
PremiereでCamera Shakeを使った動画を書き出そうとしたとき、途中でレンダリングエラーが発生して書き出せない状態になっていませんか?
さらにPremiereを使い続けるほどメモリ使用量が増えていく場合、「パソコンのメモリが足りないのかな」「Camera Shakeの設定を間違えたのかな」と気になりますよね。
Adobe公式では、Premiere 26.3のCamera ShakeエフェクトがCPUによるソフトウェアレンダリングへ切り替わった際、メモリリークやレンダリングエラーが発生することがある問題を既知の不具合として掲載しています。
この問題は現在「解決済み」となっており、Premiere 26.5で修正されています。
そのため、Camera Shakeを使用した部分で書き出しエラーが発生している場合は、最初にPremiereのバージョンと使用しているエフェクトを確認すると原因を絞りやすいと思います。
この記事では一般的なPremiereの書き出しエラーまで広げず、Camera Shakeで発生する今回の不具合に絞って解説します。
▶本記事の概要
- PremiereのCamera Shakeで書き出しエラーになる不具合
- 対象バージョンとCamera Shakeの使用箇所を確認する
- プロジェクトをバックアップしてPremiere 26.5へ更新する
- メモリ増設ではなく修正版への更新を確認する
- まとめ|Premiere Camera Shakeの書き出しエラー対策
PremiereのCamera Shakeで書き出しエラーになる不具合
- Premiere 26.3で確認されている
- Camera ShakeがCPU処理へ切り替わる場合に発生する
- メモリリークやレンダリングエラーにつながる
Premiere 26.3で確認されている
Adobe公式の「既知の問題と修正済みの問題」では、Camera Shakeエフェクトに関する不具合が掲載されています。
対象として案内されているアプリのバージョンはPremiere 26.3です。
影響を受けるデバイスとしてWindowsとmacOSの両方が掲載されているため、Windows PCだけに発生する問題ではありません。
Premiere 26.3を使用していてCamera Shakeを追加したシーケンスを書き出せない場合は、今回の既知問題と条件が一致している可能性があります。
Adobe公式の既知問題一覧は、こちらから確認できます。
Camera ShakeがCPU処理へ切り替わると発生する場合がある
Adobeによると、この問題はCamera ShakeエフェクトがCPUによるソフトウェアレンダリングへフォールバックした場合に発生することがありました。
つまり、Camera Shakeを使用しているすべてのプロジェクトで必ずエラーになるという内容ではありません。
特定の処理条件になった場合に、メモリリークやレンダリングエラーが発生する可能性がある不具合です。
Camera Shakeを使用した部分で書き出しが止まる場合は、単純なパソコン性能不足と決めつけないことが大切ですね。
メモリ使用量が増える症状も確認されている
今回Adobeが掲載している症状には、レンダリングエラーだけではなくメモリリークも含まれています。
メモリリークが発生すると、Premiereを使用している間に本来解放されるメモリが正常に戻らず、使用量が増えていく場合があります。
その結果、Camera Shakeを含むプロジェクトを処理していると、Premiereのメモリ使用量が通常より増えているように見えることがあります。
今回の条件に該当している場合は、「RAMが少ないから発生している」と判断してメモリ増設だけで解決しようとするより、Premiereのバージョンを確認するほうが原因を整理しやすいと思います。
Camera Shakeとは関係なくPremiere全体が頻繁に落ちたり固まったりしている場合は、Premiere Proがバグる・落ちる原因と機種別対処方法でも別の原因を解説しています。
対象バージョンとCamera Shakeの使用箇所を確認する
- Premiere 26.3を使用しているか確認する
- エラーが出るシーケンスでCamera Shakeを確認する
- 26.5の別不具合と混同しない
Premiere 26.3を使用しているか確認する
まず確認したいのは、現在インストールしているPremiereのバージョンです。
今回Adobeが対象として掲載しているのはPremiere 26.3になります。
