
OneDriveでファイルをコピーしようとしたとき、「エラー0x8007016A」と表示されて困ったことはありませんか?
「クラウドファイルプロバイダーが実行されていません」と表示され、ファイルを開くことも移動することもできない場合があります。
「昨日まで普通に使えていたのに、なぜコピーできないの?」「ファイルが消えてしまったのでは?」と不安になる方もいると思います。
OneDriveでは、PC内にファイルの実体を保存せず、クラウド上のデータをエクスプローラーから表示する機能があります。
そのため、ファイルが表示されていても、OneDriveが正常に動作していなければ開けない場合があるのです。
Microsoft公式では、エラー0x8007016Aの対処方法として、Windowsの更新やサインイン状態の確認、ファイルオンデマンドの設定変更、OneDriveのリセットなどを案内しています。
ファイルを削除したり、OneDriveを再インストールしたりする前に、現在の保存状況を確認することが大切です。
この記事では、OneDriveで0x8007016Aが表示される原因と、ファイルをコピーできない場合の対処方法について解説していきます。
▶本記事の概要
- OneDriveの0x8007016Aとは?エラーが発生する原因
- OneDriveでコピーできないときの確認方法
- ファイルオンデマンドの設定とOneDriveのリセット方法
- ファイルを保護するためのバックアップ方法
OneDriveの0x8007016Aとは?エラーが発生する原因
OneDriveの0x8007016Aは、クラウド上のファイルへ正常にアクセスできない場合などに表示されるエラーコードです。
エクスプローラーでファイルをコピーしたり、開いたりしようとした際に、次のようなメッセージが表示されることがあります。
エラー 0x8007016A:クラウドファイルプロバイダーが実行されていません。
このエラーが発生した場合、OneDriveのアプリが正常に動作していない、またはクラウド上のファイルを取得できない状態になっている可能性があります。
ただし、0x8007016Aが表示されたからといって、クラウド上のファイルが削除されたとは限りません。
まずは、PC内にファイルが保存されているか、クラウド上だけに存在しているかを確認してみましょう。
クラウド上だけに保存されているファイルとは?
OneDriveには「ファイルオンデマンド」という機能があります。
この機能を使用すると、PCのストレージ容量を節約しながら、クラウド上のファイルをエクスプローラーに表示できます。
例えば、OneDriveに写真を100枚保存している場合、すべての写真をPCへダウンロードしなくても、エクスプローラーでファイル名を確認できる仕組みです。
ただし、オンラインのみのファイルは、通常、開くときにクラウドからデータをダウンロードする必要があります。
OneDriveが停止していたり、通信できない状態になっていたりすると、ファイルの取得に失敗するかもしれません。
そのため、エクスプローラーにファイルが表示されていても、PC内にファイルの実体が保存されているとは限らないのです。
ファイルオンデマンドの詳しい仕組みは、Microsoft公式のファイルオンデマンド解説はこちらから確認できます。
PC内にあるファイルとクラウド上のファイルの違い
OneDriveのファイルがどこに保存されているかは、エクスプローラーの状態アイコンから確認できます。
主な違いを整理すると、次のようになります。
| 表示アイコン | ファイルの状態 |
|---|---|
| 青い雲のマーク | オンラインのみ。PC内にはファイルの実体が保存されていない状態 |
| 白地に緑のチェックマーク | ローカルで利用可能。PC内にもダウンロードされている状態 |
| 緑色の丸に白いチェックマーク | 常にこのデバイス上で保持する設定になっている状態 |
青い雲のマークが付いているファイルは、インターネット接続とOneDriveの正常な動作が必要になります。
一方、緑色のチェックマークが表示されているファイルは、PC内にもデータが保存されているため、オフラインでも利用できます。
ただし、同期処理中など、状況によっては別のアイコンが表示されることもあります。
まずは、コピーできないファイルの状態を確認してみてください。
参考:Microsoft公式|OneDriveのアイコンの意味
OneDriveでコピーできないときの確認方法
OneDriveで0x8007016Aが表示された場合は、アプリの起動状態やサインイン状況を確認していきましょう。
Microsoft公式でも、OneDriveにサインインしていることや、Windowsの更新状態を確認する方法が案内されています。
主な確認項目は次のとおりです。
- OneDriveが起動しているか確認する
- Microsoftアカウントのサインイン状態を確認する
- Windows Updateを確認する
OneDriveが起動しているか確認する
