DTMをする際のおすすめPCスペックは何か?【作曲歴7年がたどり着いたPC】

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「DTMを始めてみたいけれど、パソコンはどれを選べばいいのだろう?」

「音楽制作を快適に楽しむためには、どのくらいのPCスペックが必要なのかな?」

これからDTMを本格的に始めたい方や、今使っているパソコンの動作が重くて買い替えを検討している方は、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。

この記事ではFL Studioで作曲してくる自分が7年作曲してきて学んだことを共有するものになります。今回は少し番外編ということでDTMをする際の快適なPCスペックについて話していこうかなと思います。

▶本記事の概要

  • 私がDTMで使用しているノートPCのスペック
  • DTMをする際のおすすめPCスペックはなにか
  • 快適なPCでDTMをした時に感じたこと

これらを解説していきます。

私はYouTubeチャンネルで作曲した音楽を投稿し続けて2026年時点で約7年ほど、作曲のレベルもある程度上がってきました。新曲も以下に乗せておくので、このレベルの作曲をしたい方は参考になる記事だと思います。

なぜ私がFL Studioを使っているのかについては「FL Studioの魅力とは?」にて話しています。長年の制作経験から、どのような機材環境が作業を快適にするのかが分かるようになってきました。

過去には「FL Studioで約5年ほど作曲して上達した話【継続は大事です】」という記事も書いていますので、継続して音楽を作ることの大切さや上達のプロセスに興味がある方は、あわせて読んでみてくださいね。

では本題に入りましょう。

私がDTMで使用しているノートPCのスペック

私がDTMで使用しているノートPCのスペック

まずは、現在私が実際にDTMの現場で使用しているメインのノートPCのスペックを公開します。初音ミクなどのボーカロイドや、さまざまなプラグインシンセ、エフェクトを多用した楽曲制作でも、この構成で非常にスムーズに動作しています。

  • [本体] MSI Modern-14-H-D13MG-4165JP (本体サイズ W313.7×D236×H18.6mm / 1.6Kg)
  • [OS] Windows 11 Home 64bit
  • [CPU] 第13世代 Intel® Core™ i9-13900H
  • [グラフィックス] インテル® Iris® Xe グラフィックス
  • [ メモリー (最大64GB:空き0)] 32GB(16GBx2) – DDR4-3200 SO-DIMM】
  • [システムストレージ] 【NVMe・PCIe4.0】 1TB – 初期搭載M.2 SSD PCIe4.0 x4
  • [サウンド] 2ch ハイクオリティーステレオスピーカー
  • [有線ネットワーク] ギガビットLAN
  • [無線ネットワーク] IEEE 802.11ax + Bluetooth 5.3
  • [Thunderbolt 4] Thunderbolt 4
  • [ディスプレイ] 14.0インチ WUXGA 1920×1200
  • [キーボード] 日本語キーボード 10キー無し
  • [電源] 90W ACアダプター

このスペックを見ていただくと分かりますが、特にCPUとメモリに重点を置いています。

ノートパソコンでありながら驚くほど軽快に動作しますので、自宅だけでなく場所を選ばずに作曲に没頭できるのが大きなメリットだと感じますね。

DTMをする際のおすすめPCスペックはなにか

それでは、これから新しくパソコンを用意する方に向けて、具体的にどのようなスペックを見れば良いのかを、各パーツごとに詳しく解説していきます。

DTM用パソコンを選ぶ際に、特に注目していただきたい重要パーツは以下の4つです。

  1. CPU(パソコンの脳みそ・最重要パーツ)
  2. メモリ(作業机の広さ・同時並行の処理能力)
  3. ストレージ(データを保存する棚の容量と速度)
  4. グラフィックボード(画面描写の処理能力)

これらについて、快適に音楽制作ができる基準を見ていきましょう。

1. CPU:DTMの処理速度を決める最重要パーツ

DTMにおいて最も重要と言っても過言ではないのがCPUです。

音源をリアルタイムで鳴らしたり、多数のエフェクトを同時に処理したりする際に、CPUの性能がダイレクトに影響します。

  • 最低ライン:Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 以上
  • おすすめライン:Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 以上
  • プロ・ヘビーユーザー:Intel Core i9 / AMD Ryzen 9

私が使用しているノートPCには「第13世代 Intel Core i9-13900H」が搭載されています。これほどのハイエンドCPUであれば、トラック数が多くなったり、重いプラグインを複数立ち上げたりしても、処理が追いつかずに音がプツプツと途切れるようなストレスはほとんどありません。長く快適に使い続けたいと考えている方は、予算が許す限りCPUにはこだわってみるのが良いと思います。

2. メモリ:たくさんの音源を同時に読み込むための作業スペース

メモリは、パソコンが一度に処理できる作業スペースの広さを表しています。

DTMでは、サンプリング音源と呼ばれる大容量のデータをメモリ上に読み込んで鳴らすことが多いため、メモリ不足は致命的な動作遅延の原因になりますね。

  • 最低ライン:16GB(シンプルな曲構成向け)
  • おすすめライン:32GB(多くのプラグインや生楽器系音源を使う方向け)
  • プロ・ヘビーユーザー:64GB以上(オーケストラ編成や超高音質音源を多用する方向け)

