
通常のOneDriveは開けるのに、「個人用Vaultだけ開かない」「ロック解除の途中で止まる」と困っていませんか?
Personal Vaultは通常のOneDriveフォルダーとは異なり、重要なファイルを保護するために追加の本人確認が必要になる領域です。
そのため、OneDriveへサインインできていても、個人用Vaultだけ認証コードやMicrosoft Authenticatorなどを求められることがあります。
また、「さっき開いたのに再びロックされている」という場合も、必ずしも不具合ではありません。
Personal Vaultには自動ロック機能があり、一定時間操作していない場合は再び本人確認が必要になります。
さらに、Vault内のファイルはOneDriveの通常検索結果に表示されない仕様です。
「検索しても出てこないからファイルが消えた」と判断する前に、Personal Vaultを直接開いて確認することが大切ですね。
この記事では、OneDrive 個人用Vault 開かない時に確認したいポイントを、ロック解除・本人確認・Web版とPC版の切り分けまで順番に解説します。
▶本記事の概要
- OneDriveの個人用Vaultが開かない時に最初に確認すること
- 個人用Vaultのロック解除・本人確認ができない時の対処法
- Web版とPC版でPersonal Vaultを切り分ける
- Vaultは開けるのにファイルが表示されない時の確認方法
- まとめ|通常のOneDriveとPersonal Vaultを分けて確認
OneDriveの個人用Vaultが開かない時に最初に確認すること
- 個人用Microsoftアカウントを利用しているか確認する
- Personal Vaultがロック状態になっていないか確認する
- 本人確認方法を利用できる状態か確認する
- PCではPersonal Vaultの表示場所を確認する
個人用Microsoftアカウントを利用しているか確認する
最初に、OneDriveへログインしているアカウントを確認してみてください。
Microsoft公式では、Personal Vaultは個人向けOneDriveを利用するユーザー向けの機能として案内されています。
会社や学校から発行された職場・学校アカウントを利用している場合は、個人用Vaultが表示されないことがあります。
Microsoftアカウントを複数使っている方は、普段Personal Vaultを利用していた個人アカウントでOneDriveへサインインしているか確認すると分かりやすいですね。
Personal Vaultは通常のフォルダーとは違う
Windows PCでは、Personal Vaultが通常のフォルダー一覧と同じ場所に見つからない場合があります。
Microsoft公式では、PC上のPersonal Vaultはセキュリティで保護された領域のため、フォルダー一覧ではなくファイル一覧にショートカットとして表示されると案内されています。
そのため、エクスプローラー左側のフォルダーだけを探して「個人用Vaultが消えた」と判断しないようにしましょう。
- エクスプローラーを開く
- OneDriveを選択する
- ファイル一覧を確認する
- 「Personal Vault」または「個人用Vault」を探す
見つかった場合はダブルクリックし、本人確認画面へ進みます。
Personal Vaultは追加の本人確認が必要
通常のOneDriveファイルはアカウントへサインインした状態で開けますが、Personal Vaultには追加のセキュリティがあります。
Microsoft公式では、次のような確認方法を利用してVaultへアクセスできると案内されています。
- Microsoft Authenticator
- メールで送られる確認コード
- SMSで送られる確認コード
- PIN
- 顔認証
- 指紋認証
OneDrive自体にログインできている=Personal Vaultも本人確認なしで開ける、という仕組みではありません。
Vaultだけ開けない場合は、まず追加認証が正常に完了しているか確認してください。
Microsoft公式の現在のPersonal Vault仕様は、Personal VaultでOneDriveファイルを保護する方法はこちらから確認できます。
個人用Vaultのロック解除・本人確認ができない時の対処法
- 利用できる本人確認方法を選択する
- 確認コードが届かない時は登録情報を確認する
- 自動ロックされる仕様を確認する
- 何度もロックされる場合は自動ロック時間を確認する
利用できる本人確認方法を選択する
Personal Vaultを開くと本人確認方法の選択画面が表示されます。
SMS、メール、Microsoft Authenticatorなど、現在利用できる方法を選択してください。
例えばSMSを選んだ場合は、登録している電話番号へ届いたコードを入力します。
Authenticatorを利用している場合は、アプリ側に表示された確認内容に沿って認証しましょう。
以前使っていた電話番号やメールアドレスへコードが送られる状態になっていると、Vaultのロック解除を完了できません。
本人確認画面に表示される連絡先を見て、現在も利用できるものか確認すると原因を見つけやすいと思います。
確認コードが届かない時はMicrosoftアカウント情報を確認する
メールやSMSを選択したのに確認コードが届かない場合は、Microsoftアカウントに登録しているセキュリティ情報を確認します。
Microsoft公式でも、コードを受信できない場合はアカウントに登録している電話番号などを確認するよう案内されています。
メールの場合は迷惑メールフォルダーへ入っていないかも確認してみてください。
