Thunderbirdで受信できるのに送信できない原因と対処法

不具合・バク
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「Thunderbirdではメールを受信できるのに、送信しようとするとエラーになる」「昨日までは送れていたのに、Thunderbirdを更新したあとから送信だけできなくなった」と困っていませんか?

受信できているとインターネット接続やメールアカウント全体は正常に感じますが、メールの受信と送信では利用するサーバーや認証設定が異なります。

そのため、メールを受信できる状態でも、SMTPサーバーの設定や認証方法、送信ポートなどに問題があると送信だけ失敗する場合があります。

さらにThunderbirdを更新した直後であれば、ファイアウォールやウイルス対策ソフトが新しいバージョンのThunderbirdを別のプログラムとして扱い、送信通信を止めている可能性もあります。

更新直後に送信できなくなった場合、いきなり保存済みのSMTPパスワードを削除するのではなく、まず設定とセキュリティソフトの影響を確認すると原因を整理しやすいでしょう。

この記事では「Thunderbird 受信できる 送信できない」状態に絞って、確認する順番を解説します。

※情報確認日:2026年9月29日

▶本記事の概要

  • Thunderbirdで受信できるのに送信できない主な原因
  • ThunderbirdのSMTP設定を確認する
  • 更新後に送信できない時の確認方法
  • エラーが続く時の切り分けとバックアップ
  • まとめ

Thunderbirdで受信できるのに送信できない主な原因

  • 送信SMTPサーバーの設定が合っていない
  • メールアカウントとSMTPサーバーの組み合わせが違う
  • 認証方法やユーザー名が合っていない
  • ファイアウォールやウイルス対策ソフトが通信を止めている
  • メール提供元のSMTPサービスで問題が起きている

受信と送信では利用するサーバーが異なる

Thunderbirdで受信できるのに送信できない場合、最初に知っておきたいのが受信サーバーと送信サーバーは別に設定されていることです。

メール受信ではIMAPまたはPOPを利用する一方、送信にはSMTPが使われます。

そのため、受信側の設定が正常でもSMTP側だけ設定が間違っていれば、メールを読むことはできても自分から送れません。

例えば次のような違いがあります。

確認項目 主な役割 問題がある時の症状
IMAP・POP メールの受信 新着メールを取得できない
SMTP メールの送信 送信時だけエラーになる
認証設定 利用者確認 ログイン・認証エラーになる
ポート・暗号化 サーバーとの通信 接続エラーやタイムアウトになる

「受信できるからメール設定は全部正常」と考えず、送信側を別に確認してみてください。

複数アカウントでは違うSMTPサーバーを使っていることがある

ThunderbirdへGmail、プロバイダーメール、独自ドメインなど複数のメールアドレスを登録している場合は、SMTPサーバーの組み合わせも確認します。

Thunderbird公式では、使用しているメールアドレスに対して正しいSMTPサーバーが指定されているか確認するよう案内しています。

例えば別のメールサービス用に設定したSMTPサーバーを使って送ろうとすると、認証できず送信に失敗する可能性があります。

「アカウントを追加したあとから送れない」「一部のメールアドレスだけ送れない」という場合は、この部分を確認すると分かりやすいですね。

Thunderbird公式の送信トラブル対処はこちらから確認できます。

ThunderbirdのSMTP設定を確認する

  • 送信SMTPサーバーを開く
  • サーバー名・ポート・暗号化方式を確認する
  • 認証方法とユーザー名を確認する
  • 使用中のアカウントに正しいSMTPサーバーを割り当てる

送信SMTPサーバーの設定画面を開く

Thunderbirdで送信設定を確認する場合は、アカウント設定を開きます。

画面構成はThunderbirdのバージョンによって多少異なる場合がありますが、基本的には次の流れです。

  1. Thunderbirdのメニューボタンを開く
  2. 「アカウント設定」を選択する
  3. 左側の一覧から「送信(SMTP)サーバー」を開く
  4. 使用しているメールサービスのSMTP設定を選ぶ
  5. 「編集」から内容を確認する

ここで確認したいのが、サーバー名・ポート番号・接続の保護・認証方式・ユーザー名です。

正しい設定値はメールサービスによって異なるため、ネット上で見つけた別サービスの値をそのまま入力しないようにしてください。

契約しているプロバイダーやメールサービスの公式ページで「SMTP設定」「メールソフト設定」などを確認すると安心です。

ポート番号を適当に変更しない

SMTPエラーについて検索すると「ポートを587に変更」「465に変更」といった情報が見つかることがあります。

実際にThunderbird公式も、インターネットサービスプロバイダーによってはポート25からの送信がブロックされ、587や465など別のポートが使われる場合があると案内しています。