すでに26.5以降を使用している場合、Camera ShakeのメモリリークとレンダリングエラーについてはAdobe公式上では修正済みです。
そのため、26.5以降で同じように書き出せない場合は、今回のCamera Shake不具合だけが原因とは限りません。
反対に26.3を使用していて、Camera Shakeを追加したプロジェクトでエラーが起きている場合は、修正版への更新を検討できます。
エラーが出るシーケンスでCamera Shakeを確認する
次に、書き出しエラーが発生しているシーケンスでCamera Shakeを使用しているか確認します。
Camera Shakeを使用していないプロジェクトでレンダリングエラーが起きている場合は、今回Adobeが掲載している不具合とは条件が一致しません。
複数のシーケンスを編集している場合は、次のように整理すると分かりやすいと思います。
- Premiereのバージョンが26.3か
- Camera Shakeを使用しているか
- Camera Shakeを使用したシーケンスで書き出しエラーが出るか
- Premiereのメモリ使用量が大きく増えているか
この条件を確認してからアップデートへ進むと、今回の既知問題に該当しているか判断しやすくなりますね。
26.5の別不具合と混同しない
Premiere 26.5では、Camera Shakeとは別に特定の映像で緑色のフレームが発生する問題も報告されています。
こちらはCamera Shakeのメモリリークやレンダリングエラーとは別の問題です。
26.5へ更新したあとにプレビューや書き出した動画が一瞬緑色になる場合は、Camera Shakeの今回の問題とは分けて考えると分かりやすいと思います。
緑色のフレームについては、Premiere Proで緑色に点滅する不具合!26.5の対処法で詳しく解説しています。
プロジェクトをバックアップしてPremiere 26.5へ更新する
- 更新前にプロジェクトと素材を残しておく
- Creative CloudからPremiereを更新する
- バックアップ用SSDを利用する方法もある
更新前にプロジェクトと素材を残しておく
Premiere 26.3から26.5へ更新する場合は、先に現在の編集データを残しておくと安心です。
特に仕事や長期間編集している動画では、プロジェクトファイルだけではなく、使用している元動画や画像、音声素材も確認しておくと扱いやすいですね。
バックアップするデータとしては、次のようなものがあります。
- Premiereのプロジェクトファイル
- 編集に使用している動画素材
- 画像やBGMなどの素材
- 書き出し済みの完成動画
Premiereを更新すること自体がプロジェクトを削除するという意味ではありませんが、大切な編集データは別の保存先にも残しておくと安心です。
Creative CloudからPremiereを更新する
Adobeは今回のCamera Shake問題について、Premiere 26.5で修正済みと案内しています。
26.3を使用していて今回の発生条件に一致する場合は、Creative Cloudデスクトップアプリから利用可能なPremiereのアップデートを確認できます。
- 編集中のプロジェクトを保存する
- Premiereを終了する
- Creative Cloudデスクトップアプリを開く
- 利用可能なアップデートを確認する
- Premiereを26.5以降へ更新する
- 更新後に対象プロジェクトを開いて書き出しを確認する
AdobeもCreative Cloudアプリを手動更新する際は、作業中のデータを保存してAdobeアプリを閉じてから更新する方法を案内しています。
26.5へ更新したあと、Camera Shakeを使用しているシーケンスを再び書き出し、レンダリングエラーが改善しているか確認してみてください。
バックアップ用SSDを利用する方法もある
動画編集では元動画やプロジェクトファイルの容量が大きくなりやすいため、バックアップ先として外付けSSDを用意する方法もあります。
SanDiskのポータブルSSD 1TBは、読み取り速度最大800MB/秒、USB 3.2 Gen 2対応の外付けSSDです。
Premiereのプロジェクトファイルや元動画を別の場所にも残したい場合に使いやすいと思います。
ただし、SSDを追加することでCamera Shakeの不具合そのものが直るわけではありません。
