
Steamでゲームを起動しようとしたとき、突然「クラウドの競合」と表示されて困ったことはありませんか?
「ローカルとクラウドのどちらを選べばいいの?」「今まで遊んだセーブデータが消えてしまうのでは?」と不安になる方もいると思います。
特に、何十時間もプレイしたゲームでは、選択を間違えて進行状況が戻ってしまうのは避けたいところですね。
Steamクラウドの競合は、PC内のセーブデータとクラウド上のデータに違いがあり、Steamがどちらを残すか判断できない場合に表示されます。
残したいセーブデータを確認せずに選択すると、大切な進行状況が上書きされる可能性があります。
この記事では、Steamクラウドの競合が発生する原因から、ローカルとクラウドの選び方、セーブデータのバックアップ方法まで解説していきます。
▶本記事の概要
Steamクラウドの競合が表示される原因
Steamクラウドは、対応するゲームのセーブデータなどをオンライン上に保存できる機能です。
同じSteamアカウントを使用していれば、別のPCやSteam Deckでも保存されたデータを利用できます。
ただし、ゲームの進行状況を保存したタイミングによっては、PC内とクラウド上のデータが一致しなくなる場合があります。
Steamが自動的にどちらのデータを残すか判断できないときに表示されるのが、「クラウドの競合」です。
主に、次のような状況が関係していると考えられます。
- PC内とクラウド上のセーブデータが異なっている
- ゲーム終了後のクラウド同期が完了していない
- 別のPCで遊んだデータが現在のPCへ反映されていない
- オフラインでゲームを進めていた
- 通信が不安定な状態でSteamを終了した
PC内とクラウド上のセーブデータが異なる
Steamクラウドでは、ゲームを起動するときや終了するときにデータの同期が行われます。
例えば、昨日クラウドへ保存したデータがあり、今日PCでゲームを進めたとします。
その後、正常に同期できないままSteamを終了すると、PC内には今日の進行状況が残っていても、クラウド上には昨日のデータが保存されているかもしれません。
この状態でゲームを起動すると、Steamクラウドの競合が表示される場合があります。
競合が表示されたからといって、セーブデータが消えているとは限りません。
まずは、現在のPCに保存されているデータとクラウド上のデータを確認していきましょう。
別のPCやSteam Deckで遊んでいた
普段はデスクトップPCで遊んでいて、外出先ではノートPCやSteam Deckを使用している方もいると思います。
複数の端末でゲームを進める場合、最後に遊んだ端末のデータが正常に同期されているかが重要です。
例えば、ノートPCでゲームを進めたあと、クラウド同期が完了する前にデスクトップPCで起動すると、両方のセーブデータに違いが生じるかもしれません。
また、オフラインで進めたゲームは、オンラインへ戻るまでクラウドへ反映されない場合があります。
Steam公式でも、オフラインでのプレイはクラウドの競合につながる可能性があると案内されています。
ローカルとクラウドのどちらを選ぶ?
Steamクラウドの競合が表示されると、ローカルとクラウドのどちらのデータを使用するか選択する画面が表示されます。
ここで確認したいのが、それぞれのデータの更新日時と、最後にゲームを遊んだ端末です。
競合画面には更新日時などが表示されるため、残したい進行状況と照らし合わせて確認できます。
ただし、更新日時が新しいデータでも、必ずしも自分が残したい進行状況とは限りません。
次の3つの項目を順番に確認していきましょう。
- ローカルとクラウドの違いを確認する
- セーブデータの更新日時を比較する
- 最後にゲームを遊んだ端末を確認する
ローカルとクラウドの違いを確認する
まずは、それぞれのデータがどこに保存されているかを整理しておきます。
ローカルデータとは?
ローカルデータは、現在使用しているPC内に保存されているゲームデータです。
普段から同じPCで遊んでいる場合、最後にプレイした進行状況がローカル側に保存されていることもあります。
ただし、直前に別の端末で遊んでいた場合は、現在のPCに古いデータが残っているかもしれません。
クラウドデータとは?