ただし、利用できるポート番号と暗号化方式はメール提供元の設定によって変わります。

現在の値を無条件に587や465へ変更するのではなく、利用しているサービスの公式設定と比較してください。

主に確認する項目は次のとおりです。

  • SMTPサーバー名
  • ポート番号
  • 接続の保護
  • 認証方式
  • ユーザー名

1項目だけではなく、組み合わせで確認することが大切ですね。

認証方法がメールサービスと合っているか確認する

Thunderbird メール送信 失敗の原因として、認証方式が合っていない場合もあります。

メールサービスによっては通常のパスワード認証ではなく、OAuth2を利用します。

例えばThunderbird公式では、Microsoft系メールの設定について、送信SMTP側もOAuth2へ変更する方法を案内しています。

Yahoo系サービスについても、対象アカウントではOAuth2を利用する設定が案内されています。

ただし、すべてのメールサービスがOAuth2を使用するわけではありません。

「OAuth2に変更すれば全部直る」と考えず、使用しているメール提供元の公式設定を確認してください。

メールアカウントとSMTPサーバーの組み合わせを確認する

SMTP設定そのものが正しくても、別アカウント用のSMTPサーバーが割り当てられていると送信できない場合があります。

アカウント設定から送信できないメールアドレスを選び、現在使用する「送信(SMTP)サーバー」を確認します。

例えば仕事用メールと個人メールをThunderbirdへ登録している場合は、それぞれ対応するSMTPサーバーが設定されているか見てみましょう。

特定のメールアドレスだけ送信できない場合は、SMTPの割り当て違いを疑いやすい状態だと思います。

更新後に送信できない時の確認方法

  • 保存済みSMTPパスワードを最初に削除しない
  • ファイアウォールやウイルス対策ソフトを確認する
  • VPN・プロキシの影響を確認する
  • メールサーバーのTLS対応状況を確認する

更新直後ならパスワード削除を最初に行わない

Thunderbird 更新後 送信できない状態になると、「保存されているパスワードが壊れたのでは?」と感じるかもしれません。

しかしThunderbird公式は、アップデート後に突然送信できなくなった場合、保存済みSMTPパスワードの削除を最初の対処として行わないよう案内しています。

以前まで同じ設定で正常に送信できていたなら、保存されたSMTPパスワードが突然間違ったものになった可能性だけを最初に疑う必要はありません。

先にファイアウォールやウイルス対策ソフトの影響を確認します。

特に「Thunderbirdを更新した直後から送れない」という発生タイミングは、原因を探す大きな手がかりになります。

ファイアウォールやウイルス対策ソフトを確認する

Thunderbird公式によると、アップデート後に突然送信できなくなる原因として、ファイアウォールやウイルス対策ソフトが新しいThunderbirdをブロックしているケースがあります。

以前のThunderbirdは許可されていても、更新後の実行ファイルが新しいプログラムとして認識される場合があります。

利用中のセキュリティソフトにThunderbirdの許可設定がある場合は、登録状態を確認してください。

公式では、信頼するプログラムの一覧からThunderbirdを一度削除し、再登録する方法も案内されています。

セキュリティソフトを一時停止して比較する場合は、ほかの作業を行わず短時間の送信確認だけに留め、確認後すぐ元の状態へ戻すと安心ですね。

VPNやプロキシも送信を妨げる場合がある

Thunderbird公式では、VPNやプロキシによって送信通信がブロックされる可能性についても案内しています。

VPN接続中だけThunderbird SMTP エラーが発生する場合は、一度VPNを切断した状態と比較すると切り分けやすくなります。

会社や学校のネットワークでは通信方法が管理されている場合もあるため、自分で変更できない環境なら管理担当者へ確認するとよいでしょう。

ブラウザも開けず、Thunderbird以外のネット通信にも問題がある場合は、サイト内のPCトラブル診断ツールはこちらからネットワーク系の症状を確認できます。

TLSの対応状況を確認する

Thunderbirdは安全な通信を行うため、TLSと呼ばれる暗号化通信を利用します。

Thunderbird公式では、メールプロバイダー側が古いTLS方式しか対応していない場合、新しいThunderbirdで送受信に問題が起こる可能性を案内しています。

これは個人で利用している大手メールサービスでは起こりにくいケースですが、古い社内メールサーバーや独自環境を利用している場合に確認したいポイントです。

セキュリティ水準を下げる変更を自己判断で行うより、メールサーバー管理者や提供元へ現在のTLS対応状況を確認すると安心だと思います。

エラーが続く時の切り分けとバックアップ

  • ブラウザ版メールから送信できるか確認する
  • SMTPパスワードの再入力は後半で試す
  • エラーメッセージを記録する
  • 大きな設定変更前にメールデータを保全する

ブラウザ版では送信できるか確認する

Thunderbirdから送信できない場合は、利用しているメールサービスのブラウザ版から同じアカウントでテストメールを送ってみます。

ブラウザ版では送信できるのにThunderbirdだけ失敗するのであれば、Thunderbird側のSMTP設定や通信環境を重点的に確認できます。

反対にブラウザ版でも送れない場合は、メールアカウントやサービス側の制限・障害も確認対象になります。

Gmailを利用している方で、Thunderbirdとは別にGmail自体の整理や設定を確認したい場合は、Gmail活用法で仕事を効率化する設定はこちらでも紹介しています。