まずは、OneDriveのアプリが正常に起動しているか確認します。
Windows 11では、タスクバー右側の通知領域にOneDriveの雲のアイコンが表示されます。
白色または青色の雲のアイコンが表示されているか確認してみましょう。
アイコンが見つからない場合は、隠れているインジケーターの中に表示されているかもしれません。
どこにも表示されていない場合は、次の手順でOneDriveを起動できます。
- Windowsのスタートメニューを開く
- 検索欄に「OneDrive」と入力する
- 検索結果からOneDriveを選択する
- アプリが起動するまで待つ
- 通知領域に雲のアイコンが表示されたか確認する
OneDriveが起動したら、エラーが発生していたファイルを再度開いてみましょう。
正常に開ける場合は、OneDriveが停止していたことが関係していた可能性があります。
なお、アプリが起動していても、同期が一時停止している場合があります。
雲のアイコンをクリックし、同期の状態も確認しておくと安心ですね。
Microsoftアカウントのサインイン状態を確認する
OneDriveが起動していても、Microsoftアカウントからサインアウトしている場合は、クラウド上のファイルへアクセスできないことがあります。
次の手順でサインイン状態を確認してみましょう。
- タスクバーのOneDriveアイコンをクリックする
- アカウントに関するエラーや通知が表示されていないか確認する
- サインインを求められている場合は、使用しているMicrosoftアカウントでサインインする
- 同期が再開されるまで待つ
- エラーが発生していたファイルを開く
複数のMicrosoftアカウントを使用している場合は、対象のファイルを保存しているアカウントでサインインしているかも確認してください。
また、ブラウザーからOneDriveのWeb版はこちらを開き、対象のファイルが表示されるか確認する方法もあります。
Web版でファイルを開ける場合は、クラウド上にデータが残っていることを確認できます。
ただし、Web版に保存されているファイルと、PC内で最後に編集したファイルが同じ内容とは限りません。
同期できていない変更が残っている場合は、ファイルを上書きしないよう注意したいですね。
Windows Updateを確認する
OneDriveのサインイン状態に問題が見つからない場合は、Windows Updateも確認してみましょう。
Microsoft公式では、0x8007016Aの対処方法として、PCの更新プログラムを確認するよう案内しています。
Windows 11の場合は、次の手順で確認できます。
- Windowsのスタートメニューを開く
- 「設定」を選択する
- 「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムのチェック」をクリックする
- 利用可能な更新プログラムがある場合は内容を確認する
- 必要な更新をインストールし、PCを再起動する
更新が完了したらOneDriveを起動し、0x8007016Aが再び表示されるか確認してみてください。
Windows Updateを行えば必ず解決するというわけではありませんが、更新が必要な状態であれば改善につながる可能性があります。
なお、Windowsのファイル履歴でもバックアップが正常に動作しない場合があります。
ファイル履歴で「ドライブを再接続してください」と表示される場合の確認方法はこちらから紹介しています。
ファイルオンデマンドの設定とOneDriveのリセット方法
OneDriveが正常に起動していても、0x8007016Aが繰り返し表示される場合があります。
そのような場合は、ファイルオンデマンドの設定を確認し、必要に応じてOneDriveのリセットを試してみましょう。
Microsoft公式でも、ファイルオンデマンドの設定変更とOneDriveのリセットが案内されています。
- ファイルオンデマンドの設定を確認する
- ファイルをPC内にダウンロードする
- OneDriveをリセットする
ファイルオンデマンドの設定を確認する
ファイルオンデマンドは、クラウド上のファイルを必要に応じてPCへダウンロードする機能です。
Microsoft公式の0x8007016Aに関する案内では、ファイルオンデマンドを一度無効にしたうえでOneDriveをリセットし、再度有効にする方法が紹介されています。
ただし、OneDriveのバージョンによって設定画面の表示が異なる場合があります。
以前のバージョンでは「容量を節約し、ファイルを使用するときにダウンロードする」といった項目が用意されています。
現在の設定画面では、次の場所からファイルオンデマンドに関する設定を確認できます。
- タスクバーのOneDriveアイコンをクリックする
- 歯車アイコンから「設定」を開く
- 「同期とバックアップ」を選択する
- 「詳細設定」を開く
- ファイルオンデマンドに関する項目を確認する