クラウドデータは、Steamのオンラインストレージに保存されているデータです。
別のPCでゲームを遊んだあと、正常に同期されていれば、その進行状況がクラウド側に保存されている場合があります。
反対に、直前の同期が失敗していると、クラウド側のデータが古い可能性も考えられます。
クラウドに保存されているから新しい、ローカルだから古いというわけではありません。
セーブデータの更新日時を比較する
競合画面が表示されたら、ローカルとクラウドの更新日時を確認します。
例えば、次のように表示されている場合です。
- ローカル:9月24日 18時30分
- クラウド:9月23日 21時00分
9月24日の18時30分頃まで現在のPCで遊んでいたのであれば、ローカル側に新しい進行状況が保存されている可能性があります。
一方、9月23日の夜に別のPCで遊んだあと、現在のPCを起動していない場合は、クラウド側に残したいデータがあるかもしれません。
このように、更新日時だけでなく、最後に遊んだ日時やゲームの進行状況と一致しているかを確認したいですね。
なお、PCの時計がずれていたり、ゲーム側の保存処理に問題があったりすると、日時だけでは判断できない場合もあります。
どちらを残したいか分からないときは、その場で選択せず、次のバックアップ方法を確認してみてください。
最後にゲームを遊んだ端末を確認する
複数の端末でSteamを利用している場合は、最後にゲームを進めた端末を思い出してみましょう。
例えば、次のような状況です。
- デスクトップPCでは昨日までプレイしていた
- 今日、Steam Deckでゲームを進めた
- Steam Deckでゲームを終了したあと、クラウド同期が完了した
- その後、デスクトップPCで競合が表示された
この場合、今日遊んだSteam Deckのデータがクラウドへ正常に保存されていれば、クラウド側に新しい進行状況があると考えられます。
ただし、Steam Deckでの同期が完了していなければ、クラウド上には古いデータが残っているかもしれません。
最後に使用した端末を確認できる場合は、ゲーム内のセーブ画面や進行状況も照らし合わせてみましょう。
どちらかを選んで同期を確定すると、選ばなかった側のデータが上書きされる可能性があります。
残したいデータが不明な状態では、無理に選択を進めないことが大切です。
Steamのセーブデータをバックアップする方法
Steamクラウドの競合が表示されたときに気になるのが、セーブデータの消失です。
間違ったデータを選択した場合、以前の進行状況へ戻ってしまうことがあります。
そのような状況に備えて、同期を確定する前に、現在のセーブデータを別の場所へコピーしておく方法を紹介します。
- PC内のセーブデータを探す
- 外付けSSDにセーブデータを保存する
- クラウド上のデータも確認する
PC内のセーブデータを探す
Steamのゲームは、作品によってセーブデータの保存先が異なります。
ゲームのインストールフォルダに保存される作品もあれば、Windowsのユーザーフォルダ内に保存される作品もあります。
Windowsの場合、主に次のような場所が使用されます。
- ドキュメント内のゲーム専用フォルダ
- AppData内のLocal、LocalLow、Roamingフォルダ
- Steamのuserdataフォルダ
- ゲームのインストールフォルダ
- Saved Gamesフォルダ
ただし、すべてのゲームが同じ場所に保存されているわけではありません。
まずはゲームの公式サポートや開発元の案内で、対象作品のセーブデータ保存先を確認しましょう。
保存先が分かったら、ゲームを終了した状態でフォルダを開きます。
セーブデータを見つけた場合は、ファイルを移動したり削除したりせず、別の場所へコピーしておくと安心ですね。
なお、Steamの「インストール済みファイルを参照」から開くフォルダに、セーブデータが存在するとは限りません。
ゲーム本体のファイルとセーブデータは、別々の場所で管理されている場合があるためです。
外付けSSDにセーブデータを保存する
大切なセーブデータを保護する方法として、外付けSSDへのバックアップがあります。
PC内のデータだけを保存している場合、操作ミスやストレージの故障によってファイルを失ってしまう可能性も考えられます。
外付けSSDなどに別のコピーを作成しておけば、万が一の場合に備えられますね。
バックアップの手順は次のとおりです。
- 対象のゲームを終了する
- セーブデータが保存されているフォルダを開く
- 外付けSSDをPCに接続する
- SSD内にゲーム名とバックアップ日時を記載したフォルダを作成する
- セーブデータをコピーする
- コピーしたファイルが正常に保存されているか確認する
複数のセーブデータがある場合は、関連するファイルも含めてフォルダごとコピーすると管理しやすくなります。
また、競合が発生した日時をフォルダ名に記載しておくと、後からデータを見分けやすいと思います。
バックアップを作成できたら、元のセーブデータを変更せず、そのまま残しておきましょう。
なお、バックアップしたデータをゲームへ戻す方法は、作品ごとに異なります。復元するときは対象ゲームの公式案内も確認してください。
バックアップ用におすすめの外付けSSD
今回紹介するのは、SanDiskのポータブルSSD 1TBです。
最大読み出し速度800MB/秒に対応しており、コンパクトな本体でデータを持ち運べる点が特徴となっています。
容量も1TBあるため、Steamのセーブデータだけでなく、ゲーム関連のファイルやPC内の大切なデータをまとめて保存したい方にも使いやすいと感じます。
