
「Time Machineのバックアップが途中で止まってしまう」
「バックアップを完了できませんでしたと表示される」
「今まで使えていた外付けディスクへ急に保存できなくなった」
MacのTime Machineでこのようなエラーが出ると、外付けHDDやSSDを初期化した方がよいのか迷いますよね。
ただし、既存のバックアップが保存されているディスクを最初から消去するのは避けた方が安心です。
Time Machineでバックアップできない原因には、外付けドライブの接続、容量不足、Mac本体の空き容量、ファイルへのアクセス、VPNやセキュリティソフトなど複数あります。
Appleも、まず対応ディスクや容量、接続などを確認し、それでも改善しない場合にディスク修復や初期化へ進む流れを案内しています。
本記事では、現在保存されているバックアップをなるべく失わない順番で確認方法を解説します。
▶本記事の概要
- Time Machineでバックアップできない主な原因
- バックアップ先の接続と容量を確認する
- Mac側の設定やアプリを確認する
- ディスクを修復しても直らない場合の対処法
- まとめ|Time Machineでバックアップできない時の確認順
Time Machineでバックアップできない主な原因
Time Machineのバックアップが完了しない場合は、表示されているエラーメッセージも確認してください。
- バックアップディスクが接続されていない
- バックアップ先の容量が不足している
- Mac本体の空き容量が少ない
- バックアップ対象のファイルへアクセスできない
- Macがロックされている
- VPNやセキュリティソフトが通信へ影響している
- バックアップディスクにエラーがある
特に「容量が足りない」「ディスクが利用できない」と表示されている場合は、その内容から優先して確認すると原因を絞り込みやすくなります。
Time Machineでバックアップや復元ができない場合は、対応するバックアップディスク、ストレージの空き容量、ディスクの接続、VPNなどの他社製ソフト、ディスクユーティリティによる修復などを確認します。
引用:Apple サポート
バックアップ先の接続と容量を確認する
- 外付けHDD・SSDをMacへ直接接続する
- バックアップ先とMac本体の空き容量を確認する
- Time Machineで利用できるディスクか確認する
外付けHDD・SSDをMacへ直接接続する
USBハブやドッキングステーションを使っている場合は、一度外付けHDDやSSDをMacへ直接接続してみてください。
Appleも、バックアップディスクをMacへ接続する場合は、USBハブなどを介さず直接接続して確認するよう案内しています。
ケーブルを一度抜き、別のUSB-C・Thunderboltポートへ接続して認識状態が変わるか確認する方法もあります。
Finderやディスクユーティリティにもドライブが表示されない場合は、Time Machine以前に外付けドライブの接続自体を確認する必要があります。
バックアップ先の容量を確認する
Time Machineから「バックアップディスクの容量が不足しています」などと表示される場合は、外付けドライブの空き容量を確認します。
Appleは、Mac本体のストレージ容量の2倍以上をバックアップディスクの目安として案内しています。
例えばMacが512GBなら1TB以上、1TBなら2TB以上が一つの目安ですね。
Time Machineは古いバックアップを管理しながら新しいデータを保存するため、Macと同容量のドライブでは余裕が少なくなる可能性があります。
Mac本体の空き容量も確認する
容量不足はバックアップ先だけの問題ではありません。
Appleによると、Macの起動ディスクがほぼ満杯になっている場合、Time Machineがバックアップを完了するために必要な一時データを保存できないことがあります。
「システム設定→一般→ストレージ」などからMac本体の空き容量も確認してください。
不要な大容量ファイルがある場合は、必要性を確認して整理するとよいでしょう。
Time Machineで使えるディスクか確認する
Time Machineでは、Macへ直接接続したUSB・Thunderboltストレージや、対応するネットワークストレージなどを利用できます。
一方、Windows向けの形式になっているディスクでは、そのままTime Machineのバックアップ先として使用できない場合があります。
フォーマット変更やディスク消去を行うと、そのドライブに保存されているデータが消える可能性があります。
重要なデータが入っている場合は、別の場所へコピーしてから作業してください。
Mac側の設定やアプリを確認する
- Macをロック解除した状態で手動バックアップする
- VPN・セキュリティソフトを確認する
- macOSと外付けドライブの更新を確認する
Macをロック解除した状態でバックアップする
エラー内容によっては、一部のファイルへアクセスできずバックアップが遅延する場合があります。
Appleは、一部の保護されたファイルについて、Macがロック解除されている必要がある場合があると案内しています。
Macを起動してログインした状態で、Time Machineメニューから手動バックアップを試してみてください。
一時的に取得できなかったファイルが原因なら、次回の自動バックアップで正常に進む場合もあります。
