
「After Effects 2026に更新してから急に落ちるようになった」
「プレビュー中やプロジェクトを開いた時にAEが強制終了する」
「PCのスペックは足りているのにAfter Effects 26.0や26.2がクラッシュする」
このような症状が発生して、PCやメモリ、SSDの故障を疑っている方もいるのではないでしょうか。
AdobeはAfter Effects 2026について、バージョン26.0・26.2でCompressed Disk Cachingを有効にしていると、特定のプロジェクトやハードウェア構成で予期せずクラッシュする場合があると公式の既知問題ページで案内しています。
Compressed Disk CachingはAfter Effects 2026で初期状態から有効になっている機能なので、自分で設定を変更していなくても影響を受ける可能性があります。
Adobeから一時的な回避方法も公開されているため、After Effects 2026が落ちる場合はPCパーツを交換する前に設定を確認してみるといいですね。
この記事では、After Effects 26.0・26.2がクラッシュする原因やCompressed Disk Cachingの設定変更、最新版26.5で確認されている不具合について紹介します。
▶本記事の概要
- After Effects 2026が落ちる原因と既知の不具合
- Compressed Disk Cachingを無効にする対処法
- After Effectsが落ちる時に確認したいその他の対処法
- After Effects 26.5の修正内容と新たな既知問題
同じAdobe製品のPremiere Proでもクラッシュやキャッシュ関連のトラブルが発生する場合があります。
Premiere Proも同時に不安定になっている場合は、Adobe Premiere Proがバグる・落ちる原因と対処方法はこちらから確認できます。
After Effects 2026が落ちる原因と既知の不具合
After Effectsが突然落ちる原因は、メモリ不足やGPUドライバー、プラグインなどさまざまです。
しかし、After Effects 2026の26.0・26.2では、Adobe側が公式に認めているクラッシュ問題があります。
今回特に確認したい項目は以下です。
- Compressed Disk Cachingによるクラッシュ
- 特定プロジェクトとの互換性
- 使用しているハードウェア構成との相性
Compressed Disk Cachingでクラッシュする場合がある
Adobeによると、After Effects 26.0・26.2ではCompressed Disk Cachingが有効になっている状態で予期せずクラッシュする場合があります。
Compressed Disk Cachingとは、After Effectsのプレビュー用フレームを圧縮してディスクへ保存する仕組みです。
After Effects 2026では「Lossless Compressed Playback」として導入され、画質を落とさずキャッシュ容量を小さくできる機能になります。
ディスク使用量を抑えながら、より長い範囲をプレビューできるのがメリットですね。
一方で、Adobeは一部のプロジェクトやハードウェア構成との互換性によってクラッシュする可能性を案内しています。
After Effects 26.0または26.2へ更新した直後から突然落ちるようになった場合は、この設定を最初に確認してみると原因を切り分けやすいと思います。
Adobe公式の既知問題についてはAfter Effectsの既知の問題はこちらから確認できます。
Compressed Disk Cachingは初期状態で有効
少し分かりにくい点ですが、Compressed Disk CachingはAfter Effects 2026でデフォルトから有効になっています。
「キャッシュ設定を変更した覚えがないから自分には関係ない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、自分でオンにしていなくてもAfter Effects 2026を利用している時点で有効になっている可能性があります。
特に次のような状態であれば一度確認してみるといいですね。
- After Effects 2026へ更新してからクラッシュが増えた
- 特定のプロジェクトだけ開くと落ちる
- プレビュー中に突然After Effectsが終了する
- PCスペックには余裕があるのにAEだけ不安定になる
- 26.0または26.2を利用している
Adobe公式では回避策が用意されているため、次の項目で設定方法を紹介します。
Compressed Disk Cachingを無効にする対処法
After Effects 26.0・26.2でクラッシュが発生する場合、Adobeが案内している回避方法はCompressed Disk Cachingを無効にすることです。
設定項目は「Enable Compressed Frames (Lossless)」になります。
確認する内容は以下です。
- WindowsでCompressed Framesを無効にする方法
- MacでCompressed Framesを無効にする方法
