Live2Dフリー版でどこまでできる?無料版の制限・できることと簡単な作り方

PC関連|トラブル|解説系
スポンサーリンク

「自分だけのオリジナルキャラクターを動かしてみたい」「VTuber活動を始めたいけれど、最初から有料版を買うのはハードルが高い……」

そう思ったことはありませんか?Live2Dはプロも使用する非常に高機能なソフトなので、初心者のうちは自分に使いこなせるか不安になりますよね。また、live2d フリー版で一体どこまでのクオリティの作品が作れるのか、具体的な制限や機能の違いが分からなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

▶本記事の概要

  • Live2Dフリー版と有料版の違い・できること
  • Live2Dフリー版を使った基本的なキャラクターの作り方
  • Live2Dフリー版でクオリティを上げるためのコツと注意点

これらを解説していきます

YouTubeにもわかりやすく解説されたものがあったので乗せておきます。参考にしてください。

Live2Dフリー版と有料版の違い・できること

Live2Dフリー版と有料版の違い・できること

Live2D Cubismには、無料で永続的に使えるlive2d フリー版(FREE版)と、すべての機能が解放されている有料のPRO版があります。結論からお伝えすると、live2d フリー版だけでも、基本的なVTuberモデルの制作やイラストを滑らかに動かすことは十分に可能です。

まずは、無料版でどのような機能が使えるのか、そして有料版と比べてどのような制限があるのかを分かりやすく解説します。今回ご紹介する主な制限ポイントは以下の通りです。

  • モデルに配置できるパーツ数(アートメッシュ)の制限
  • パラメータやデフォーマの作成上限数
  • 商用利用における売上規模の規約

モデルに配置できるパーツ数(アートメッシュ)の制限

live2d フリー版で最も気をつけなければならないのが、パーツ数(アートメッシュの数)とテクスチャアトラスの制限です。

無料版では、1つのモデルに使用できるパーツ数が最大で30個まで、書き出せるテクスチャアトラスの枚数が1枚(サイズは2048×2048ピクセルまで)と決められています。

髪の毛を何本も細かく分けたり、服の装飾や表情のパターンを大量に作ったりすると、あっという間に制限を超えてしまうかもしれません。そのため、無料版で作品を作る際は、イラストのレイヤーをある程度まとめて、シンプルな構造にする工夫が必要になります。

パラメータやデフォーマの作成上限数

キャラクターの動きを制御するための「デフォーマ」や、動きの段階を記憶させる「パラメータ」の数にも上限があります。デフォーマは最大50個まで、パラメータは最大30個までとなっています。

顔の向きを上下左右に大きく立体的に動かしたり、髪の毛を何層にも分けて複雑に物理演算で揺らしたりする場合は、少し物足りなさを感じるかもしれません。しかし、目パチや口パク、首の傾きといった「VTuberとして最低限必要な基本の動き」を設定するだけであれば、この上限数でも十分に魅力的なモデルを作成できます。

商用利用における売上規模の規約

「無料版で作ったモデルは配信で使ってもいいの?」と心配になる方もいると思いますが、一般ユーザーや小規模な事業者であれば、live2d フリー版であっても商用利用が認められています。具体的には、直近の年間売上高が1,000万円未満の個人やグループであれば、無料版を使って利益を得ることが許可されているのです。

これからYouTubeなどで配信活動を始めて収益化を目指すという段階であれば、安心して無料版のまま使い続けることができますね。

より詳細な使用感やユーザーの生の声を参考にしたい場合は、過去にまとめた「Live2D Cubismの口コミ・評価まとめ」の記事も合わせてチェックしてみると、実際の運用イメージがより具体的に湧きやすくなると思います。

Live2Dフリー版を使った基本的なキャラクターの作り方

Live2Dフリー版を使った基本的なキャラクターの作り方

ここからは、live2d フリー版の制限内で上手にキャラクターを動かすための、具体的な作り方の手順を解説します。制限があるからこそ、事前の準備と丁寧な設定が成功の鍵を握ります。大まかな手順の流れは以下の通りです。

  1. イラストのパーツ分けとレイヤー整理
  2. Live2D Cubismへのインポートとメッシュ割り
  3. デフォーマの作成とパラメータ付け

イラストのパーツ分けとレイヤー整理

Live2Dでイラストを動かすためには、あらかじめ目、鼻、口、髪、輪郭などのパーツごとにイラストを切り分ける「パーツ分け」という作業が必要不可欠です。

live2d フリー版ではパーツ数の上限が30個なので、イラストを描く段階、または分ける段階で、細かく分けすぎないように意識することが大切になります。

例えば、前髪・横髪・後ろ髪はそれぞれ1つのレイヤーにまとめたり、左右の目や眉もシンプルな構造に留めたりすると、制限内に収まりやすくなります。なお、このパーツ分けの作業は手動で行うと少し時間がかかる工程でもあります。もし「イラストを描くのは好きだけど、細かく切り分ける作業が苦手で挫折しそう」と感じる場合は、「Live2Dのパーツ分けをAIで自動化」といった便利な外部ツールやテクニックを参考にしてみるのも一つの手だと思います。