VPNやセキュリティソフトを確認する
ネットワーク上のNASや別のMacへTime Machineバックアップを保存している場合は、VPNや他社製セキュリティソフトも確認対象です。
ネットワーク通信を監視するソフトによって、Macとバックアップ先の通信が正常に行えないケースがあります。
使用している場合は設定を確認し、原因の切り分けとして一時停止した状態でバックアップを試す方法があります。
停止する場合は、必要なセキュリティ機能まで無効にならないよう注意してください。
初回バックアップは時間がかかることがある
「バックアップできない」と「バックアップに時間がかかっている」は分けて考えます。
Time Machineの初回バックアップではMac内の多くのデータをコピーするため、2回目以降より時間がかかります。
進行状況が少しずつ変化している場合は、エラーで停止しているのではなく処理が続いている可能性があります。
一方、明確なエラーが表示されたり、何度試しても同じ位置で失敗したりする場合は、次のディスク修復も確認してください。
ディスクを修復しても直らない場合の対処法
- ディスクユーティリティのFirst Aidを実行する
- バックアップ用ドライブの交換を検討する
- 最後の手段としてディスク消去を検討する
ディスクユーティリティのFirst Aidを実行する
接続や容量に問題が見つからない場合は、macOSの「ディスクユーティリティ」を開きます。
対象のバックアップディスクを選択し、First Aidからディスクのチェック・修復を行います。
Appleも、Time Machineが正常に使用できない場合の確認項目としてディスクユーティリティによる修復を案内しています。
修復が完了したらMacを再起動し、もう一度Time Machineを実行してみてください。
バックアップ用ドライブを交換する場合の容量
ドライブの故障が疑われる場合や、現在の容量が小さすぎる場合は、新しい外付けストレージへ変更する方法があります。
Appleが案内する2倍を目安にすると、容量は次のように考えられます。
- Mac 256GB:500GB~1TB程度
- Mac 512GB:1TB以上
- Mac 1TB:2TB以上
- Mac 2TB:4TB以上
実際には保存しているデータ量や、どの程度過去のバックアップを残したいかでも必要容量は変わります。
1TBならSanDiskポータブルSSDも候補
512GBクラスのMacで、持ち運びや速度も重視するならSanDisk ポータブルSSD 1TBも候補になります。
USB 3.2 Gen 2対応で、メーカー公称の読み取り速度は最大800MB/秒です。
SSDなのでHDDのような回転部品がなく、小型で持ち運びやすい点も便利だと感じます。
ただし、1TB MacのTime Machine用として考える場合は、Appleの「Mac容量の2倍以上」という目安から2TB以上の製品を検討した方が容量に余裕があります。
大容量ならMac向け4TB HDDも候補
速度よりも容量を優先し、Time Machine専用ドライブとして使うならWD My Passport for Mac 4TBも候補です。
macOS向けモデルで、4TBなら1TB MacでもAppleが案内する2倍以上の容量を確保できます。
USB-Aケーブルに加えてUSB-Cアダプターが付属するモデルもあり、USB-C搭載Macへ接続しやすい構成です。
HDDはSSDより読み書き速度では劣りますが、Time Machineのように大容量を継続して保存する用途では、容量単価を抑えやすいメリットがあります。
ディスク消去は最後に検討する
接続・容量・VPN・修復などを確認しても改善しない場合は、バックアップディスクを消去してTime Machineへ再登録する方法があります。
ただし、ディスクを消去すると、そこに保存されている過去のTime Machineバックアップも失われます。
必要なバックアップへアクセスできる状態なら、重要なデータを別のストレージへ確保してから進めてください。
既存バックアップを残したい場合は、現在のディスクを消去するより、新しい外付けHDD・SSDをTime Machine用として追加する方法もあります。
まとめ|Time Machineでバックアップできない時の確認順
Time Machineでバックアップできない場合は、いきなりバックアップディスクを初期化せず、データを残したまま確認できる項目から進めると安心です。
▶本記事の振り返り
- 最初にTime Machineのエラーメッセージを確認する
- 外付けHDD・SSDをMacへ直接接続する
- バックアップ先とMac本体の空き容量を確認する
- Macをロック解除した状態で手動バックアップを試す
- VPNやセキュリティソフトの影響を確認する
- ディスクユーティリティのFirst Aidで修復する
- ディスク消去は既存バックアップを確認した後の最終手段にする
特に容量不足と外付けディスクの接続不良は、ディスクを消去せず確認できます。
バックアップ用ストレージを交換する場合は、Mac本体の容量の2倍以上を一つの目安にすると選びやすいでしょう。
既存バックアップが残っている場合は、初期化を急がず、接続・容量・Mac側の設定・ディスク修復の順番で原因を探してみてくださいね。


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