- 設定変更後に確認したいポイント
WindowsでCompressed Framesを無効にする
Windows版After Effectsでは、環境設定のDiskから変更できます。
- After Effectsを起動する
- 画面上部の「編集」を開く
- 「環境設定」を開く
- 「ディスク」を選択する
- Disk Cacheの項目を確認する
- 「Enable Compressed Frames (Lossless)」のチェックを外す
- 設定を保存してAfter Effectsを再起動する
「Enable Compressed Frames (Lossless)」のチェックを外すことで、Compressed Disk Cachingを無効化できます。
After Effects 2026へ更新後からAEが強制終了する場合は、この状態で同じプロジェクトを開いて動作を確認してみてください。
クラッシュしなくなったのであれば、Compressed Disk Cachingとの相性が関係していた可能性があります。
MacでもCompressed Framesを無効にできる
Mac版の場合も基本的な設定内容は同じです。
- After Effectsを起動する
- After Effectsメニューを開く
- 「Settings」を開く
- 「Disk」を選択する
- 「Enable Compressed Frames (Lossless)」をオフにする
設定変更後は一度After Effectsを終了し、再起動してからクラッシュしていた操作をもう一度確認すると分かりやすいと思います。
この機能を無効にすると圧縮キャッシュによるディスク使用量の削減効果は利用できなくなりますが、クラッシュ回避を優先したい場合には試しやすい方法ですね。
ディスクキャッシュの保存先にも余裕を持たせる
After Effectsではプレビューや編集のために大量のキャッシュデータを作成します。
Compressed Framesを無効にすると、圧縮されていないキャッシュを利用するためストレージ使用量が増える可能性があります。
SSDの空き容量が少ない場合は、キャッシュ用ドライブの容量にも余裕を持たせておくと扱いやすくなると思います。
動画編集データやプロジェクトのバックアップを別ドライブに保存しておきたい方には、外付けSSDも使いやすいですね。
After Effectsが落ちる時に確認したいその他の対処法
Compressed Disk Cachingを無効にしてもAfter Effectsが落ちる場合は、今回の既知問題とは別の原因が重なっている可能性があります。
特に確認しやすい項目は以下です。
- After Effectsを最新版へ更新する
- GPUドライバーを確認する
- サードパーティ製プラグインを確認する
- メモリとストレージの使用量を確認する
- 特定プロジェクトだけで落ちるか確認する
After Effectsを最新版へ更新する
Adobeによると、2026年9月時点のAfter Effects最新版はバージョン26.5です。
26.5ではAdvanced 3Dを中心に、これまでクラッシュにつながっていた複数の問題が修正されています。
26.0や26.2を利用し続けている場合は、Creative Cloud Desktopから利用可能な最新版を確認してみるといいと思います。
ただし、仕事で利用しているプラグインや既存プロジェクトがある場合は互換性も確認しておくと安心ですね。
GPUドライバーを確認する
After EffectsはGPUを利用する処理も多いため、グラフィックドライバー側の問題で画面表示やレンダリングが不安定になる場合があります。
NVIDIAやAMD、IntelのGPUを利用している場合は、使用中のドライバーバージョンを確認します。
特にAfter Effectsだけではなく、Premiere ProやゲームなどGPUを利用する複数のソフトでクラッシュが発生している場合は、After Effects単体の不具合ではない可能性もあります。
Windows11でPC全体のパフォーマンスを確認したい方は、Windows11でPCの性能を最大限引き出す設定と最適化はこちらから確認できます。
サードパーティ製プラグインを確認する
After Effectsへ外部プラグインを多数導入している場合、After Effects本体を更新したことで互換性問題が発生することもあります。
「新規プロジェクトでは問題ないのに、特定のエフェクトを使うと落ちる」という場合はプラグインとの関係も確認してみると分かりやすいですね。
プラグイン側に最新版が公開されている場合は、After Effects 2026への対応状況も確認します。
メモリ不足とストレージ容量も確認する
今回の26.0・26.2の不具合はCompressed Disk Cachingとの互換性が原因なので、クラッシュしたからといって必ずPCスペック不足とは限りません。
ただし、4K映像や多数のレイヤー、3Dシーンなどを扱っている場合はメモリ使用量が大きくなります。
After EffectsとPremiere Pro、Photoshopなどを同時に起動している方は、タスクマネージャーなどからメモリ使用量を確認してみるといいですね。