SMSなら、電波状況やSMSを受信できる電話番号かを確認します。
別の本人確認方法が表示されているのであれば、そちらへ切り替えて試す方法もありますね。
ただし、本人確認のためのコードやパスワードを第三者へ伝えないよう注意してください。
一定時間で自動的にロックされる
Personal Vaultは、一度ロック解除したら永久に開いた状態になる機能ではありません。
Microsoft公式では、保護のため一定時間操作がない場合に自動ロックされると案内されています。
Web版では、20分間操作がないとPersonal Vaultがロックされます。
そのため「少し前まで開けていたのに、戻ったらもう一度本人確認が出た」という状態は正常な場合があります。
自動ロック後は、再びPersonal Vaultを開く際に本人確認が必要です。
動画やファイルを開いたまま放置していた場合も、ロックによってアクセスが停止することがあります。
Windowsでは自動ロック時間を確認できる
WindowsのOneDriveアプリでは、Personal Vaultを自動ロックするまでの待機時間を確認できます。
- タスクバーのOneDriveクラウドアイコンを選択する
- 歯車アイコンから「設定」を開く
- 「アカウント」を確認する
- 「個人用Vault」の項目を確認する
- 自動ロックまでの時間を確認する
「開いてもすぐロックされる」と感じる場合は、現在設定されている時間を確認してみてください。
なお、スマートフォン版では既定で短時間の非アクティブ後にロックされます。
安全性を高めるための機能なので、ロック解除を何度も求められること自体が不具合とは限りません。
Web版とPC版でPersonal Vaultを切り分ける
- 最初にWeb版OneDriveから開けるか確認する
- Web版だけ開ける場合はPC版OneDriveを確認する
- Web版でも開けない場合は本人確認やアカウントを確認する
- エラーコードが出た場合は内容を記録する
Web版OneDriveでPersonal Vaultを開いてみる
Windows PCで個人用Vaultが開かない場合は、Web版OneDriveでも同じ状態になるか確認すると原因を切り分けやすくなります。
- ブラウザでOneDriveへアクセスする
- 普段使用している個人用Microsoftアカウントでサインインする
- ファイル一覧からPersonal Vaultを開く
- 本人確認を行う
- Vault内のファイルが表示されるか確認する
Web版で正常に開けるのであれば、MicrosoftアカウントやVault内のデータそのものより、Windows側のOneDriveアプリに原因がある可能性を考えやすくなります。
Web版は開けるのにPC版だけ開けない場合
Web版ではPersonal Vaultを開けるものの、Windowsのエクスプローラーからだけ開けない場合はOneDriveアプリを確認します。
まずタスクバーのOneDriveアイコンが表示されているか確認してください。
OneDriveが終了している場合は、スタートメニューからOneDriveを起動します。
その後、同期が完了するまで少し待ってからPersonal Vaultを開いてみましょう。
PCを再起動してOneDriveを起動し直す方法もあります。
特定のファイルを開いたりコピーしたりした時に「0x8007016A:クラウドファイルプロバイダーが実行されていません」と表示される場合は、Personal Vaultのロック解除とは別の問題です。
その場合は、OneDriveの0x8007016Aでコピーできない原因と対処法はこちらから確認できます。
Web版でもPersonal Vaultが開かない場合
PC版だけでなくWeb版でもPersonal Vaultをロック解除できない場合は、OneDriveアプリより本人確認やMicrosoftアカウント側を優先して確認します。
- 正しい個人用Microsoftアカウントか
- 本人確認コードを受信できるか
- Authenticatorを正常に利用できるか
- Microsoftアカウントのセキュリティ情報が最新か
- ブラウザを変えても同じ状態か
Microsoft EdgeやChromeなど、別のブラウザで同じPersonal Vaultを開いて比較する方法もあります。
ブラウザを変更しても本人確認の同じ場所で止まるのであれば、ブラウザ固有の問題ではない可能性が高くなりますね。
MacではWeb版から確認する
Microsoft公式の現在の案内では、Personal VaultはWeb、モバイルアプリ、Windows PCで利用できる機能として掲載されています。
MacのOneDriveアプリ内でPersonal Vaultが見つからない場合は、まずブラウザからOneDrive.comへアクセスして確認してください。
「Macで表示されないからVaultが消えた」と判断せず、Web版から同じ個人アカウントでアクセスすると分かりやすいと思います。
エラーコードが表示されたら正確に記録する
Personal Vaultのロック解除時にエラーが表示された場合は、画面に出ているコードやメッセージを記録しておきます。
例えば「エラーが出た」という情報だけより、エラーコード・表示された文章・発生した操作が分かる方が原因を探しやすくなります。
- 表示されたエラーコード
- エラーメッセージ全文
- Web版かPC版か
- 本人確認前か確認後か
- ほかのOneDriveファイルは開けるか
この情報を残したうえでMicrosoftサポートの案内を確認すると、Personal Vault以外のOneDriveトラブルと区別しやすいですね。
いきなりOneDriveの再インストールやアカウント解除を行うより、Web版との比較を先に行う方が安全だと思います。