また、USB接続で使用できるため、PC本体とは別の場所にバックアップを残したい場合にも便利ですね。
ただし、SSD自体の故障によってデータを失う可能性もあります。特に重要なファイルは、別の保存先にもコピーを残しておくと、より安心できると思います。
クラウド上のデータも確認する
PC内のセーブデータをバックアップできたら、クラウド側に保存されているデータも確認してみましょう。
Steamには、クラウド上に保存されたファイルを確認できるページがあります。
Steamアカウントへログインした状態でページを開き、対象のゲームが表示されているか確認します。
対象のゲームに保存ファイルがある場合は、ファイル名や更新日時などを確認できます。
また、ダウンロード可能なファイルが表示されていれば、必要に応じてPCへ保存しておく方法もあります。
ただし、ゲームによっては表示されるファイルの構成が異なり、クラウド上のファイルだけでは進行状況を判断できないこともあります。
クラウドに保存されているファイルが、必ずしも最後に遊んだデータとは限らない点にも注意したいですね。
ローカル側とクラウド側の両方を確認したうえで、残したい進行状況に対応するデータを選択しましょう。
Steamクラウドの競合を繰り返さないための確認事項
Steamクラウドの競合が何度も表示される場合は、普段のゲーム終了時や端末を切り替えるときの同期状況を確認してみましょう。
クラウド同期が完了していない状態で別の端末からゲームを起動すると、セーブデータの違いが再び発生する可能性があります。
次の項目を確認すると、原因を整理しやすくなります。
- ゲーム終了後の同期状況を確認する
- Steamクラウドの設定を確認する
- 競合が解決しない場合はサポートを確認する
ゲーム終了後の同期状況を確認する
ゲームを終了したあと、Steamのライブラリ画面でクラウド同期の状態を確認します。
ゲームのページに「クラウド同期中」などと表示されている場合は、同期が完了してから別の端末でゲームを起動すると、データの食い違いを防ぎやすくなります。
また、ゲーム終了直後にSteamやPCを終了している場合は、同期が完了する前に処理が中断されているかもしれません。
普段から別のPCやSteam Deckを使用している方は、端末を切り替える前にクラウドの状態を確認しておきたいですね。
なお、通信が不安定な場合やSteam側で同期エラーが発生している場合は、正常に完了するまで時間がかかることもあります。
Steamクラウドの設定を確認する
ゲームのクラウド同期が有効になっているかも確認してみましょう。
Steamでは、ゲームごとにクラウド同期の設定を変更できます。
- Steamを起動する
- ライブラリから対象のゲームを選択する
- ゲームを右クリックして「プロパティ」を開く
- 「一般」を選択する
- Steamクラウドの同期設定を確認する
クラウド対応ゲームでは、ゲームの設定画面にSteamクラウドに関する項目が表示されます。
同期が無効になっている場合は、クラウドに新しいデータが反映されていない可能性も考えられます。
ただし、残したいセーブデータを確認する前に同期設定を変更すると、意図しないデータで上書きされる場合があります。
特に、競合が発生している最中やバックアップからデータを復元した直後は、同期の再開による上書きに注意が必要です。
競合が解決しない場合はサポートを確認する
更新日時を確認しても、どちらのデータを選べばよいか分からない場合があります。
そのようなときは、無理に同期を確定せず、ゲームの公式サポートやSteamサポートを確認してみましょう。
特定のゲームでのみ競合が発生している場合は、その作品独自のセーブデータ管理が関係しているかもしれません。
また、Steamクライアント自体の更新が正常に完了していない場合は、クライアント側の状態も確認したいところですね。
Steamの更新が進まない、途中で止まる場合は、別記事でも原因と確認方法をまとめています。
Steamアップデートが終わらない場合の対処法はこちらから確認できます。
なお、Steamクラウドの競合そのものと、ゲームのダウンロードやアップデートの停止は別の問題です。
まずは現在のセーブデータを保護し、そのうえで同期やクライアントの状態を確認していきましょう。
まとめ
今回は、Steamクラウドの競合が表示される原因と、セーブデータを保護するための確認方法について解説しました。
Steamクラウドの競合が発生した場合、ローカルとクラウドの更新日時だけでなく、最後にゲームを遊んだ端末や進行状況を照らし合わせることが大切です。
また、選択を間違えると、残したかったセーブデータが上書きされてしまう可能性があります。
不安な場合は、現在のセーブデータを別の場所へコピーしてから、どちらを残すか判断すると安心ですね。
▶本記事の振り返り
- Steamクラウドの競合は、ローカルとクラウドのデータが異なる場合に表示される
- 更新日時と最後に遊んだ端末を確認する
- 残したいデータが分からない場合は、選択を急がない
- セーブデータを外付けSSDなどへバックアップしておく
- ゲーム終了後はクラウド同期の完了を確認する
Windowsのバックアップ機能を利用している方は、保存先のドライブが正常に認識されているかも確認しておきたいですね。
Windows11でファイル履歴が保存できない場合の確認方法はこちらから紹介しています。
Steamでクラウドの競合が表示されても、必ずセーブデータが消えてしまうわけではありません。
まずは落ち着いて現在の保存状況を確認し、大切なゲームの進行状況を残していきましょう。


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