動画編集向けPCのスペック選びで迷っている場合は、パソコン選びで失敗しないためのスペック目安はこちらから確認できます。
PC自体が落ちる場合は別の原因も考える
After Effectsだけが終了するのではなく、Windowsごと再起動したり電源が落ちたりする場合は状況が少し変わります。
CPUやGPUの温度、メモリ、電源ユニット、ドライバーなどPC側に原因がある可能性も考えられます。
PCそのものが突然再起動する症状については、PCが勝手に再起動する原因と対処法はこちらから確認できます。
After Effects 26.5の修正内容と新たな既知問題
2026年9月に公開されたAfter Effects 26.5では、クラッシュ関連を含む複数の問題が修正されています。
一方で、26.5にも新しく確認されている既知問題があります。
主なポイントは以下です。
- Advanced 3D関連の複数クラッシュが修正された
- Cineware関連のクラッシュが修正された
- 複雑すぎる3Dシーンではクラッシュではなくエラー表示になった
- 古いプロジェクトでShape・Cameraレイヤーの表示状態が変わる問題がある
Advanced 3D関連のクラッシュが複数修正
Adobeが公開している26.5の修正内容では、Advanced 3D周辺の安定性が改善されています。
たとえば、レンダリングエンジンでは処理できないほど複雑なAdvanced 3Dシーンについて、After Effectsそのものがクラッシュするのではなくエラーを表示するよう変更されました。
また、Parametric MeshやDraft 3D、Cinewareなどを利用した際に発生していた複数のクラッシュも修正されています。
3D機能を使用した時だけAfter Effectsが落ちている場合は、26.5への更新で改善する可能性があります。
古いプロジェクトではShape・Cameraレイヤーに別の不具合
最新版26.5にも既知問題があります。
Adobeによると、バージョン25.2より前で保存された既存プロジェクトを26.5で開いた場合、ShapeレイヤーやCameraレイヤーの展開状態が閉じた状態へリセットされる場合があります。
プロジェクトデータそのものが削除される問題ではありませんが、タイムライン上のレイヤー表示が以前と違って見えるかもしれません。
Adobeは回避方法として、レイヤーを手動で再び展開して現在のAfter Effectsバージョンでプロジェクトを保存し直す方法を案内しています。
26.5へ更新した直後に「以前開いていたShapeレイヤーが全部閉じている」と感じた場合は、この既知問題に該当している可能性があります。
動画編集の作業効率を上げたい場合はマウスも見直せる
After Effectsではタイムライン操作やレイヤー選択、キーフレーム編集などでマウスを長時間使うことがあります。
サイドボタンへショートカットを割り当てられるマウスであれば、動画編集でも作業を効率化しやすいと感じます。
ゲームだけでなくPC作業にも使いやすいマウスを探している場合は、買って損しないゲーミングマウスおすすめ10選はこちらから確認できます。
まとめ
今回は、After Effects 2026が突然落ちる・クラッシュする不具合について紹介しました。
After Effects 26.0・26.2では、Compressed Disk Cachingを有効にしていることで、一部のプロジェクトやハードウェア構成において予期せずクラッシュする問題がAdobeから正式に案内されています。
After Effects 2026ではCompressed Disk Cachingがデフォルトで有効なので、設定を変更した覚えがない方も影響を受ける可能性があります。
26.0・26.2でAEが頻繁に落ちる場合は、「Enable Compressed Frames (Lossless)」を無効にして動作が変わるか確認してみるといいと思います。
また、2026年9月版のAfter Effects 26.5ではAdvanced 3Dを中心に複数のクラッシュ問題が修正されています。
Compressed Disk Caching以外にもGPUドライバーやプラグイン、メモリ、ストレージなどが原因になるケースもあるため、症状が続く場合は順番に確認してみてください。
▶本記事の振り返り
- After Effects 26.0・26.2には公式確認済みのクラッシュ問題がある
- Compressed Disk Cachingが一部環境と合わない場合がある
- Enable Compressed Frames (Lossless)をオフにする回避方法が公開されている
- 最新版26.5ではAdvanced 3D関連の複数クラッシュが修正されている
- 26.5では古いプロジェクトのShape・Cameraレイヤーが閉じる別の既知問題がある
- 改善しない場合はGPUドライバーやプラグイン、メモリなども確認する
特にAfter Effects 2026への更新直後からクラッシュが始まった場合は、いきなりPCパーツの故障と判断せず、まずAdobe公式の既知問題とCompressed Disk Cachingの設定を確認してみると原因を見つけやすいですね。


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