Vaultは開けるのにファイルが表示されない時の確認方法
- OneDrive検索ではVault内ファイルが出ない仕様を確認する
- Vaultを直接開いてファイルを探す
- 削除したファイルはVaultを解除してごみ箱を確認する
- 特定ファイルだけ問題がある場合は同期状態を確認する
- 重要なファイルは必要に応じて別媒体にもバックアップする
Personal Vault内のファイルは検索結果に出ない
Personal Vaultは開けるものの、OneDriveの検索から目的のファイルを探しても見つからない場合があります。
これは不具合とは限りません。
Microsoft公式では、プライバシー保護のためPersonal Vault内のアイテムは検索結果に表示されないと案内されています。
そのため、以前Vaultへ保存したファイルを探す場合は検索欄ではなくPersonal Vaultを直接開いてください。
「検索に出ない=削除された」という意味ではありません。
重要書類を探している時ほど、この仕様を知っておくと焦らず確認できると思います。
削除したファイルはごみ箱の表示方法にも注意する
Personal Vaultから削除したファイルをOneDriveのごみ箱で探しても、すぐには表示されない場合があります。
Microsoft公式では、Personal Vaultから削除したアイテムは、Vaultがロックされているとごみ箱に表示されないことがあると案内されています。
OneDrive Web版のごみ箱で「Personal Vaultアイテムを表示する」などの操作を行い、本人確認後に確認します。
削除したファイルを探している場合は、通常のOneDrive検索だけではなくごみ箱も確認するとよいでしょう。
特定のファイルだけ同期できない場合
Personal Vaultそのものは正常に開けるのに、一部のファイルだけ同期できない場合はVaultのロックとは別の原因が考えられます。
OneDriveではファイル名に使えない文字や、長すぎる保存パスによって同期できないことがあります。
「Personal Vaultは開ける」「ほかのファイルは正常」「1つだけ赤い×印が付く」といった状態なら、ファイル名や保存場所を確認してみてください。
詳しくはOneDriveでファイル名が原因で同期できない時の対処法はこちらで解説しています。
重要なファイルは別媒体へバックアップする方法もある
Personal Vaultは重要ファイルを追加の本人確認で保護できる便利な機能ですが、重要なデータをOneDriveだけに置く必要はありません。
Vaultのロック解除後にファイルを正常に開けることを確認し、必要であれば外付けSSDなどへバックアップを作る方法もあります。
私の場合、外付けストレージを使うなら持ち運びやすく容量にも余裕がある1TBクラスが扱いやすいと感じます。
例えばSanDiskのポータブルSSD 1TBであれば、OneDriveとは別の場所に写真や書類のコピーを保存したい場合にも利用できます。
ただし、個人情報や重要書類をSSDへ保存する場合は、紛失時に備えてBitLockerなどの暗号化も検討すると安心ですね。
まとめ|通常のOneDriveとPersonal Vaultを分けて確認
OneDrive 個人用Vault 開かない状態になった場合は、通常のOneDriveが使えるかどうかだけで判断しないことがポイントです。
Personal Vaultには追加の本人確認があるため、OneDriveへログイン済みでもSMS・メール・Authenticatorなどによる認証を求められます。
また、一定時間操作しないと自動的に再ロックされる仕組みです。
WindowsでPersonal Vaultが見つからない場合は、フォルダー一覧だけでなくOneDriveのファイル一覧を確認してみてください。
PC版で開けない場合は、Web版OneDriveから同じ個人用MicrosoftアカウントでPersonal Vaultを開けるか確認すると原因を切り分けやすくなります。
Web版では開けるならPC側、Web版でも開けないなら本人確認やアカウント側を中心に確認すると分かりやすいですね。
さらに、Vault内のファイルは通常のOneDrive検索結果には表示されません。
ファイルが見つからない場合は検索だけで判断せず、Personal Vaultのロックを解除して中を直接確認してください。
▶本記事の振り返り
- Personal Vaultは個人向けOneDriveの保護領域
- 通常のOneDriveとは別に追加の本人確認が必要になる
- 確認コードが届かない場合はMicrosoftアカウントの登録情報を確認する
- Web版では20分間操作がないと自動的にロックされる
- Windowsではファイル一覧からPersonal Vaultを確認する
- PC版だけ開かない場合はWeb版でも確認する
- Web版でも開かない場合は本人確認やアカウントを確認する
- エラーコードが出たら正確な内容を記録する
- Personal Vault内のファイルは通常検索に表示されない
「Vault自体が見つからない」「Vaultはあるがロック解除できない」「開けるがファイルが見つからない」の3つに分けて確認すると、原因を整理しやすいと思います。
なお、Personal Vaultは正常に開くもののファイルをコピーする際に0x8007016Aが表示される場合は、今回とは別のOneDriveトラブルです。詳しくはOneDriveの0x8007016Aでコピーできない時の対処法はこちらから確認できます。


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