートフォンを再起動する
一時的な同期処理の問題であれば、端末を再起動すると改善する場合があります。
Google公式でもGmailの同期問題に対して、Androidスマートフォンやタブレットの再起動を案内しています。
再起動後はインターネットへ正常に接続されていることを確認し、Gmailを開いて受信トレイを下へスワイプしてみましょう。
未送信メールの本文を先に控える
ここまで試してもGmailがキューに追加されたままの場合でも、すぐにアプリのストレージを消去するのはおすすめしにくい方法です。
Google公式は、Gmailアプリのストレージを消去するとメッセージの下書き、署名、着信音、その他の設定が消える可能性があると注意しています。
特に送信トレイに重要なメールが残っている場合は、次の内容を別の場所へ残してから進めると安心です。
- メール本文
- 宛先
- 件名
- CC・BCC
- 添付する予定だったファイル
本文はメモアプリなどへコピーし、添付ファイルも元データが端末内に残っているか確認してみてください。
仕事や重要な連絡メールの場合は、この退避作業を行ってからアプリデータの操作へ進むと安全ですね。
最後にGmailアプリのストレージを消去する
Google公式では、ほかの同期トラブル対処を行っても改善しない場合の方法として、Gmailアプリの情報を消去する手順を案内しています。
基本的な流れは次のとおりです。
- Androidの「設定」を開く
- 「アプリ」を開く
- 「Gmail」を選択する
- 「ストレージとキャッシュ」を開く
- 「ストレージを消去」を選択する
- 端末を再起動する
端末によって名称は多少異なる場合があります。
この方法は最初に行う対処ではなく、通信・同期・容量・アップデート・再起動を確認してからの最終候補として考えるとよいでしょう。
また、「キャッシュを削除」と「ストレージを消去」は影響する範囲が異なります。
画面に複数の削除項目が表示された場合は、操作内容を確認してから選択してください。
それでも送れない場合は症状を整理する
すべて確認しても改善しない場合は、「Gmail全部が送れない」のか「特定のアカウントだけ送れない」のかを整理します。
確認しておきたいのは次のような情報です。
- Android版Gmailだけ送信できないか
- ブラウザ版Gmailでは送信できるか
- すべての宛先で送れないか
- 特定のGoogleアカウントだけか
- 添付ファイルなしでも送れないか
- 受信は正常にできているか
- Googleアカウントの保存容量に空きがあるか
ブラウザ版Gmailまで利用できない場合は、Google側のサービス状況も確認対象になります。
一方、ブラウザ版では正常に送信できるのにAndroid版だけキューに残るなら、アプリ・端末側を中心に確認すると原因を整理しやすいと思います。
まとめ
今回は、Android版Gmailで「キューに追加」と表示されたまま、メールを送信できない場合の原因と対処法を解説しました。
Gmailの送信トレイにメールが残っていても、すぐに同じ内容を何度も送信するのではなく、最初に「送信済み」を確認することが大切です。
まだ送信されていなければ、ChromeなどでWebサイトが開けるか確認し、Wi-Fiとモバイル通信を切り替えてみてください。
通信に問題が見つからない場合は、GmailアプリとAndroid端末の同期設定を確認します。
さらにGoogleアカウントの保存容量とスマートフォン本体の空き容量も見ておきたいですね。
▶本記事の振り返り
- 再送前にGmailの送信済みフォルダを確認する
- Wi-Fiやモバイル通信が正常につながっているか確認する
- GmailアプリとAndroid端末の同期設定を確認する
- Googleアカウントとスマートフォン本体の空き容量を確認する
- Gmailアプリを最新版へ更新して端末を再起動する
- ブラウザ版Gmailで送信できるか比較する
- ストレージ消去前に未送信メールの本文を別の場所へ控える
「送信済み確認→通信確認→同期設定→保存容量→アプリ更新→再起動」の順番で進めると、Gmailがキューに追加されたまま送れない原因を切り分けやすくなります。
Gmailアプリのストレージ消去は下書きや設定へ影響する可能性があるため、ほかの方法で改善しなかった場合に検討してみてくださいね。


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