今回の問題に対するAdobe公式の修正はPremiere 26.5への更新であり、SSDはプロジェクトや素材をバックアップするための選択肢になります。
メモリ増設ではなく修正版への更新を確認する
- メモリ使用量の増加だけでRAM不足と判断しない
- Premiereの解説書で操作を確認する方法もある
- 動画編集で使っているキーボード
メモリ使用量の増加だけでRAM不足と判断しない
Camera Shakeを使用しているとPremiereのメモリ使用量が増える場合、メモリを増設すれば直るように感じるかもしれません。
しかし今回Adobeが確認した問題は、Camera ShakeがCPUレンダリングへ切り替わった際に発生するメモリリークです。
そのため、26.3で今回の条件に該当している場合は、PCのRAM容量だけを原因として考えるのは適切ではありません。
今回のCamera Shake不具合を直す目的だけで、先にメモリを購入する必要はありません。
まずPremiereのバージョンを確認し、26.3ならプロジェクトをバックアップしたうえで26.5以降への更新を検討する流れが分かりやすいと思います。
Premiereの解説書で操作を確認する方法もある
Camera Shakeの設定だけでなく、Premiereのエフェクト、タイムライン、書き出しなど基本的な操作をまとめて確認したい場合は、Premiereの解説書を手元に置く方法もあります。
例えば「Premiere Pro よくばり入門 改訂版」のような初心者向けの書籍であれば、動画編集の基本操作を順番に確認したい方にも使いやすいと思います。
ただし、書籍を購入することで今回のCamera Shake不具合が修正されるわけではありません。
今回のエラーについてはPremiere 26.5で修正済みというAdobe公式情報を優先して確認してください。
動画編集で使っているキーボード
Premiereで長時間動画編集をする方には、普段のPC操作で使いやすいキーボードも作業環境の一つになります。
私自身、これまでさまざまなキーボードを使ってきましたが、最終的に使い続けているのがArteckの2.4Gワイヤレスキーボードです。
特に気に入っているのが、キーを押したときの感触、フルサイズながら扱いやすい大きさ、裏面に使われているステンレスの質感になります。
裏面のステンレスは価格以上にしっかりした高級感があり、デスクへ置いたときの安定感も気に入っています。
押し心地やサイズ、見た目を含めて考えると、個人的には非常にコストパフォーマンスが良いキーボードだと感じています。
もちろんCamera Shakeの書き出しエラーを解消する商品ではありませんが、Premiereで動画編集や文字入力を長時間行うPC環境では使いやすい一台です。
まとめ|Premiere Camera Shakeの書き出しエラー対策
Premiere 26.3では、Camera ShakeエフェクトがCPUによるソフトウェアレンダリングへフォールバックした場合に、メモリリークやレンダリングエラーが発生する問題が確認されていました。
Camera Shakeを使用したシーケンスだけ書き出せなかったり、Premiereのメモリ使用量が増え続けたりする場合は、現在使用しているバージョンを確認してみてください。
Adobe公式ではこの問題をすでに解決済みとしており、Premiere 26.5で修正されています。
26.3を使用している場合は、プロジェクトファイルや元動画をバックアップしてからCreative Cloudでアップデートを確認すると安心ですね。
また、今回確認されているメモリ使用量の増加はCamera Shakeのメモリリークによるものなので、この不具合を直す目的だけでPCのメモリ増設を先に行う必要はありません。
26.5以降でも同じ書き出しエラーが発生している場合は、Adobeが今回掲載しているCamera Shake 26.3の問題とは別の原因も考えられます。
▶本記事の振り返り
- Premiere 26.3のCamera Shakeでメモリリークとレンダリングエラーが確認されていた
- CPUによるソフトウェアレンダリングへ切り替わる場合に発生することがあった
- Adobe公式ではPremiere 26.5で修正済みと案内されている
- アップデート前にプロジェクトと使用素材をバックアップしておくと安心
- 今回の不具合対策としてメモリ増設を優先する必要はない


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