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「OneDriveは動いているのに、一部のファイルだけ同期できない」「ファイル名を変更したら急に同期できるようになった」といった症状で困っていませんか?
OneDriveでは、ファイルやフォルダーの名前に特定の文字が含まれていたり、保存場所を含めたパスが長すぎたりすると、そのファイルだけ同期できない場合があります。
特に、別のPCや外付けストレージから大量のファイルをOneDriveへ移したときは、以前の保存場所では問題なく使えていた名前がOneDriveの制限に引っかかることもあります。
OneDrive全体が止まっているのではなく、特定のファイルだけ赤い×印や同期エラーになる場合は、ファイル名やフォルダー名を確認してみてください。
この記事では、Microsoft公式の案内を基に、OneDriveで使えない文字や名前、先頭・末尾の空白、パスが長すぎる場合の確認方法を紹介します。
▶本記事の概要
- OneDriveでファイル名が原因で同期できない理由
- OneDriveで使えない文字・ファイル名を確認する
- OneDriveのパスが長すぎる場合の対処法
- 名前を変更しても同期できない時の確認方法
- まとめ
OneDriveでファイル名が原因で同期できない理由
OneDriveで一部のファイルだけ同期できない場合は、まず問題が発生しているファイル名と保存場所を確認します。
- OneDriveでは使用できない文字がある
- 使用できないファイル名・フォルダー名がある
- 先頭や末尾の空白が原因になる
- 保存場所を含めたパスが長すぎる場合がある
OneDriveでは使用できない文字がある
Microsoft公式では、OneDriveのファイル名やフォルダー名に特定の文字が含まれていると同期できない場合があると案内しています。
主に確認したいのは次の文字です。
- “
- *
- :
- <
- >
- ?
- /
- \
- |
これらはWindowsやOneDriveなどで特別な意味を持つ文字でもあるため、ファイル名として利用できません。
例えば、次のような名前がある場合は変更します。
| 同期できない可能性がある名前 | 修正例 |
|---|---|
| 売上:2026.xlsx | 売上_2026.xlsx |
| 見積?最終版.docx | 見積_最終版.docx |
| 写真|旅行.jpg | 写真_旅行.jpg |
| 会議/資料.txt | 会議_資料.txt |
同期エラーが出たファイルだけを確認するのではなく、そのファイルが入っている親フォルダーの名前も確認してください。
ファイル名が正常でも、途中のフォルダー名に無効な文字が含まれている場合があります。
Microsoft公式のOneDriveにおける制限事項は、こちらから確認できます。
先頭・末尾の空白も使用できない
文字だけでなく、ファイル名やフォルダー名の先頭・末尾に入っている空白も確認してください。
見た目では違いが分かりにくいため、ほかのPCやアプリから作成したファイルをOneDriveへ移したときに気付きにくい部分ですね。
| 問題になりやすい名前 | 修正例 |
|---|---|
| 「 会議資料」 | 「会議資料」 |
| 「写真2026 」 | 「写真2026」 |
| 「 バックアップ 」 | 「バックアップ」 |
先頭・末尾の空白を削除したあと、OneDriveの同期状態が変わるか確認します。
OneDriveで使用できない名前もある
禁止文字が含まれていなくても、WindowsやOneDriveで予約されている名前は利用できません。
Microsoft公式では、主に次の名前が使用できないものとして掲載されています。
- .lock
- CON
- PRN
- AUX
- NUL
- COM0~COM9
- LPT0~LPT9
- desktop.ini
- ~$で始まるファイル名
また、_vti_はファイル名の途中を含めて使用できません。
例えば「CON.txt」のような名前を付けたファイルがある場合は、「contact.txt」など別の名前へ変更すると分かりやすいと思います。
OneDriveで使えない文字・ファイル名を確認する
OneDriveで特定のファイルだけ同期できない場合は、エラーが発生している名前を一つずつ確認していきます。