Live2D Cubismへのインポートとメッシュ割り

イラストの準備ができたら、PSD形式で保存したデータをLive2D Cubismにドラッグ&ドロップしてインポートします。画面にイラストが表示されたら、それぞれのパーツに「メッシュ」を割り当てていく作業に移りましょう。

メッシュ割りとは、イラストのパーツに細かい三角形の網目を設定し、自由に変形できるようにする工程のことです。初心者のうちは「自動生成」の設定を利用するのがおすすめだと思います。

ただし、目や口など「細かく形を変化させたいパーツ」に関しては、自動生成のあとに手動で少し網目を細かく整えてあげると、後々の動きが綺麗になります。live2d フリー版であっても、手動でのメッシュ編集は自由に行えますので、納得がいくまで調整してみると良いかもしれませんね。

デフォーマの作成とパラメータ付け

メッシュの配置が終わったら、いよいよキャラクターに動きをつけるための「デフォーマ」を作成していきます。デフォーマには、パーツを曲げるように変形させる「曲面デフォーマ」と、位置や大きさを変える「回転デフォーマ」の2種類があります。

live2d フリー版ではデフォーマの総数が50個までという制限があるため、親子の階層構造をあまり深くしすぎないように管理するのがコツになります。例えば、顔全体の向きを変えるデフォーマの中に、目や口のデフォーマを綺麗にまとめて入れるなど、シンプルな親子関係を意識すると上限を気にせず作業が進められるでしょう。

デフォーマを配置したら、対応するパラメータ(目パチ、口の開閉、顔の傾きなど)にキーを打ち、それぞれの動きを記憶させていきます。スライダーを動かしたときにキャラクターが生き生きと動いてくれる瞬間は、作り方を学んでいて一番感動するポイントだと思います。

Live2Dフリー版でクオリティを上げるためのコツと注意点

live2d フリー版の限られた機能の中で、有料版にも負けないような高いクオリティのモデルを作るためには、いくつか知っておきたいポイントがあります。少しの工夫で、見た目の滑らかさや可愛らしさが大きく変わるかもしれません。今回ご紹介するコツは以下の通りです。

  • 物理演算を活用して髪や装飾を揺らす
  • テクスチャアトラスの余白を詰めて画質を保つ
  • パーツを使い回して素材数を節約する

物理演算を活用して髪や装飾を揺らす

キャラクターの魅力を引き立てる要素として欠かせないのが、髪の毛や服の「揺れもの」の表現ですね。

live2d フリー版編でも、基本的な物理演算機能はしっかりと搭載されています。キャラクターの首の傾きや身体の動きに連動して、髪の毛がふわふわと遅れて揺れる設定を追加することができます。

無料版ではパラメータの数が限られているため、1本の髪の毛を何段階も細かく揺らすのは難しいかもしれません。しかし、前髪全体を1つの揺れとして設定するだけでも、驚くほど自然で立体的な空気感を演出できるようになります。

テクスチャアトラスの余白を詰めて画質を保つ

無料版の制限である「テクスチャアトラスは1枚まで(2048×2048ピクセルまで)」というルールの中で高画質を保つには、配置の工夫が重要になります。自動配置を行ったあとに、パーツ同士の隙間をできるだけ狭くしたり、無駄な余白をカットしたりして、パーツがテクスチャ内に大きく配置されるように調整してみましょう。

この作業を行うだけで、書き出したときのイラストの線がぼやけるのを防ぎ、くっきりとした綺麗な画質を維持できるようになります。限られたスペースを有効活用するパズルのような作業ですが、モデルの完成度に直結する大切な工程だと感じます。

パーツを使い回して素材数を節約する

パーツ数を30個以内に抑えるためのテクニックとして、左右対称のパーツを賢く利用する方法があります。例えば、左右で全く同じ形の目や眉、アクセサリーなどがある場合は、片方だけを作ってLive2D内でコピー&反転配置をすることで、元のイラスト素材の数を大幅に減らすことができます。

こういった工夫を積み重ねることで、live2d フリー版の制限を全く感じさせないような、リッチなキャラクターモデルを完成させることができるでしょう。

まとめ

今記事の振り返りとして、大切なポイントを以下にまとめました。

  • Live2Dフリー版はパーツ数30個などの制限があるが、基本のVTuberモデル制作は十分可能
  • 小規模な個人利用(年間売上1,000万円未満)であれば、無料版でも安心して商用利用できる
  • イラストのパーツ数を抑え、物理演算や配置を工夫することで無料版でも高いクオリティを目指せる

今回は、live2d フリー版でできることや有料版との違い、最新の制限内でクオリティを高めるための具体的な作り方について解説してきました。

無料版にはいくつかの制限がありますが、趣味での制作や、これからVTuberとして活動を始めるための最初の1体を作るのには十分すぎる機能が揃っています。

お気に入りのイラストが自分の手で動き出す楽しさを、ぜひlive2d フリー版で体験してみてくださいね。

この記事が参考になれば幸いです

コメント