Windows HelloでPINを設定しようとして「0x80090011」が表示されると、ログインできなくなるのではと不安になりますね。PINを作り直そうとしても同じ画面へ戻る場合があります。
Microsoftのエラー一覧では、このコードは鍵やコンテナーが見つからない状態と説明されています。個人PCと会社・学校のPCでは対応が異なるため、最初に利用環境を確認します。
▶本記事の概要
- 0x80090011が表示される原因
- PINを再設定する前に試せること
- 直らない場合の相談先と注意点
- まとめ
0x80090011が表示される原因
このエラーはWindows HelloのPIN登録時に表示されることがあり、パスワードを間違えたという意味とは限りません。
- PIN登録に使う情報を見つけられない
- 会社・学校の端末か確認する
PIN登録に使う情報を見つけられない
Windows HelloのPINはサインイン用の認証情報です。Microsoftは0x80090011を「コンテナーまたはキーが見つからない」エラーとして公開しています。
PINの数字を何度も変えるだけでは改善しない場合があるため、先に再起動やアカウントの状態を確認したいですね。
会社・学校の端末か確認する
Microsoftの公開手順にはMicrosoft Entra IDへ参加した組織端末向けの対処が含まれます。個人のMicrosoftアカウントで使う家庭用PCとは管理方法が異なります。
会社のPCで組織との接続を解除すると業務アプリに影響する可能性があります。自己判断で解除しないようにしましょう。
PINを再設定する前に試せること
初期化やTPMのクリアではなく、影響の小さい操作から確認していきます。
- 再起動してもう一度登録する
- 別のサインイン方法を確保する
再起動してもう一度登録する
作業中のファイルを保存し、Windowsを再起動します。その後「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」でWindows Helloの状態を確認してください。
一時的な登録失敗なら、再起動後に通る場合もあるかもしれません。
- 作業内容を保存してPCを再起動する
- 設定から「アカウント」を開く
- 「サインイン オプション」を確認する
- PINの作成・変更をもう一度試す
別のサインイン方法を確保する
PINが利用できないときも、設定しているアカウントによってはパスワードでサインインできます。ログイン画面の「サインイン オプション」を確認してください。
PINや顔認証だけに頼らず、アカウントのパスワードと回復手段を確認してから作業を進めると安心です。
直らない場合の相談先と注意点
エラーが続く場合は、端末の管理状態に合わせて対応を分けます。
- 組織管理PCは管理者へ連絡する
- TPMのクリアや認証情報削除は最後にする
組織管理PCは管理者へ連絡する
MicrosoftのWindows Hello for Business向け案内では、0x80090011の対処としてEntra IDへの再参加が示されています。ただし、これは組織管理者が環境を確認して行う作業です。
Microsoft公式のPIN作成エラー一覧を管理担当者へ共有すると状況を説明しやすくなります。
TPMのクリアや認証情報削除は最後にする
PINのトラブルだけでTPMを初期化すると、BitLockerや保存済み認証情報に影響するおそれがあります。必要性が不明な段階では実行しない方法が安全です。
暗号化ドライブで回復キーを求められる場合は、データを守るためのバックアップ記事なども参考に、先にデータ保護を確認しておきましょう。
まとめ
Windows Helloの0x80090011は、PIN登録で必要な情報を見つけられない場合のコードです。再起動とサインイン方法を確認し、組織管理PCなら担当者に相談します。
▶本記事の振り返り
- 0x80090011はPIN登録に関係するエラー
- 再起動とサインイン オプションを確認する
- 家庭用PCと会社PCでは対処が異なる
- TPMのクリアは自己判断で実施しない
ログインできているうちにパスワードとアカウントの回復手段を確認すると、次にPINが使えなくなった際も落ち着いて対応できると思います。

コメント