- OneDriveの同期エラーから対象ファイルを確認する
- WindowsではF2キーから名前を変更する
- ファイルだけでなく親フォルダーも確認する
- 変更後にOneDriveの同期状態を見る
OneDriveの同期エラーから対象を確認する
Windowsでは、画面右下の通知領域にあるOneDriveの雲アイコンから現在の同期状態を確認できます。
同期できないファイルがある場合は、問題が発生しているファイル名などが表示されることがあります。
OneDrive全体が正常に同期しているのに一つだけエラーになっている場合は、その名前を確認してください。
Windowsでファイル名を変更する
Microsoft公式では、Windowsでファイルやフォルダー名を変更する方法として、対象を選択してF2キーを押す方法を案内しています。
- エクスプローラーを開く
- 同期できないファイルまたはフォルダーを選択する
- F2キーを押す
- 無効な文字や空白を削除する
- Enterキーで名前を確定する
- OneDriveの同期状態を確認する
例えば「請求書:9月.xlsx」のような名前なら、「請求書_9月.xlsx」のように変更できます。
問題の文字を削除しただけで同期が始まる場合は、ファイル名の制限が原因だった可能性が高いですね。
親フォルダーの名前も確認する
ファイル名に禁止文字が見つからない場合は、保存されているフォルダーを上の階層まで確認します。
例えば、次のような構成です。
OneDrive\仕事\2026年\見積:確定\請求書.xlsx
この場合、「請求書.xlsx」自体には問題がありません。
しかし途中にある「見積:確定」というフォルダーに「:」が含まれているため、同期できない原因になる可能性があります。
OneDrive ファイル名 同期できない状態では、ファイルだけでなく保存場所全体を確認することが大切です。
OneDriveのパスが長すぎる場合の対処法
使えない文字が見つからない場合は、ファイル名と保存場所を合わせた「パス」の長さを確認します。
- ファイル名だけ短くしても解決しない場合がある
- OneDrive・SharePoint側には400文字の制限がある
- OneDrive同期ではルートフォルダー部分も影響する
- フォルダー階層を浅くすると短縮できる
パスとはファイルまでの保存場所全体
パスとは、ファイル名だけではなく、そのファイルへたどり着くまでの保存場所を含めた文字列です。
例えば次のようになります。
C:\Users\ユーザー名\OneDrive\仕事\2026年度\取引先\契約書\最終版\契約書.docx
「契約書.docx」という名前自体は短くても、その前にフォルダーが何層も続いているとパス全体は長くなります。
OneDriveで「パスが長すぎる」と表示された場合は、ファイル名だけではなくフォルダー構成も短くしてください。
OneDriveではパス全体に長さ制限がある
Microsoft公式では、OneDriveとSharePointのクラウドストレージについて、ファイル名を含むデコード後のパス全体は400文字を超えることができないと案内しています。
さらにOneDriveデスクトップ同期では、ローカル側のパスとOneDriveルートフォルダー部分の組み合わせも影響します。
Microsoftの最新案内では、OneDrive同期の合計パスが520文字を超える場合に同期エラーが表示されると説明されています。
Windowsのエクスプローラー自体にも操作上のパス制限があるため、実際には上限ぎりぎりまで名前を長くするより、フォルダー名とファイル名を簡潔にしておくと扱いやすいですね。
フォルダー階層を浅くする
パスが長い場合は、ファイル名を極端に省略するだけでなく、不要なフォルダー階層を整理すると短縮できます。
例えば、次のような構成があるとします。
OneDrive\仕事\2026年度\取引先資料\株式会社サンプル\契約関係\最終提出用\契約書.docx
用途に問題がなければ、次のように整理できます。
OneDrive\仕事\2026\サンプル社\契約書.docx
深い階層を減らせば、今後追加するファイルもパス制限へ近づきにくくなります。
会社名が入ったOneDriveではルート部分も長くなる