設定画面にファイルオンデマンドを無効にする項目がある場合は、Microsoft公式の案内に沿って操作できます。
ただし、すべてのファイルをPCへ保存する設定に変更すると、クラウド上のデータがダウンロードされ、PCのストレージ容量を使用します。
大量のファイルを保存している場合は、空き容量を確認してから操作したいですね。
また、設定項目が表示されない場合は、無理に設定を変更せず、次の方法で対象ファイルだけをダウンロードしてみましょう。
ファイルをPC内にダウンロードする
OneDriveでコピーできないファイルがオンラインのみの状態になっている場合は、PC内にダウンロードすることで利用できるようになる可能性があります。
ファイルオンデマンドには、指定したファイルをPC内に保持する機能が用意されています。
操作方法は次のとおりです。
- エクスプローラーを開く
- OneDriveフォルダを開く
- コピーできないファイルを右クリックする
- 「このデバイス上で常に保持する」を選択する
- ダウンロードが完了するまで待つ
- 緑色のチェックマークが表示されたら、ファイルを開いて確認する
正常にダウンロードできた場合は、PC内にファイルの実体が保存されます。
その後、コピー先のフォルダへファイルをコピーできるか確認してみましょう。
なお、OneDriveが正常に動作していない場合は、ダウンロード自体が開始されないこともあります。
その場合は、OneDriveの再起動やリセットも確認してみてください。
また、Web版OneDriveから対象ファイルをダウンロードし、OneDriveの同期フォルダ以外へ保存する方法もあります。
ただし、PC側に未同期の変更が残っている場合は、Web版に保存されているファイルが古い可能性もあるため注意が必要です。
OneDriveをリセットする
ここまでの操作で0x8007016Aが解決しない場合は、OneDriveのリセットを試してみましょう。
リセットは、OneDriveの同期設定を初期状態に戻し、同期処理をやり直すための操作です。
Microsoft公式では、リセットによって同期の問題を解決できる場合があると案内されています。
ただし、リセット後には同期設定の再確認が必要になるため、現在の設定や保存状況を確認してから操作すると安心ですね。
Windows 11でOneDriveをリセットする手順
まずは、Microsoft公式で案内されている方法を試してみましょう。
- WindowsキーとRキーを同時に押す
- 「ファイル名を指定して実行」が表示されたら、以下のコマンドを入力する
wsreset.exe
コマンドを実行すると、コマンドプロンプトが短時間表示され、Microsoft Storeが開く場合があります。
その後もOneDriveの同期が改善しない場合は、次の操作へ進みましょう。
- 再びWindowsキーとRキーを同時に押す
- 以下のコマンドを入力する
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset
正常に実行できない場合は、OneDriveのインストール先が異なる可能性があります。
Microsoft公式では、次のコマンドも案内されています。
C:\Program Files\Microsoft OneDrive\onedrive.exe /reset
それでも実行ファイルが見つからない場合は、以下も確認できます。
C:\Program Files (x86)\Microsoft OneDrive\onedrive.exe /reset
リセットが完了したら、WindowsのスタートメニューでOneDriveを検索し、アプリを再起動しましょう。
必要に応じてMicrosoftアカウントへのサインインや同期フォルダの設定を確認してください。
Microsoft公式によると、OneDriveのリセット操作そのものによって保存済みのファイルが削除されることはありません。
ただし、クラウドへの同期が完了していない重要なファイルがある場合は、操作前に別の場所へコピーを残しておくと安心です。
リセット後は同期がやり直されるため、処理が完了するまで待ってから、0x8007016Aが改善したか確認しましょう。
ファイルオンデマンドを一時的に無効にしていた場合は、必要に応じて再度有効にしてください。
参考:Microsoft公式|OneDriveをリセットする方法
ファイルを保護するためのバックアップ方法
OneDriveで0x8007016Aが発生した場合、クラウド上のファイルを開けなくなったり、コピーできなくなったりすることがあります。
そのため、大切な写真や仕事の書類などは、OneDrive以外の場所にも保存しておくと安心ですね。
特に、PC内で編集したばかりのファイルがクラウドへ同期されていない場合は、保存先の確認が重要になります。
- OneDriveのファイルを外付けSSDへ保存する
- バックアップに使える外付けSSDを紹介
- Windowsのファイル管理に役立つアイテム