最近のソフトシンセやエフェクトは非常に高品質になっている反面、メモリの消費量も大きくなっています。16GBでもスタートはできますが、トラック数が増えてくると窮屈に感じてしまうかもしれません。私のPCのように32GBを搭載しておけば、一般的なポップスやEDMなどの制作において、メモリ不足を心配することはほぼなくなるでしょう。

3. ストレージ:音源の読み込み速度と保存容量

ストレージは、作成した楽曲データや、楽器の音を録音した膨大なサウンドライブラリを保存しておく場所です。

これには「SSD」と「HDD」の2種類がありますが、DTM用パソコンとしてはHDDではなく、圧倒的に高速なSSDを選ぶのが主流になっていますね。

ちなみに私は1TBを使用していますが、すでに空き容量が残り30GB。。。

余裕のある方は2TBにすることをおすすめします。私も増設を考えています。

  • 最低ライン:SSD 512GB
  • おすすめライン:SSD 1TB 以上
  • プロ・ヘビーユーザー:SSD 2TB 以上 + 外付けSSD

最近の高品質なドラム音源やピアノ音源などは、1つのソフトだけで数十GB〜数百GBの容量を消費することもあります。そのため、256GBなどの小さな容量では、すぐにパソコンの容量がいっぱいになってしまうかもしれません。私のPCには1TBのNVMe SSDが搭載されていますが、このくらいの容量があると、複数の大容量音源をインストールしても余裕を持って作業を進められます。また、読み込み速度が非常に速い規格(PCIe4.0)なので、プロジェクトを立ち上げる際の待ち時間も短く、ストレスフリーだと感じますね。

4. グラフィックス:画面を滑らかに動かすための処理

ゲームを遊んだり動画編集をしたりするパソコンでは、独立したグラフィックボード(GPU)が必須になりますが、DTMにおいてはそれほど高い映像処理能力は求められないことが多いです。

基本的には、CPUに内蔵されているグラフィックス機能だけでも十分に動作します。

  • 最低ライン:CPU内蔵グラフィックス(Intel Iris Xe / AMD Radeon など)
  • おすすめライン:動画編集やゲームも兼ねるならエントリークラスのGPU(GeForce RTX 4050 / 3050 など)

私のノートPCも「インテル Iris Xe グラフィックス」というCPU内蔵のものが使われています。3Dゲームを最高画質で動かすのには向きませんが、FL StudioなどのDAWソフトの画面を表示したり、プラグインのエフェクト画面を滑らかに動かしたりする分には全く問題ありません。グラフィックスにかける予算を抑えて、その分をCPUやメモリの強化に回すのが、DTM用PCを選ぶ際の上手な予算配分のコツだと言えますね。

もし、予算の都合でスペックの高い新品パソコンを用意するのが難しい場合は、中古のパソコンを視野に入れるのも一つの方法かもしれません。ただし、中古パソコンを選ぶ際には、年式が古すぎたり、パーツの劣化が進んでいたりするリスクもあるため、少しだけ注意が必要です。後悔しないための選び方については「中古PC選びの注意点7選!後悔しないためのパーツチェックと選び方」という記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

快適なPCでDTMをした時に感じたこと

快適なPCでDTMをした時に感じたこと

ここまで具体的なおすすめスペックをお伝えしてきましたが、ここからは、実際に私が快適な環境でDTMを行うようになってから実感した本音をお話ししようと思います。

スペックに余裕のあるパソコンで作曲をするようになってから、私の音楽制作の環境はそれまでと比べて大きく変わりました。具体的には、以下のようなメリットを日々肌で感じています。

  • フリーズや音切れの恐怖から解放されて創作に集中できる
  • プラグインの立ち上がりが速くひらめきを逃さない
  • トラック数を気にせずに思い通りのアレンジができる
  • 書き出し時間が大幅に短縮されて作業効率が上がる

以前、スペックがギリギリのパソコンを使っていた頃は、トラックが増えるたびに「これ以上プラグインを挿したら固まるかもしれない」とビクビクしながら作業をしていました。

せっかく良いメロディが思い浮かんだのに、パソコンの動作がカクついている間に作業の手が止まってしまい、モチベーションが下がってしまうことも多かった気がします。

しかし、現在のCore i9とメモリ32GBの環境になってからは、そうした心配が一切なくなりました。重いシンセサイザーのプラグインを何個立ち上げても、初音ミクなどのボーカロイドを何トラック並べても、パソコンは涼しい顔でスムーズに動いてくれます。自分の「作りたい」という気持ちに対して、パソコンの処理がしっかりと追いついてきてくれる感覚は最高です。

また、楽曲を最終的な音声ファイルに書き出す(レンダリングする)スピードも劇的に早くなりました。修正しては書き出して確認、という細かいブラッシュアップの作業がスムーズに行えるため、結果として1曲あたりのクオリティも高くなったと感じます。

もちろん、最初から最高峰のスペックを揃えるのは金銭的にも大変かもしれません。しかし、パソコンのスペック不足によるストレスは、想像以上にクリエイターのやる気を削いでしまうものです。これから長く音楽制作を趣味として、あるいは本格的な活動として続けていきたいと考えているのであれば、パソコンへの投資は決して無駄にはならないと思います。

この記事が参考になれば幸いです

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