職場や学校のOneDriveでは、ローカルフォルダー名に組織名が含まれる場合があります。
例えば「OneDrive – 株式会社○○○○」のようにルートフォルダー自体が長ければ、その分だけ下に作成できるフォルダーやファイル名の余裕も小さくなります。
長いプロジェクト名や日付、担当部署名などを何階層も重ねている場合は、フォルダー構成を見直すと同期しやすくなる可能性があります。
名前を変更しても同期できない時の確認方法
禁止文字やパス長を修正しても同期できない場合は、ファイル名以外のOneDriveトラブルも考えられます。
- 変更したファイルが同期対象になったか確認する
- OneDrive全体で同期エラーが出ていないか確認する
- 0x8007016Aが出る場合は別の原因として確認する
- 重要なデータは別の場所にもコピーしておく
名前変更後にOneDriveの状態を確認する
ファイル名を変更したら、すぐに何度も名前を変更せず、OneDriveの雲アイコンから同期状態を確認してください。
エラー表示が消えて同期処理が始まれば、変更した名前が原因だった可能性があります。
別のファイルが新たにエラーとして表示された場合は、そのファイルについても禁止文字・予約名・パス長を確認します。
0x8007016Aはファイル名エラーとは別の症状
OneDriveでファイルを開いたりコピーしたりしたときに、「0x8007016A:クラウドファイルプロバイダーが実行されていません」と表示される場合があります。
このエラーは今回の「ファイル名に使えない文字がある」「パスが長すぎる」といった問題とは確認する内容が異なります。
0x8007016Aが表示されている場合は、OneDriveの起動状態、サインイン、ファイルオンデマンドなどを確認してください。
詳しい手順はOneDriveの0x8007016Aでコピーできない原因と対処法で解説しています。
名前を変更する前に重要なデータを保存しておく
大量のファイルや仕事のデータを整理する場合は、変更前のデータをOneDrive以外にも残しておくと安心です。
特に未同期のファイルは、クラウド側に最新データが保存されているとは限りません。
正常に開けるファイルについては、OneDriveフォルダーとは別の場所や外付けSSDへコピーしてから整理する方法があります。
外付けSSDへ保存する場合は、「移動」ではなく「コピー」して、コピー先で正常に開けることを確認するとデータを残しやすいですね。
SanDisk ポータブルSSD 1TBは、PC内の重要なファイルをOneDrive以外にも保管しておきたい場合のバックアップ先として利用できます。
SSDを購入するとOneDriveのファイル名エラーが直るわけではありません。同期前のデータを別途保存しておく用途として紹介しています。
まとめ
OneDriveで一部のファイルだけ同期できない場合は、最初にファイル名とフォルダー名を確認してみてください。
OneDriveでは、” * : < > ? / \ |など使用できない文字があり、先頭・末尾の空白や、CON・PRN・AUX・NULなどの予約名も同期エラーの原因になります。
名前に問題が見つからない場合は、保存場所を含めたパス全体の長さも確認します。深いフォルダー階層や長いフォルダー名を短くすると、パスを減らせます。
一方、0x8007016Aなど別のエラーコードが表示されている場合は、ファイル名ではなくOneDriveの起動状態やファイルオンデマンドなど別の原因を確認すると分かりやすいですね。
▶本記事の振り返り
- 一部のファイルだけ同期できない場合は名前を確認する
- ” * : < > ? / \ |などはファイル名・フォルダー名に使用できない
- 先頭・末尾の空白も同期エラーの原因になる
- CON・PRN・AUX・NULなど使用できない予約名がある
- 親フォルダーを含めて無効な文字がないか確認する
- パスが長い場合はファイル名やフォルダー階層を短くする
- 0x8007016Aが表示される場合は別のOneDriveトラブルとして確認する
OneDrive ファイル名が原因で同期できない場合は、禁止文字 → 空白 → 予約名 → 親フォルダー → パスの長さという順番で確認すると、問題のある場所を見つけやすいと思います。


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