OneDriveのファイルを外付けSSDへ保存する
OneDriveのファイルを別の場所へ保存したい場合は、外付けSSDやHDDを利用する方法があります。
ただし、オンラインのみのファイルは、クラウドからデータを取得できなければコピーできない場合があります。
まずは、対象ファイルが正常に開けることを確認してから、バックアップを作成していきましょう。
- OneDriveの同期状態を確認する
- バックアップしたいファイルをPC内にダウンロードする
- 外付けSSDをPCへ接続する
- SSD内にバックアップ用のフォルダを作成する
- 対象ファイルをコピーして保存する
- コピー先のファイルが正常に開けるか確認する
ファイルを移動するのではなく、コピーして保存することで、元のデータを残したままバックアップを作成できます。
OneDriveフォルダ内のファイルを削除すると、クラウド上やほかの同期端末からも削除される可能性があります。
バックアップを作成するときは、OneDriveの同期フォルダとは別の場所へコピーしておきたいですね。
Googleドライブでも同様に、同期できていないファイルがクラウドへ反映されないことがあります。
Googleドライブが同期しない・途中で止まる場合の対処法はこちらから紹介しています。
バックアップに使える外付けSSDを紹介
OneDriveの大切なファイルを別の場所に保存したい方には、外付けSSDも候補になります。
今回紹介するのは、SanDiskのポータブルSSD 1TBです。
最大読み出し速度800MB/秒に対応しており、USB接続でデータを保存できる製品となっています。
1TBの容量があるため、写真や動画、仕事の書類などをまとめてバックアップしたい方にも使いやすいと感じます。
また、コンパクトな本体で持ち運びやすく、PC内のデータを別の場所へ保存したい場合にも便利ですね。
ただし、外付けSSDを購入することで0x8007016Aが解決するわけではありません。
OneDriveの同期トラブルとは別に、大切なファイルを保護するための保存先として紹介しています。
Windowsのファイル管理に役立つアイテム
OneDriveのファイル管理やバックアップを行う際には、Windowsの基本操作を解説した入門書も参考になります。
特に、エクスプローラーの操作やファイルのコピー、フォルダ管理などを図解で説明している書籍は、PC操作に慣れていない方にも分かりやすいと思います。
また、日常的にPCで作業する方には、操作しやすいキーボードも便利ですね。
私自身、これまでさまざまなキーボードを使用してきましたが、その中で最終的にたどり着いたのがArteckのワイヤレスキーボードです。
特に気に入っているのは、押し心地の良さ、使いやすい大きさ、そして背面のステンレス素材による高級感ですね。
フルサイズながら薄型で、普段の文字入力やファイル管理などのPC作業でも使いやすいと感じています。
また、背面に使用されているステンレス素材の質感も魅力的で、シンプルながら高級感のあるデザインが気に入っています。
これらの使用感やデザインを踏まえると、価格とのバランスが良く、個人的には非常にコストパフォーマンスの高いキーボードだと思います。
Windowsで日常的に作業する方や、使いやすいワイヤレスキーボードを探している方は、候補の一つとして確認してみてください。
なお、こちらのキーボードはOneDriveの0x8007016Aを解決するための製品ではありません。
まとめ
今回は、OneDriveで0x8007016Aが表示され、ファイルをコピーできない場合の原因と対処方法について解説しました。
このエラーは、OneDriveが正常に動作していない場合や、クラウド上のファイルを取得できない場合などに発生する可能性があります。
まずはOneDriveの起動状態とサインイン状況を確認し、その後にWindows Updateやファイルオンデマンドの設定を確認していきましょう。
改善しない場合は、Microsoft公式で案内されているOneDriveのリセットも選択肢になります。
ただし、クラウドへの同期が完了していないファイルがある場合は、大切なデータを別の場所へ保存しておくと安心ですね。
▶本記事の振り返り
- 0x8007016Aは、クラウド上のファイルへ正常にアクセスできない場合などに表示されるエラー
- OneDriveの起動状態とMicrosoftアカウントのサインイン状態を確認する
- Windows Updateとファイルオンデマンドの設定を確認する
- 改善しない場合はOneDriveをリセットする
- 大切なファイルは外付けSSDなど、OneDrive以外の場所にもバックアップする
OneDriveで0x8007016Aが表示されても、必ずファイルが消えてしまったとは限りません。
まずはWeb版OneDriveやPC内の保存状況を確認し、大切なデータを保護しながら対処していきましょう。


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