保存済みSMTPパスワードの確認は後から行う

SMTPサーバー、認証方式、セキュリティソフトなどを確認しても改善しない場合は、保存されているSMTPパスワードの確認へ進みます。

Thunderbird公式でも、SMTPパスワードの確認・削除や、メール提供元でのパスワードリセットを対処方法として案内しています。

ただし、前述したようにThunderbird更新直後の送信失敗では最初に行う方法ではありません。

メールサービス側でパスワードを変更した直後なら、Thunderbird側に古い認証情報が残っている可能性があります。

その場合はアカウント情報を確認し、新しい認証情報でログインし直します。

表示されたSMTPエラーを記録する

Thunderbirdでメール送信に失敗したときは、表示されたメッセージを閉じる前に内容を確認してください。

可能であればスクリーンショットも残しておくと原因を調べやすいでしょう。

特に次の情報があると切り分けに役立ちます。

  • 表示されたエラー全文
  • エラーコード
  • 使用しているメールサービス
  • Thunderbirdのバージョン
  • 更新前は送信できていたか
  • 特定アカウントだけか、すべてのアカウントか
  • ブラウザ版メールでは送信できるか

Thunderbird公式も、解決しない場合はSMTP設定、メールプロバイダー、OS、Thunderbirdのバージョン、セキュリティソフトなどの情報を整理してサポートへ相談する方法を案内しています。

大きな設定変更前はメールデータも確認する

SMTPの確認だけであれば通常メールデータを削除する操作ではありません。

しかし、Thunderbirdのプロファイル変更や再インストールなど大きな操作まで進む場合は、重要なメールや設定を別の場所へ保管しておくと安心です。

バックアップ先の候補として、PCデータをまとめて保存できるSanDisk ポータブルSSD 1TBも利用できます。

外付けSSDを接続しただけでThunderbirdのメールが自動的にバックアップされるわけではありません。

Thunderbirdのプロファイルや必要なデータを確認し、自分で保存先へコピーする用途として考えてください。


メール入力にも使いやすいArteckワイヤレスキーボード

Thunderbirdで日常的にメールを書く場合は、文字入力で使うキーボードの感触も作業しやすさに影響すると感じます。

私はこれまでさまざまなキーボードを使ってきましたが、その中で最終的に使いやすいと感じているのがArteck 2.4Gワイヤレスキーボードです。

特に気に入っているのが、キーを押したときの感触と本体の大きさですね。

フルサイズなのでメール作成だけでなく、Excelなど数字を入力する作業でも使いやすく、机の上でも扱いやすいサイズ感だと感じています。

さらに裏側にはステンレス素材が使われているため、手頃な価格ながら持ったときに安っぽさを感じにくく、高級感があるところも魅力です。

押し心地・大きさ・裏面のステンレスによる質感まで含めると、価格とのバランスが非常に良いキーボードだと思います。

こちらもThunderbirdの送信エラーを直す製品ではなく、普段のPC・メール作業環境を整えたい場合の候補です。


まとめ

Thunderbirdで受信できるのに送信できない場合は、メールアカウント全体が使えなくなったと考えるのではなく、送信に使われるSMTP設定から確認すると原因を整理しやすくなります。

最初は送信SMTPサーバーの名前、ポート、暗号化方式、認証方法、ユーザー名をメール提供元の公式設定と比較してください。

複数のメールアカウントをThunderbirdへ登録している場合は、送信元アドレスとSMTPサーバーの組み合わせも確認します。

また、Thunderbird 更新後 送信できない状態になった場合は、保存済みSMTPパスワードをすぐ削除するのではなく、ファイアウォールやウイルス対策ソフトによって新版Thunderbirdがブロックされていないか確認しましょう。

VPNやプロキシを利用している場合は、それらを使用している時だけ問題が発生するのか比較する方法もあります。

それでも送信できない場合は、ブラウザ版メールで送れるか確認し、Thunderbirdだけの問題なのかメールサービス側でも発生しているのか切り分けてみてください。

▶本記事の振り返り

  • 受信と送信では使用するメールサーバーが異なる
  • SMTPサーバー名・ポート・暗号化・認証方式を確認する
  • メールアカウントとSMTPサーバーの組み合わせを確認する
  • 認証方法は利用しているメールサービスの公式設定に合わせる
  • 更新直後は保存済みSMTPパスワードを最初に削除しない
  • ファイアウォール・ウイルス対策ソフト・VPNの影響を確認する
  • ブラウザ版メールでも送信できるか比較する

「SMTP設定 → アカウントとの組み合わせ → 認証方法 → セキュリティソフト → ブラウザ版との比較」の順番で確認すると、Thunderbird メール送信 失敗の原因を一つずつ切り分けやすいと思います。

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